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須川高原温泉旅館
東北(岩手県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
一関 須川温泉

≪2013年10月宿泊≫(2泊)

今年の営業も残すところあとわずかな時期になったことだし、諸般の事情でちょっとだけご褒美マイセルフもかねて、オール込み@5500+@5000で2泊だけ、年末のご挨拶にお邪魔しました。

ほんとはもっとゆっくり滞在したいところなのですがなにしろ挨拶回り先が多いので、そうゆっくりくつろいでもいられない一筆書き弾丸湯治ツアーなのです。
ここらあたり、バランス感覚豊かな天秤座の生まれは我ながらツラいです。

とはいえ今年の須川の自炊宿泊営業はちょっと早めに切り上げるのだそうで、今回の自分の滞在のあと自炊部営業はほんの2~3日ほどなのだそうです。昨年ギリギリまで営業していて館内の水道管の水が抜けきらないうちに冬季休業に入って、春に水道管破裂が多発した反省なのだとか。

その割に、周辺の紅葉がまだ最盛期だということもありますが2日とも宿は40人くらいの団体客も入っていて、そこそこ混んでいました。
岩手 須川高原温泉旅館 栗駒山荘近くの紅葉
岩手 須川高原温泉旅館 栗駒山荘近くの紅葉

長年お世話になってますけど栗駒の間で宴会をそれも2晩連続でやってるのを始めて見て、もしや娑婆の景気も回復しつつあるのだろうか、と思いたくなります。
団体さんのあおりを食ったようで案内いただいたのは珍しく須川荘の1階、大浴場前階段棟の真向かいの603号室でした。
岩手 須川高原温泉旅館 須川荘の1階廊下
岩手 須川高原温泉旅館 603号室

603号室も自炊湯治部屋のレギュラー仕様で、部屋に鍵がかかる踏み込み0.5畳、室内6畳、キッチン2畳です。室内設備はヒーター、地デジチュナー接続で5チャンネル映る無料14インチアナログテレビ、金庫とお茶セット、キッチンに120リットルくらいの2扉冷蔵庫、流し、コンロが一口、食器棚、最低限の食器や鍋やかん類となっていて、いつも通り食器洗い洗剤とスポンジはありません。
寝具は押入れに木綿敷布団×4+木綿掛け布団×3+毛布×3で、アメニティとしていまだかつて使ったことがない丹前と浴衣があるのもお変わりありません。
コンセントがテレビ横に2口×1、冷蔵庫横に1口×1、ヒーター横に1口×1なのもいつも通りです。
岩手 須川高原温泉旅館 603号室内
岩手 須川高原温泉旅館 603号室内
岩手 須川高原温泉旅館 603号室内
岩手 須川高原温泉旅館 603号室内
岩手 須川高原温泉旅館 603号室内
岩手 須川高原温泉旅館 603号室内

603号室も窓外向かいの階段の常夜灯が夜間まぶしいので、帳場で調達した古新聞とガムテープで窓に目隠しをして快適滞在にしました。だいたい3枚重ねにすると宜しいようです。
岩手 須川高原温泉旅館 603号室の窓からの眺め

今回は到着日夕方の大日湯が、結構湯が新鮮でいい入り心地でした。顔馴染みの従業員さん曰く、大日湯は近頃まめに全換水しているのだそうです。
岩手 須川高原温泉旅館 大日湯

大浴場は、白濁湯のほうが一般観光客に人気があるのであまり換水しないのだそうですけど。
湯が良かったことを伝えたら「じゃ今夜も湯を張りなおす」と言っていただいたものの、夜半から降雨で換水は見送りとなりました。いいお湯にはそうそうめぐり合えないのです。

滞在2日目~3日目は天気が優れず、出発日の朝は露天入浴をあきらめざるを得ないほどの結構な降りとなってしまい、やむを得ず朝風呂は大浴場を使いました。
岩手 須川高原温泉旅館 大浴場脱衣所
岩手 須川高原温泉旅館 大浴場内

が、今年最後の須川の湯が鈍った湯ではあまりに心残りなので、熱いのを覚悟で霊泉にチャレンジすることにしました。でも雨降りで湯が冷やされているのだとかで、今回は意外と41~42℃くらいと適温でしたね。
岩手 須川高原温泉旅館 霊泉の湯

これくらいの温度ならご愛用するんですが、そうこうするうち湯守のオヤジさんがバンバン源泉を投入し始めたので、浴感は良くなるものの激熱になってきたので上がって娑婆に戻ることにしました。

やっぱり風呂を上がって掌の臭いをかいで、酸臭い硫黄臭がガツンとくるのは最高です。
この臭いもこれから半年のお別れとなりますが、来年5月はなるべく早いうちに無事営業再開して頂きたいものです。

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