貝の沢温泉
東北(秋田県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
秋田 貝の沢温泉
≪2013年03月宿泊≫(3泊)
またもや1年ぶり、この時期定番の貝の沢温泉にリピートしました。
チェックイン15時のところ14:30頃に到着して、今回もアジア大陸出身(たぶん)のお兄さんに「久しぶりですね」と迎えられて、湯治3泊(6食つきオール込み)総計¥13650でお世話になりました。
いつ頃からか、公式ホームページの宿泊プランから「1泊だと¥5250、2泊だと¥9975」の記述が無くなっていますが、1~2泊の受け入れをやめた訳じゃなく3泊がお得なのでそれをお薦めしているだけなそうです。
お世話になったのは宿泊棟1階の階段脇さつきの間で、踏み込み1畳+畳敷き8畳+床の間1畳+窓側板敷き1畳くらいの南向きの明るい部屋です。
しきたりに従って下足は部屋まで持って上がります。
室内には5チャンネル映る無料17インチワイドデジタルテレビ、セントラルファンヒータ、和テーブル、エアコンがあり、板敷き部に椅子が1脚あります。鍵がかかる部屋です。
アメニティはティッシュだけで、以前あったタオル・歯ブラシは見当たりませんでした。コストダウンでやめたのか、用意するのを忘れた(笑)のかよくわかりませんが、個人的には特に必要としないのでノープロブレムです。
なお帳場にお願いすればいつでもお茶・お湯のポットを貰えるのはお変わりありません。
コンセントは床の間テレビ脇に2口×1(TVとファンヒータで使用)と窓際板敷き部に2口×1です。
寝具は押し入れの中にマットレス4+木綿敷布団4+木綿掛け布団4+毛布×4があり、湯治の場合はセルフ敷きシステムになっています。
宿泊者の入浴時間は5:30から20:30時までと、終了時間が少し延長されていました。
相変わらずちょっと臭素(?)クサい、朝だと41~42℃、夕方は43℃前後くらいのヌルっとしたいいお湯です。シャンプー・ボディーソープもお変わりなく常備されています。
朝食は7:30~8:00、夕食が17:00~18:00で、大広間で宿泊者が一堂に会していただくのも例の通りで、今回は1泊目は自分を入れて3組4人でしたが2泊目は15人、3泊目は10人と大繁盛です。皆さんいい宿を良くご存じですな。
今回の食事は前回よりかなり良くなっていてかんり驚きましたが、皆さん同感らしいので(ってほとんど全員がリピーターらしいです)錯覚ではなさそうです。ご飯はさすが米どころ秋田、前からそこそこ美味いのです。
(夕食)
(翌朝食)
(次の夕食)
(翌朝食)
(その次の夕食)
(翌朝食)
夕食の献立が掲示されるようになったのが目新しいところですが、ナゼか風呂と大広間の間の渡り廊下に浴室向きに設置されていて、風呂上りに掲示が目に入るようになっています。
日帰り客を宿泊にお誘いするための工夫なのでしょうか。
2食付き湯治宿泊が基本なので自炊設備はなく、昼食も別途おねがいできます(自分は適当に持ち込みますけど特に怒られたりすることは全然ありません)。
3月も終わりなのに棟の間にはまだしっかり雪が積もっていて(南向きの部屋の外はかなり融けていますが)、毎日ちらほら雪が舞ったりします。
当宿はいちおう建前上は飲み物・食べ物持ち込み禁止なので(といいつつ日帰り客は皆さんおおっぴらに持ち込んで治外法権サクレツ状態ともいいますけど)宿泊客が使える冷蔵庫が無く、窓の外の雪は夜の飲み物を冷やすのにとても貴重です。
良く温まる温泉なので夏場だとのぼせてしまいかねないこともあり、自分の場合積雪がある時期が当宿のベストシーズンなのです。
FOMAの通信状態も通話なら大丈夫ではないかと思いますがL-05Aの通信は圏外になりがちで、宿泊棟の2階北東の角あたりでかろうじて通信できるのも相変わらずでした。
FaceBookとかやると通信が遅すぎて結構イライラしますので、基本そういうことはせずに、のんびり娑婆と隔絶された湯治を楽しむ宿だと思いましょう。
間もなく雪も融けるだろうから、次の滞在は1年先になるでしょう。
ナニゲに毎年、積雪期に来たくなる宿なのです。