好山荘
東北（福島県）格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
福島　赤湯温泉

≪２０１４年０５月宿泊≫（２泊）

４月下旬営業開始なのは十分承知していたのですがお仕事的事情でお邪魔できず、ちょっと遅れて５月中旬近くになってようやく新年のご挨拶となりました。
消費増税の関係で旧価格自炊オール込み１泊＠３６００だったのが自炊２泊オール込みで￥７４００になりましたが、１泊あたり＠３７００と相変わらず懐に優しいお宿です。

当日の娑婆はこれでもか、というくらいの晴天で昼食直後の福島街中は２３℃と汗ばむ陽気です。
残雪残る吾妻連峰の景色を愛でながらいつもの道をえっちらおっちら登ること１時間、お宿前でエンジンを切る前に確認した気温は１０℃でした。


当地はだいたい標高９００ｍなので平地より５℃ほど気温が下がるのですが、今日の場合は福島盆地の気温が高すぎた、というのが順当なのでしょうか。
でも女将さん曰く今朝は土湯峠あたりでは雪が舞っていたそうで、まあ仙台からほんの３時間ほどで同じ南東北と考えづらい別天地的なところに行けることをありがたいと思うことにしましょう。

今日の泊まりは自分を含めて３組ほどだそうです。ゴールデンウィークも連日満室だった昨年とは打って変わってヒマだったそうで、静かに湯治できる時期はいつ頃なのかもうちっともわかりません。


今日の部屋はいつものというか５番か６番かどっちかな、という感じで結局５番です。


自炊だと５番か６番だけなのか聞いてみたくなるところなのですが、でもたぶんホボそうだろうから、運命ちゅうか成り行き（笑）で粛々と成り行きに身を任せるのもある意味湯治の醍醐味なのですな。

部屋に入って、前回大幅に変貌を遂げていた掘りごたつ式テーブルが想像してたけど想像通りだったのにはササヤカに驚きました。


２ｍ×１ｍほどの結構デカい掘りごたつテーブルなのですが、まったくそのまま８人掛けくらいの掘りごたつになってました。天板なんか２枚使っていて、一人で泊まるととてもじゃないがもて余してしまいます（汗）


いつかそのうち８人くらいのツアーとか企画して大所帯で宴会とかしてみたいものです
その他部屋の備品、共同炊事場などはお変わりないので説明省略します。



毎度お気に入りの展望風呂は今回なんと断続的に工事中で、あまり存分に利用することができませんでした。どうも脱衣屋根と防風囲いを設置しているようで、９時過ぎ～１７時過ぎは工事立ち入り禁止になってしまいます。

でもそういうときには神様の思し召しだと思って、ほかにまだ２か所風呂があるのでそちらに入るのが湯治的ユルさです。そういや赤湯や男女別露天なんて入るのは久しぶりで、まぁいいチャンスでしょう。


赤湯に至ってはどういう事情かわかりませんがいつもの女性浴場が男性浴場になってましたね。
プレミアムなシャッターチャンスと思いながら、広い赤湯浴槽を満喫しました。




もっとも湯質自体は普通にいつもの赤湯で、小さいほうより今日は熱めでしたが。

とはいえ自分にとっていちばん湯治風情を味わえるのが展望風呂なのはいうまでもありません。
限られたチャンスで入る見晴らしの湯と露天の白湯は、気のせいか少し硫黄が薄くなっていたように思えました。入り心地はいい塩梅ですが、少し心配です。


防風囲いはだいぶ解放感を損なって脱衣屋根もできて窮屈になった感じですが、板は取り外せるようになっているので暖かくなったら取り外して解放感回復するのだろうと思います。


個人的にはそれも悪くはないんだけど、でもできれば脱衣屋根を作るより赤湯にシャワーをつけてもらいたいものです。百歩譲って真湯の蛇口でもいいんですけど、これで展望風呂の人気が出て独占するのに不自由するようになった日にゃ、目も当てられません。

デジタルＴＶはいちおうちゃんと部屋にはありますが、今回はコンセントさえ入れずじまいでその後ＴＶ環境がいかがな状況なのか、情報提供さえできないのであしからず。

今回の炊事場冷蔵庫はそこそこ空いていて、まぁあまりアテにもしてなくて娑婆で氷を発泡スチロール箱にたっぷり仕込んできたので（駅西のイトーヨーカドーさんありがとうございます）、２泊だし円滑に過ごすことができました。

中継局が鷲倉温泉にあるので、宿館内では相変わらず窓際でＦＯＭＡがギリギリ着電するかどうか、新館２階北側（突き当たり）あたりでならかなり遅いけどタイミングや天候が悪くなければＦＯＭＡ Ｌ－０５Ａでもそこそこ通信できます。

コジローは相変わらず息災で無愛想ですたが、どうも女将さんが餌を持っているときだけはお座りしたりお手をしたりモチベーションが高まるようであることがわかりました。