やな川屋旅館
東北（山形県）格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
米沢　小野川温泉

≪２０１２年０９月宿泊≫（１泊）

ちょっと所用がって上山温泉に宿泊したのですが、土曜日朝に上山解散とくれば山形でもうひと風呂して帰るしかないじゃないか、ということで小野川温泉を攻めることにしました。

自炊湯治受け入れをＨＰなどで公表している宿は数軒（あまり積極的にしていない宿はもう少しあるようですが）で、今回はやな川屋旅館さんに自炊素泊まり＠３０００＋サービス料＠３００＋消費税￥１６５＋入湯税￥７５の都合３５４０でお世話になってみることにしました。

やな川屋旅館さんは温泉街のほぼ中央にある、当地では結構規模の大きな宿です。
チェックイン１５時とのことでしたが、宿泊者のみが入手できる湯めぐり手形をゲットしてとりあえずひと風呂巡ろうと１４時に帳場に立ち寄ったら、すでに入室ＯＫとのことでした

車は宿建物の１階部分に６台ほど駐車スペースがあったのでそこに突っ込みました。
宿手前右手に入っていく路地の先、別館のほてい荘との間に２０台弱の駐車スペースがありますが、雨天の時とか冬場の降雪時には建物の下のほうが何かと都合良いのでもし当宿に宿泊するなら早目に到着して建物下に停めるのが賢明です。



なお湯めぐり手形は入浴チケットシールが３枚ついた木彫りの独楽で、＠１０００で３箇所入湯できます。湯めぐりのときは、車は温泉街入口近くのインフォメーションセンターの裏手に無料駐車場があるので、そこに停めます。

さて湯めぐりの後チェックインしてお世話になったのは２階菊の間、４畳半２室が畳１枚を介して段違いにつながった、若干イビツな形をしています。畳枚数でいうと９畳＋板敷き部０．５畳ほどです。
まぁ自炊なのでイビツでも広いから良しとして、０．５畳ほどの廊下の凹みにスリッパを脱いで入室です。


部屋入り口は外鍵がかかります。


右側（４畳半）には小さな鏡台、２３インチワイドくらいの６チャンネル映る無料デジタルテレビ、金庫、和テーブル、お茶セットが備え付けられており、作りつけの衣装入れがあります。やや効きの良くないエアコン付きです。窓には網戸・障子がはられています。
左側（４畳＋板敷き）は、設備はなにもなくて窓には網戸、障子、カーテンがついているので、寝るのはこちら側がよさそうです。





アメニティはティッシュペーパー、「逢わせ焼き」という表示の柔らかめのせんべい菓子のお着き菓子があります。


布団は押し入れに木綿敷布団＋木綿掛け布団が各２ありました。
ひんやり心地よい山の空気、厚手でしっかり遮光するカーテンのおかげで朝までぐっすりでした。
コンセントはテレビ脇２口×１（ＴＶで１使用）、４畳半窓側壁に２口×１、４畳廊下側壁に２口×１で、結構充実です。

風呂は男女別内風呂×２＋男女別展望露天×１と、なかなかバラエティー豊富です。

別館ほてい荘側の内風呂小町の湯は、５～６人サイズ浴槽、シャワー＆蛇口２基、シャンプーとボディーシャンプーの４５～４６℃の風呂です。
本館側の風呂と違ってこちらにはあまり日帰り入浴客は進入してこないようで、結構空いている（というか今回は貸切）ようでした。





別館渡り廊下にある斧川の湯は結構新しくて大きい風呂で、１５～２０人で４３℃くらいの浴槽、シャワー＆蛇口６～７基、シャンプー・ボディーソープあり、といった感じです。入り口前にちょっとした湯あがり処があります。







宿の５階屋上には展望露天風呂があり、景色はさほどでもないものの見晴らしの良い７～８人浴槽だけがあります。展望露天は６時～２２時で、出たところには少々うらぶれた感のあるカラオケコーナーがあります。




いずれのお風呂も硫黄臭はあまり感じられませんでした。

共同炊事場は２階中央付近で、蛇口４の流し、１５分＠１０のコンロ×３基、１００リットルほどの冷蔵庫×２で、電子レンジはありません。鍋釜食器類は、流しやコンロの下にそこそこありました。食器洗剤＆スポンジはあります。
今回は他の自炊客はいなかったようで、炊事場を気持ちよく独占使用させていただきました。



小野川温泉もご多分にもれずあまり宿泊客が多くはなさそうで、当宿も数十の客室があって土曜日夜なのにお客さんは５組でした。日帰り入浴はかなり多いんですけどね。


やな川屋旅館さんに関しては、今回の宿泊では硫黄臭がほとんど感じられませんでしたが、小野川温泉は降雪期にのんびりくつろぎにくるのに良さそうです。

なお、やな川屋旅館さんには帳場に無線ＬＡＮ親機があって、パスワードなしでフロントで速攻インターネット接続できました。