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山形屋
東北(山形県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
山形 蔵王温泉

≪2013年11月宿泊≫(1泊)

オーナーが変わったかリストラしたか「すずの屋」という宿名に変わって山形屋のホームページも消失、残念 2015/07

たまたまホームページを見て素泊まりプランを見つけてしまい、蔵王の湯がホントに一人1泊素泊まり3千円きっかりで楽しめるものかとても気になるので、早速お試ししてみることにしました。
1日3室限定プランなのですが、宿のホームページで宿泊可否はわかるしそのまま直接ネットで予約できるのがとても手っ取り早くて便利です。
※正確には別途入湯税¥150が加わり都合¥3150だったのですが、2014/01時点で公式HPを見るとこのプランは見当たらなくなっています。スキーシーズンはやってないのか、このプランを止めてしまったのかは不明です。

チェックインは15時のところ当日は結構早め(13時半頃)に蔵王温泉に着いてしまったのですが、宿に問い合わせるとまだ入室用意ができていないけど、季の里という系列経営の宿があってそこでサービスで日帰り入浴ができる、とのことで日帰り立ち寄りすることにしました。
山形 山形屋 別館季の里

本館より正直うんと新しくてきれいで上品な(汗;)お宿です。若女将さんなのか、チャーミングなお嬢さんがニコヤカ親切に案内してくれるのもチョット嬉しいです。
内風呂は循環・塩素のアルカリ泉の沸かし湯ですが、シャワー付き混合水栓6基があって設備はナイスです。
山形 山形屋 別館季の里の内風呂

玄関を出て駐車場の先に別棟の湯屋があってこちらは蔵王らしい酸性硫黄泉のかけ流し、42℃くらいで大きくはないけどちょいシックでこじゃれた造りのなかなか開放感のある良い風呂です。
山形 山形屋 別館季の里の別棟湯小屋
山形 山形屋 別館季の里の別棟浴室内

これらが山形屋本館に加えて日帰り(それもサービスで)入浴できるのは高ポイントですね。

高湯通りのかなり上のほう、上の湯共同浴場からすぐで目の前に酢川神社がある山形屋さんについたのは、従って15時過ぎでした。
山形 山形屋

宿の50mほど下側に他の宿と共用の駐車場があって、5~6台くらいは停められるでしょうか。

山形 山形屋 上の湯
山形 山形屋 酢川神社

宿に着いて念のため大露天風呂の営業について確認したところ、予想外の回答があって大慌てになりました。
自分はてっきり今季の大露天風呂の営業は終了しているものと思い込んでいたのですが、実は宿泊当日が最終営業日で、それも営業終了まで残すところ2~3時間だったのです。
泡を喰らって宿で大露天風呂の割引入浴券を@300で入手して、大急ぎで大露天風呂に向かったのは言うまでもありません。
山形 山形屋 大露天風呂入浴券

だいたい宿から歩いてそこそこキツい上り坂を10分ほど、というか10分で歩ききると心臓バクバクでほぼ死にそうになりますが至近の立地ではあります。
今季最後の大露天風呂、小1時間ほどですが下側の温い浴槽でたっぷり名残を惜しみつつ、しっかり楽しませていただきました。
山形 山形屋 大露天風呂
山形 山形屋 大露天風呂

もっとも翌日、シャカリキに歩いた後遺症で下半身くまなく筋肉痛に悩まされましたケドね。

大露天風呂後、宿に改めて入ったのはもう17時くらいでした。
山形 山形屋 玄関
山形 山形屋 玄関
山形 山形屋 玄関
山形 山形屋 館内案内図

こちらの宿は建物が手前と奥の2棟構成で2階と3階ではつながっていて、ご案内頂いたのは手前帳場がある建物の3階の304号室です。エレベータはありません。
山形 山形屋 3階廊下
山形 山形屋 304号室

部屋は外鍵ありの開き木戸をあけ、0.5畳の踏み込みを経て6畳敷きの和室です。
室内設備は和テーブル、お茶セット、床の間に6チャンネル映る22インチ無料地デジテレビがあり、窓際30cm幅の濡れ縁部にセントラルヒータ、鏡台、避難ハシゴボックスがあります。
アメニティはタオル、歯ブラシ、バスタオル、浴衣、丹前、ティッシュで、お着き菓子で樹氷ロマン2本です。
山形 山形屋 304号室内
山形 山形屋 304号室内
山形 山形屋 304号室内
山形 山形屋 304号室内

すでに木綿敷布団×1、毛布×1、羽毛布団×1がセットしてあり、押し入れに敷き布団5枚、掛け布団3枚ほどがありました。

窓は1重ガラスで、障子とカーテンがはまっています。
コンセントはセントラルヒータ脇に2口×1、床の間廊下側に2口×1がありました。

風呂は奥側の建物の1階にあって、手前側建物とは1階ではつながっていないので2・3階経由で行くことになります。
山形 山形屋 浴室
山形 山形屋 脱衣所

3mちょい×2mちょいくらいの湯船に45℃くらいの蔵王の湯がかけ流しになっています。
良くも悪くも蔵王らしい力のある熱すぎの湯で、加水はOKで適温にして入ることができるとはいえやっぱり勿体無い気がしてならないのですが、背に腹はかえられないのです。
山形 山形屋 浴室内
山形 山形屋 浴室内

浴室内の木造の床がなかなかよく滑るので気をつけましょう。
シャワー付き混合水栓×2、石鹸、シャンプーありでした。
山形 山形屋 湯上処

客室は25室程あるようながら稼働率は余り高そうには見えませんでした。階の移動がフルに階段で若干ハンデはあるものの、思ったより老朽化してなくて気楽にすごせるお宿です。

現状宿泊客が使える厨房や冷蔵庫、電子レンジなどはないのですが、設置することを検討しているとのお話だったのでそれが実現したら、宿泊客が利用できる無線LANはあるし別館季の里のお風呂にも入れるし、安くで泊れるしネットで宿泊可否はわかるし、かなり使い勝手の良いお宿になるでしょうね。
限定プランが再開されることを強く祈念し、心から期待したいと思います。

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