峡雲荘
東北(岩手県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
八幡平 松川温泉
≪2014年04月宿泊≫(2泊)
秋田方面に行った帰りに、ちょっと2泊ばかり立ち寄ることにしました。
これまで自炊湯治で2泊以上だとオール込み1泊あたり@3000でしたが、消費税3%アップならほんとは新料金¥3086になるハズなんですが、@3200となっての2泊です。
ちなみに1泊だけだと@3700です。
15時少し前に着いたら、なんだかやけにレトロなボンネットバスが営業運転しているようで方向転換をしているところでした。
今回の滞在にご案内頂いたのは共同炊事場の目の前105号室でした。
踏み込み0.5畳+畳6畳で2面に窓がある部屋です。内鍵をかけることはできます。
部屋に入ってまずカメムシ3匹ほどから歓迎のご挨拶をいただきました。
そろそろ活動開始する時期なので予定通りというか、滞在3日を通して思ったより部屋には少なくて少し拍子抜けでしたけど。
部屋には和テーブル、教育チャンネル含め6チャンネル映る19インチワイドの無料地デジテレビ、お茶セット、温調できないヒーターがあります。アメニティは例によって一切ありません。
押入れにはマットレス・木綿敷布団が各3枚、木綿掛け布団6枚があり、コンセントはテレビ脇に2口×1(TVで1使用)、窓の下に2口×1です。
窓は2重窓でおおむね寒さをシャットアウトできるのですが、部屋ヒーターの温度調整が皆目できず室内が激熱になります。今回はこれまでになく暖房が強烈で、夜間でも窓と入り口を少し開けて過ごしました。
共同炊事場は、無料ガスコンロ2基に加えてグリル付きのガステーブル1台もあり、鍋釜薬缶、食器類と充実で食事を作るのに不都合はありません。
ただし食器棚脇の2口コンセント1基が死んでいるようで、通常冷蔵庫に給電しているもう1基に空いている1口だけが利用できて食事前には電子レンジと炊飯器が競合したりします。
風呂は43~44℃前後の男性浴室と外の混浴露天風呂が使えます。女性は専用露天風呂があります。
相変わらず水蛇口はあるものの体を洗う湯は湯桶から汲むスタイルで、むろんシャワーなんてありません。リンスインシャンプー、ボディーシャンプー、石鹸は常備されています。
外気が低温なので混浴露天は湯口近くで37~38℃、混浴脱衣所近くで36~37℃と超適温になっていて、入るとつい1時間ほど昏睡に落ちてしまうのです。
今回の自炊部は4~5人ほどの湯治客が滞在しているようでしたが、あまり風呂や炊事場でも出会うことは少なく、結構静かにのんびり滞在することができました。
若干気に障ったのは、たまたま炊事場で会った態度のナマイキなおばちゃん客です。
炊事して吹きこぼしたら後をちゃんときれいにしてくださいとかエラソウに言われて、はい気をつけますと答えたものの、よく考えたら汚した記憶ないんですよね。俺の缶ビールをはたき落してベコベコにしたくせに、とか思いながら大人の分別でその場は流しました。
まぁともあれ湯治はお互いに自分では気づかないご迷惑を人様におかけしていることもあるので、気をつけましょう、というお話です。
2泊してチェックアウトの日は朝から降雪で、お山の上はまだまだ春は遠いようでした。
やはりこちらも雪が積もっている冬場がいちばん居心地がいいようです。