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好山荘
東北(福島県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
福島 赤湯温泉

≪2013年04月宿泊≫(2泊)

ゴールデンウィークぎりぎりまで仕事に追われるハメになり、ようやく落ち着いて「さて今年のGWはどこにに行こうか」と考えた時に浮かんだのがこちらです。
前日に予約電話を入れたら、さほど一般受けする温泉宿でないだけに案の定空き室があって、あっさりOKがでて1泊自炊オール込@3600×2泊3日で寛ぎに行くことにしました。

折しも下界(福島市内ね)は汗ばむくらいの好天だったのですが、115号線を登るにつれ風はキツくなるわ気温はどんどん下がるわ、宿に着いたのは14時過ぎなのですが、その時点で気温1~2℃、積もるほどではないもののしっかり雪が降ってます。
むろん周辺にはまだ残雪が残っています。
福島 好山荘 玄関
福島 好山荘 宿前の広場

ゴールデンウィークに入っていて雪もないだろうとは思うのですが、女将さんも寒いとぼやいていたのでまぁ土湯峠はこんなモノなのだろう、とあきらめました。
東北の山の中に来るのなら5月中旬まではスタッドレスタイヤは必須アイテムなのです。

今回ご厄介になるのはお初の5番客室、もっとも以前お世話になった6番と隣で室内は全く同じレイアウトです。
福島 好山荘 自炊棟廊下
福島 好山荘 5番客室

内鍵のかかるふすま戸、11.5畳の部屋の中にはコタツ、食器棚、火鉢があります。
5チャンネル映る22インチワイドくらいの無料デジタルテレビもありますが、NHKと教育は激しい横モザイクが入ります。
福島 好山荘 5番客室内
福島 好山荘 5番客室内

アメニティは一切ありません。
コンセントはテレビ脇に2口×1で、テレビとコタツで使用です。
寝具は押し入れに木綿敷布団、毛布、木綿掛け布団が各5枚あり、当然セルフ敷きになります。
窓はシングルガラス・カーテンつきです。
なお、室内照明は円形2灯式蛍光灯なのですが、グローランプが死んでいるのか1灯しか点灯しませんでした。

チェックイン後さっそくお気に入りの展望貸し切り露天風呂に入ります。
福島 好山荘 展望露天風呂

雪交じりの風速もナカナカの、ほぼ吹雪といってよいほど宿の屋根に雪が積もるコンディションで、どう考えても一般のお客さんが入る状況じゃないうえに湯温は39~40℃と長風呂に絶好だったので、1.5時間ほど占領しました。
福島 好山荘 自炊棟の屋根

出るのに寒すぎて少々勇気が要りましたが。

いっぽうワイルドな造りの野天風呂のほうは、どうもここしばらくの冷え込みで給湯管が凍結したとやらで3日間とも入浴できないようでした。

赤湯内湯のほうは1日目は42~43℃、2日目は43~44℃くらい、赤湯露天は2日目朝40℃くらいです。昨年から始まっていたシャワー設置工事がそろそろ完了したんじゃないかとひそかに期待していたのですが、シャワーはまだしばらく実現しそうにない感じでした。
福島 好山荘 内湯入り口
福島 好山荘 内湯入り口
福島 好山荘 内湯赤湯

2泊3日の間でなぜかいつも展望風呂は空いていたので、今回はほとんど展望風呂にしか入ってない気がします。寒すぎたからかもしれませんが。

自炊場はお変わりなく調理器具も食器も食器洗い洗剤も完備で、冷蔵庫・電子レンジ、無料コンロ数基もあって至って快適に自炊できます。
福島 好山荘 共同炊事場
福島 好山荘 共同炊事場
福島 好山荘 共同炊事場
福島 好山荘 共同炊事場

相変わらず携帯電波は弱くて、客室窓際でP-07Aがかろうじて入感できるくらい、L-05Aだとほぼ圏外です。宿のアクセス道路を200mほどあがってみたら、L-05Aもサクサク通信できるくらいの電波状態にはなりました。

今回の滞在では、誰かさんがかなり電気を喰う(たとえば布団乾燥機くらいの)ものを持って来たのか、ほかの部屋にもお客さんがいてコタツがフル稼働なこともあり、ときどきブレーカーが落ちました。
ちなみにブレーカーボックスは自炊場入口横にあるので、消費電力に気を使いつつたびたびブレーカーを入れなおしましたが、こういう古い宿に宿泊するときはよくよくわきまえて電気器具を持参・利用するようにしましょう。

1日目、2日目はやたら風が強くて寒く屋外だと体感温度は氷点下、客室でもたぶん2~3℃くらいです。
この時期に山の中に行く時には、防寒対策は十分に考えておく必要があります。

にもかかわらずこんな辺鄙な宿ながら結構お客さんは多く、自炊側で3~4組、旅館側には15人くらいの爺婆グループが1泊していました。
ここなら絶対ゴールデンウィークでも空いてるだろうと思っていたのですが、意外とそうでもないようです。

相変わらず真っ黒で愛想のないコジローは息災にしています。
福島 好山荘 コジロー

こちら好山荘は一般受けしない分、結構空いていて仙台からひとっ走りプチ湯治にくるのにちょうどよいのです。

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