酸ヶ湯温泉
東北（青森県）格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
青森　酸ヶ湯温泉

≪２０１２年０９月宿泊≫（１泊）

久しぶりの青森湯めぐりで、かつて５～６年前に宿泊したことがある酸ヶ湯に泊りました。
自炊素泊まりでも一人１泊だと少々割高になって＠５０００＋消費税￥２５０＋入湯税￥１５０です。

前回は食事つき湯治部屋宿泊で食事がショボくて今度泊るなら食事なし、ただし混浴目当ての目つきのギラギラした客の少ない時期、と心に決めた記憶があり、まぁさすがに温泉情報サイトで酸ヶ湯の記事がないのもナンなのでホームページの記事ネタ程度のノリで自炊再訪です。

１泊だけなのでフルに自炊するほどのことでもなく、下界で惣菜を仕入れて投宿しました。









チェックインは１５時ですが、１４：３０頃着いて確認したらたら入室許可が出ました。
公式ホームページから宿泊予約したのですが、過去に泊ったことはないかいろいろ聞かれました。
たぶん客のリピート管理をやっているのでしょうね。

ご案内いただいたのは３号館１階なかほど右側、３１０号室です。
共同炊事場にも近い（今回はお湯を沸かしただけでご厄介にはなりませんでしたが）部屋です。


廊下と木のドアで仕切られた踏み込みのない部屋で廊下にスリッパを脱いで入室、６畳客室＋テレビなどが設置された床の間１畳、窓側にカーテンなし／網戸ありの板の間２畳があって障子で仕切られています。
前回泊った６号館（？）には板の間はなかった記憶があります。





窓際板の間には籐のテーブルセット、扇風機、電気ストーブ、８０リットルくらいの冷蔵庫があります。
外には５号館が７ｍほどの先に建っていて、ちょっとお互い部屋の中が見える印象ですが、５号館には板の間はないように見えます。


室内設備は和テーブルと座布団、７チャンネル映る１４インチ無料アナログテレビ（ＢＳ放送かな？）、金庫、作りつけの衣装入れ、ポット＆お茶セットといったところでお着き菓子（そばもろこし２枚）です。


アメニティはティッシュ、浴衣、丹前、バスタオル、フェイスタオルで、予想していたよりは充実したお部屋です。

下界はまだ３０℃前後ありましたが、ここまで来ると（天候があまり良くないこともありますが）日中２４℃くらいと過ごしやすいのはナイスですね。
押入れは羊毛敷布団・羽根掛け布団・毛布×各３で、そこそこいい宿泊料金なだけあって、寝心地は悪くはありません。

コンセントはテレビ後ろ２口×１（ＴＶ）で、冬場にはガス検知器がつなぎこまれるようです。板の間窓際にも２口×１があって、冷蔵庫で１口使用です。テレビ横にガスストーブ用と思われるガス口×１があります。

千人風呂はフロント奥右手にあって、いつも混んでいます。



脱衣所外に貴重品入れ・下足箱（いずれも無料）がある男女別脱衣所入口を入ると、脱衣所内には１００円ロッカーもあります。

浴槽は男女エリアが半々に設定された熱湯（４ｍ×８ｍくらい４２～４３℃）と別源泉らしき四分六分湯（８ｍ×１５ｍくらい４３～４４℃）があり、かけ湯用の冷湯、打たせ湯があります。女性脱衣所から四分六分湯には衝立が立ててあり、浴室内に温水蛇口やシャワーはありません。

入浴客の多い時間帯にはやたら男性エリアだけが混みあうのですが、どうせ混浴中には女性はせいぜい２～３人しか入ってこないのだから、もう少し運用を柔軟にして、男性エリア比率を広げてくれればいいのに、という印象はあります。
なお女性専用時間帯は８時～９時、２０時～２１時です。

千人風呂とは別に男女別浴室（玉の湯）があります。


浴槽は１．５ｍ×３ｍくらいで、温水蛇口・シャワーが４基あってシャンプー・リンス・石鹸が備え付けで、脱衣所には貴重品入れもあります。
こちらはそこそこ新しくて、昔千人風呂の奥にあった古びた男女別浴室はなくなったのか、ちょっと気にかかります。

両浴場とも写真撮影禁止なので、浴室中の写真を撮ることはできませんでした。
ご興味ある方は公式ＨＰや各種書籍をご覧になるか、もっと気になる方は是非酸ヶ湯に泊りに行ってください。

共同炊事場設備は流し（蛇口５ほど）、無料２口コンロ×２、電子レンジ、コインランドリー×２、鍋釜ほんの若干、食器洗剤あり、といった感じです。


客収容数からすると少々規模不足にも思えますが、奇麗ではあり、部屋から近いので四六時中炊事しながらの世間話が良く聞こえます。





５号館の炊事場も確認しましたが、やはり収容人数の割には小規模でした。




宿自体は６号館まであってとても大規模で中をウロウロするだけでも探検気分を楽しめますが、ピーク時期でもないのに館内は客でいっぱいです。紅葉期などどんだけ混むのだろうかと思ってしまいます。



今回は風呂も館内もマシな混み具合で、まったく寛げないというほどの騒然感はありませんでしたが、行楽シーズンに訪問するのはやめておくほうがよいでしょう。
千人風呂そのものは風情があってすばらしいので、当宿を訪問するならウザい客が来ず空いていてのんびり寛げるであろう１～２月頃、できれば平日がいいでしょうね。