ITコーディネータ システムアナリスト 西川雅樹のホームページ


石塚旅館
東北(岩手県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
雫石 国見温泉

≪2013年06月宿泊≫(1泊)

昨年11月から半年間冬季休業だった石塚旅館、とっくの昔に営業を始めていたのは知っていたのですが、どうもアレコレと訪問できない成り行きでようやく6月初めになって新年のご挨拶に訪問することにしました。
予約電話で名を名乗ると「あ、仙台の西川さんですね、はいはい。」というレスポンスで予約完了です。例によって1泊自炊部屋代@2000+貸し布団@600+消費税¥130+自炊入湯税¥75の都合¥2805で今回は1泊です。

今シーズンは竜川荘は(前からそれなりには聞いてはいましたが)閉鎖されていてもうじき解体だそうで、今後は露天風呂裏の国見荘だけが自炊宿舎になるそうです。
岩手 石塚旅館 旧竜川荘

長年お世話になった竜川荘ですが、老朽化して補修費用をかけるより国見荘に集約するほうがよい(ちなみに跡地は整地して駐車場を広げるとか)のは経営的には自明なのでやむを得ません。
個人的には駐車場の隣という立地の良さとあのボロっちさが好きだったのですが、今回がきっと竜川荘の見納めになるのでしょう。

宿に着いたのは14:30頃、帳場の若いお兄さん(新人バイトさんかな?)が「日帰り入浴ですか?」と聞く横から若女将さんが顔を見るなり「あ、この人はいいから、いいから」と、いつもの流れでお迎えいただきます。

竜川荘から国見荘に切り替わった以外でかなり重大なお知らせだったのは、これまで自炊棟には包丁まな板鍋釜食器が無料で用意されてたけど「今シーズンいっぱいで食器・調理器具類の常備貸し出しをやめる」ということでした。
昨今シツケの悪い自炊客が食器や調理器具をやりたい放題汚したままで帰ったり、山ほどゴミを残して行ったりするようで、宿がカバーしきれなくなったようです。
少数の分別のない客のために多くのお客さんが不便を強いられるのは実に残念ですね。そういう人は湯治場に来ないでほしいものです。
ちなみにガスコンロと冷蔵庫はひきつづき利用できそうです。

そんな世知辛いお話をお聞きしながら部屋番号を聞いてご案内を遠慮して入室したのは、露天風呂の奥にある客室7室ほどの国見荘の5号室です。
岩手 石塚旅館 国見荘
岩手 石塚旅館 国見荘
岩手 石塚旅館 国見荘廊下
岩手 石塚旅館 国見荘廊下
岩手 石塚旅館 国見荘玄関
岩手 石塚旅館 国見荘5号室

内鍵のある木の引き戸をあけると踏み込み0.3畳ほどで室内6畳、ちゃぶ台とすでに持ち込んでいただいている寝具(木綿敷布団×1、木綿掛け布団×1、毛布×1)だけの部屋です。
造りつけの衣装入れ、物入れ×2があり、窓にはカーテンがかかっています。
岩手 石塚旅館 国見荘5号室内
岩手 石塚旅館 国見荘5号室内

照明が白熱電灯×1だけなのは竜川荘と変わらずです。
ほかの部屋はそうでもなさそうなのですが、5号室の室内照明は天井のコンセントに照明器具のプラグが刺さっているだけで、ちょいと引っ張るとすぐに抜けてしまいます。
岩手 石塚旅館 国見荘5号室内照明用コンセント
(↓ほかの部屋)
岩手 石塚旅館 国見荘6号室内照明用プラグ

今回はたまたまそろそろ寝ようか、というタイミングで抜け落ちたので開き直って寝てしまいましたが、早い時間帯に抜いてしまうと暗くて長くて不自由な夜になるので気をつけなければいけません。

お湯のほうは相変わらず東北トップクラスで、今回の露天なぞは一段とヌメリとタイヤ臭が強く湯の華もたっぷり沈んでいて、まさにこれぞ国見の湯という感じです。
残念だったのはすでにブヨの小さいのが飛び始めていてうっとおしいうえに、3か所ほど刺されたことでした。
岩手 石塚旅館 混浴露天風呂

そろそろ出ているだろうとは思っていましたが、刺されてはじめて、家にある虫さされの薬を持参し忘れたことに気付きました。
山の中の温泉は、夏場は虫さされ薬は必需品なのです。

国見荘の共同炊事場には120リットルくらいの2扉冷蔵庫、無料コンロ×4基、蛇口×4、包丁、食器、鍋釜、調理器具は十分あります。食器洗剤もスポンジもありますが、食器調理器具類とは今シーズンでお別れとなります。
岩手 石塚旅館 国見荘共同炊事場
岩手 石塚旅館 国見荘共同炊事場
岩手 石塚旅館 国見荘共同炊事場

なおコンロにガスが出ない場合はプロパンボンベの開栓忘れなので、裏に回って栓をあけましょう。
トイレは男女共用でいちおう和式水洗ですが、若干暗いので昨今のこぎれいなトイレに慣れている人には居心地悪いかもしれません。
もし抵抗があるようなら本館まで用を足しに行けばいいでしょう。
国見荘には洗濯機もあるので、長期滞在は楽勝です。

もうひとつ昨シーズンから変わったことといえば、男性小浴場に外扉がつきました。
これまで小浴場に入ったお客さんは窓を乗り越えて露天風呂に行き来していましたが、これで心おきなく行き来できるようになります。
岩手 石塚旅館 男性小浴場露天出口

今回の宿泊は平日でもあり宿泊客は旅館部に2~3組だけ、国見荘は貸し切りでした。
6月上旬ともなると下界はすでに日中25℃オーバーになることもあって汗ばむコンディションなのですが、ここまでくるとまだ少し残雪もあって夜間はかなり涼しくなります。気温が低い朝6時前ならブヨも飛びませんが、日中はそれなりでしょうし、秋まで露天はブヨとの格闘になりそうです。

やはり国見に来るなら5月中あるいは紅葉時期を外した10月なのですが、国見荘だけとなった(薬師荘も近々取り壊すのだとか)自炊宿泊は、これから競争率が高くなりそうです。

自分はいつも直前に予約を入れるクチなので、女将さんに「くれぐれも十分前もって予約を入れるよう」教育的指導を頂いてしまいました。

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