須川高原温泉旅館
東北(岩手県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
一関 須川温泉
≪2013年06月宿泊≫(2泊)
娑婆の衣替えもとうの昔に終わってようやく、まだ新年のご挨拶に行けていなかった須川にいく段取りになりました。
昨秋は時間が取れなかったり満室で泊まれなかったりで考えてみると1年近くのご無沙汰となり、1泊目オール込み@5500、2泊目同@5000で久しぶりの2泊滞在となります。3日めからはもう少し安くなりますが、1・2泊目が結構お高いのはツラいところです。
家を出発しようと車を出したらまさかのパンクで、冬タイヤのままだった愛車をあわてて夏タイヤにはきかえたり、一関~平泉前沢間で事故通行止めのために一関インター出口2km渋滞につかまったりと、いろいろアクシデントに見舞われながらの訪問となりました。
下界の一関は当日気温26℃とすでに汗ばむ好天でしたが、須川までくるとさすが晴天でも17℃と快適です。須川は1100m超えなので真夏でも涼しく、ブヨも少ないので、夏場の避暑湯治にはもってこいなのです。
栗駒山も絶好の登山日和で、多くの登山客が上がってきていました。
ご案内頂いたのはいつもの須川荘2階の618号室、常連さんにはナニゲに条件のよい部屋を割り当てていただけているようで謝謝です。
もう説明するまでもなく部屋に鍵がかかる自炊棟標準仕様で踏み込み0.5畳、室内6畳(+床の間1/4畳)、キッチン2畳です。室内設備は踏み込み横にヒーター、地デジチュナー接続で5チャンネル映る無料14インチアナログテレビ、金庫とお茶セットで、キッチンに120リットルくらいの2扉冷蔵庫、流し、コンロが一口と食器棚があり、食器や鍋やかん類も最低限はあります。食器洗い洗剤とスポンジがないのもいつも通りです。
寝具は(木綿敷布団×2+木綿掛け布団×1+毛布×1)が3セットあり、アメニティとしていまだかつて使ったことがない丹前と浴衣があるのもお変わりありません。
コンセントがテレビ横に2口×1、冷蔵庫横に1口×1、ヒーター横に1口×1なのもいつも通りです。
窓からは大日岩がよく見えます。晴れた夕方には岩全体が朱に染まって、なかなかな見ごたえがあります。
今シーズンは@600で供されている湯治食の内容が多少でも改善されたかどうか知りたくて、自炊にしようかどうしようかと相当悩んだのですが、結局今回は全自炊にすることにしました。
宿で従業員さんに聞いたところでは昨年並みだそうで、まぁ今シーズン終わるまでには1回くらい定点観測するのも自分のお役目かなぁという感じしょうか。
お湯は、個人的には昔に比べてかなり薄くなった気がするものの、相変わらずいいお湯ではあります。
大日湯(大露天風呂)は毎度解放感満点で、数日前に全換水したそうで今回はキモチ小さなブヨが出ているもののさほどのことではなく快適です。
大きなブヨは、毎年この地で営巣しているイワツバメのご飯になるのでほとんどいません。
熱いという印象が強くて毎回スルーしていた霊泉に、2日目に超久しぶりに入りました。
なにしろ宿の顔馴染みの従業員さんから「近頃はあまり熱くしていないし、2日目午前中に掃除して全換水して午後はベストコンディションだ」という情報を仕入れたので。
がんばって50杯くらいかけ湯をしたのですが熱いを通り越してジンジン痛くて1秒で上がってしまいましたが、たしかに昔の須川の湯を思い出させる新鮮ないい湯ではありました。たぶん50℃はあったんじゃないでしょうか。
内湯大浴場は結構湯がなまってしまっていました。10基あるシャワー・蛇口の4基は腐食して故障中で、程よくシャワー間が広くていいです。シャンプー・ボディーソープ・石鹸はありました。
ついでにいえばサウナも故障中でしたが、昨年も故障中だったような気もしなくもありません。。。。
ちなみに、風呂は以前は24時間入浴OKだったと思いますが、今回は5時~21時か22時が入浴可だと聞きました。
深夜に入浴して騒ぎを起こすお客さんでもいたんでしょうかね。
こちらの宿はあまり通信環境はよくありません。
栗駒山荘にFOMAのアンテナがあって、夜間~早朝の栗駒の間(ロビー上の大広間)前ならL-05Aでそこそこスピードが出ますが、日中はナサケナいほど速度が落ちます。
お宿には社内業務用の無線LANがあるようなのですが、宿泊者に公開してはいないようです。
今回は3日目朝に、久しぶりというか珍しく鳥海山が見えました。
いつも曇っていたりガスが出たりで見えないのですが、今日は晴天の夏空が広がっていていい天気になりそうです。