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貝の沢温泉
東北(秋田県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
秋田 貝の沢温泉

≪2014年03月宿泊≫(3泊)

この時期無性に行きたくなる、というほど大袈裟なハナシでもないのですが、ここ何年か暖かくなる前にほぼ確実にリピートしているわけです。

なんでこの時期かというと、宿に宿泊客用の冷蔵庫がないから好み銘柄のビール(ぶっちゃけキリンラガー500缶ですがナニか?)を持ち込んで湯あがりにキンキンの冷たさで飲むには寒いうちがいいし、気温が高くなると温まりの湯なのでのぼせてやってらんねぇ、ということと、そうはいってもさすがに遠路はるばるこっちのほうまで真冬に来たくはない、ということなのです。
秋田 貝の沢温泉 案内看板

ほんとうは2月~3月中旬がいちばん快適滞在シーズンなのですが、今年は大人の事情で3月末ギリギリになり3月末~4月頭にかけて3泊4日6食付き@13650でお世話になりました。

1泊だけ消費税8%に突入したものの旧価格でおまけして頂きました。
秋田 貝の沢温泉 門

チェックイン時間は長年自由奔放に上がりこんでいるのでもはやよくわからないのですが、今回の着時間は15時頃でした。
あちこちでB級グルメを食べたり酒やツマミを仕入れたり、しばらくぶりの秋田はなにしろ立ち寄るところが多くてたいへんです。ちなみに今回は秋田入りが日曜だったのですが、なんとこれも久しぶりに訪れた秋田市民市場が休業日というアリエナい大失態でした。
一方到着が遅れたもっとも大きな理由は、途中のスーパーマーケットで500缶ビールを仕入れるときに、ちょっと余分(3泊4日間融けきらないくらい)に保冷氷を確保していたからなのです。
秋田 貝の沢温泉 玄関

お宿に着いた最初の儀式はもちろん、帳場にいる大陸出身のお兄さんの「お久しぶりでしたね」のご挨拶です。「あ~はいはい、忙しかったからね」と心を通わせながらわざと形式的な挨拶をして、ご案内を遠慮して部屋に入ります、なにしろ常連客なもんで。

今回の滞在の根城はさつきの間、湯治棟1階中ほどのこれまで少なくとも1回は泊まった記録と何回か泊った気がする鍵がかかる部屋で、滞在記憶は限りなく希薄なのです。
秋田 貝の沢温泉 さつきの間扉
秋田 貝の沢温泉 さつきの間

踏み込み1畳、ふすまを隔てて畳8畳、テレビとセントラルヒータがある床の間が1畳、今回新しく葺きかえられていた窓際の板敷き濡れ縁という部屋です。
秋田 貝の沢温泉 さつきの間室内

室内にはEテレあわせて5チャンネル映る無料17インチワイドデジタルテレビ、セントラルファンヒータ、和テーブル、エアコンがあり、濡れ縁部に椅子が1脚あります。
秋田 貝の沢温泉 さつきの間室内
秋田 貝の沢温泉 さつきの間室内
秋田 貝の沢温泉 さつきの間室内

アメニティはティッシュ、タオル・歯ブラシです。前回滞在時にはタオル・歯ブラシは見当たらなくてコスト削減かなとか思ってたんですが忘れちゃってたんでしょうかね。まぁノープロブレムです。
なお帳場にお願いすればいつでもお茶・お湯のポットを貰えるのはお変わりありません。
秋田 貝の沢温泉 さつきの間の窓の外(到着日)

コンセントは床の間テレビ脇に2口×1(TVとファンヒータで使用)と窓際濡れ縁部に2口×1です。
寝具は押し入れの中にマットレス4+木綿敷布団4+木綿掛け布団4+毛布×4でセルフ敷きシステムなのもお変わりありません。

宿泊者の入浴時間は5時半から20時までと、終了時間が前回より少し早まっていました。
秋田 貝の沢温泉 浴場アプローチ
秋田 貝の沢温泉 浴場アプローチ
秋田 貝の沢温泉 男性脱衣所

コンディションは日によりますが今回で40~42℃くらいのヌルっとしたちょっと臭素が臭ういいお湯です。
秋田 貝の沢温泉 男性浴室内

シャンプー・ボディーソープもお変わりなく常備されていますが使いません。

朝食は7:30~8:00、夕食が17:00~18:00で、大広間で宿泊者が一堂に会していただくのも例の通り、ですがなんと今回は1泊目宿泊者は自分一人、2泊目はもうお一人だけ、3日目ようやく全6名のお泊まりでした。
なので1泊目夕食なんぞは17時少し前に部屋までお持ちいただきましたし、翌朝食はインスタントコーヒーつきで大広間貸切でした。
秋田 貝の沢温泉 初日夕食
秋田 貝の沢温泉 2日目朝食大広間
秋田 貝の沢温泉 2日目朝食
秋田 貝の沢温泉 2日目夕食大広間
秋田 貝の沢温泉 2日目夕食
秋田 貝の沢温泉 3日目朝食

長年通っていると全館貸し切りとか貝の沢でもナニカと面白いことが起きます。
ちょっと寒さが和らぐと人気が一段落するのか、消費税アップの関係なのかはよくわかりません。

前回は湯殿への渡り廊下に今夜の料理お品書きが掲示されていたのですが、今回は無くなっていて被写体が減ったのが少し残念です。

自炊設備はなく、昼食も別途おねがいできますし持ち込んでも特に怒られたりすることは全然ありません。オフィシャルには持ち込み禁止なのは長年お変わりありません。

実は今回は訪問前に秋田市民市場に立ち寄ったら休場日にあたってしまったのがあまりにくやしかったので、3日目に宿のシャトル便に乗せてもらって町まで繰り出してみました。
秋田 貝の沢温泉 宿の新シャトル便

かなり昔に乗ったシャトル便は大き目のマイクロバスでしたが、代替わりして少し小振りのキャラバンマイクロバスになっていてました。

チェックアウトしたお客さんを町までお送りする便が10時発で、当日の泊り客を宿にご案内する便が駅前を15時くらいなのです。
宿泊者だと乗車料金はかからないようで、好き放題リベンジしてすっきりした気持ちと一回り成長した腹になって宿に戻りました。
秋田 貝の沢温泉 3日目夕食大広間
秋田 貝の沢温泉 3日目夕食
秋田 貝の沢温泉 4日目朝食

着日は3月も終わりなのに部屋外にはまだしっかり雪が積もっていたのですが、滞在3泊4日間にみるみる融けて、あっという間に春が来たという印象です。
秋田 貝の沢温泉 さつきの間窓の外(出発日)

これ以上気温が上がると温まりの湯なのでちょっと長湯しづらくなってしまいます。
来年こそは、そこそこ寒くて長湯でものぼせない積雪期に来たいものです。

ちなみに消費増税後は、3泊4日湯治コースは¥14040になるのだそうです。
まぁ仕方ないですよね、それでも十分満足できるからまた3月に来ますよ。

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