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太郎兵衛
東北(秋田県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
湯沢 秋の宮温泉

≪2014年01月宿泊≫(1泊)

訪問したことはないものの秋の宮に太郎兵衛さんがあることは以前から知っていたのですが、最近になってこちらで通年で格安湯治パックをやっているという情報をつかみました。3泊4日で6食ついてなんと¥9950らしくて、そこまで挑発されて確かめに行かない訳にはいかないのです。

正確にはパック料金¥9950ですがこれは税別で、冬季はこれにさらに暖房料¥1300が加わり本体価格で¥11250、消費税で+¥563、入湯税で+¥150×3、よって冬季は〆て¥12263の仕上がりになります。
暖房料は到着日1泊が¥300、残2泊の暖房料が¥500×2なようで、湯治パックは通年やっていて暖房がいらない時期だと仕上がり¥10898です。

1泊あたり¥3600~¥4100ほどと格安で、自分もかなりあちこち泊まり歩きましたがこの料金水準はトップクラスですね。ただしトップクラスのご奉仕料金なだけに、予定を繰り上げて帰る場合でも返金がないのはやむを得ないでしょう。


チェックイン当日は午前中に所用を押し込まれてやむなく昼頃に仙台を発ち、途中鬼首あたりで猛烈な吹雪で数回ホワイトアウトを喰らったりしながら16時頃に到着しました。
秋田 太郎兵衛 道案内看板
秋田 太郎兵衛 道案内看板

ホントはチェックイン時間の15時には着いていたかったのですが、付き合い上やむを得ない事情でもあり、でも1~2時間くらいのロスは3泊4日で取り返せばよいので良しとしましょう。
秋田 太郎兵衛
秋田 太郎兵衛

さすがは1月末の秋田、しっかり雪が積もっていますが驚くほどの量ではありません。道は除雪されているし、今回みたいに天候が崩れて吹雪いたりしない限り特段アクセスに難はありません。お宿に入ったら早速女将さんの「まぁまぁ大変だったでしょう」のお声掛けでしたが、この時期辺鄙な温泉地に行きまくっている自分にとっては「・・・いや、それほどでも」でした。
秋田 太郎兵衛 玄関
秋田 太郎兵衛 玄関
秋田 太郎兵衛 湯治パック案内掲示

ご案内頂いたのは客室部いちばん手前のさくらの間です。
秋田 太郎兵衛 客室部廊下
秋田 太郎兵衛 さくらの間

当宿は廊下がT字型になっていて、交点部に位置する玄関入って右手に浴室・洗濯室があり、玄関まっすぐ前方が客室部、玄関左手手前がお宿ご家族の自宅になっています。

さくらの間は外鍵のかかる木の引き戸を開けると1畳ほどの踏み込み(踏み込み内に大き目の下足箱)、ふすまを開けて畳6畳の北向きの部屋です。
秋田 太郎兵衛 さくらの間室内

室内設備は和テーブル、ファンヒータ、22インチワイドくらいで5チャンネル映る無料デジタルテレビ、小ぶりな鏡台、お茶セットといったところです。
アメニティは浴衣と丹前だけがありましたが、使わないので返却しました。
秋田 太郎兵衛 さくらの間室内
秋田 太郎兵衛 さくらの間室内
秋田 太郎兵衛 さくらの間室内

コンセントは窓際テレビ横に2口×1、踏み込みのふすま脇に2口×1です。
窓は障子が入っていてカーテンはなし、シングルガラスではありますがプチプチシートが貼ってあるのでそれなりに断熱出来ているようです。

今回は3泊6食付きでご厄介になりましたが、当宿には共同炊事場があります。
秋田 太郎兵衛 共同炊事場

無料コンロ×2基、湯も出る流しには食器洗い洗剤、鍋釜調理器具に電気炊飯器に食器類、400リットルほどの4扉冷蔵庫があり、ご自宅部の近くに電子レンジもありました。
秋田 太郎兵衛 共同炊事場
秋田 太郎兵衛 共同炊事場
秋田 太郎兵衛 共同炊事場

浴室の奥突き当たりには洗濯室があって、@200で利用できます。洗濯洗剤はお宿で分けてもらえるようです。
秋田 太郎兵衛 洗濯室

男性浴室は3m×2.5mほどの43℃くらい無色透明無味無臭の薄い食塩泉で、やたら良く温まって浴後なかなか汗がひかない湯です。毎晩とてもよく眠れるので湯疲れもかなりなものに思える、薄いとはいえさすがは食塩泉です。
秋田 太郎兵衛 男性浴室

シャワー付き蛇口×1基、シャンプー、ボディーソープがあります。浴室床が濃いブルーに塗装されているのがちょっと特徴的でちょっと珍しい印象です。

寝具はセルフ敷きで、押し入れにマットレス×1、木綿敷布団×3、木綿掛け布団×2、毛布×2があります。

夕食は17:30頃、朝食は7:30頃に部屋までお持ちいただけ、食べ終わったら廊下に出しておくルールです。
(順番に初日夕食、翌2日目朝食、2日目夕食、3日目朝食、3日目夕食、最後の朝食)
秋田 太郎兵衛 夕食その1
秋田 太郎兵衛 朝食その1
秋田 太郎兵衛 夕食その2
秋田 太郎兵衛 朝食その2
秋田 太郎兵衛 夕食その3
秋田 太郎兵衛 朝食その3

素泊まりが1泊@3000で湯治コースが3泊@9950なのでさすがに豪華な食事までは期待はできませんが、お値段からすれば量・質とも十分すぎる家庭料理です。
場所柄というのか、魚類は希に美味しくなかったりすることがある(1泊目のブリの照り焼きは少々ツラいものがあった/笑)ものの山菜とか野菜の煮物はとても美味しいのです。風呂に入って寝るだけの湯治生活なので、量的にこれくらいでも十分すぎます。
新五郎湯さんといいきのこ屋さんといい、この近辺のおっかぁ達は安くで美味しい料理がことのほか上手いようです。

風呂で、ご夫婦で当宿に通って十数年という常連さんのお話をお聞きしました。自分は3泊ほぼ部屋にこもってゴロゴロしていたので今回はよくわかりませんでしたが、とてもアットホームで居心地良いお宿だと絶賛されていました。
こういうこじんまりしたお宿は、家族ぐるみでお付き合いするのがいいんでしょうね。
チェックアウトの日、お勘定を済ませたあと大女将さんがスタミナドリンクをくださいました。
これ飲んで安全運転で帰りなさいってことなんでしょう、有難く頂きました。
秋田 太郎兵衛 栄養ドリンクの餞別

外観は少々老朽化していますが十分にこぎれいで、居心地の良い湯宿です。
食事に特にリクエストがあるのでなければ食事付き宿泊でも十分安くて、わざわざ自炊するより合理的に食事をいただけてのんびりできます。
鼻が曲がるほど臭い硫黄泉も魅力的ですが、たまにはこういう無色透明無味無臭湯でぼぉっとするのもいいな~、と思うのです。

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