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黒湯
東北(秋田県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
仙北 黒湯温泉

≪2014年05月宿泊≫(1泊)

今年の営業が4月中旬からスタートしていたのに、ようやく今年最初の訪問は5月も後半になってからいつもの木造自炊棟22号室指定で@3500+入湯税¥150+消費税¥280で1泊だけお世話になりました。

帳場で22号室であることを確認し、なにしろ常連なので部屋案内には及ばないことを告げ、セルフで入室したのが13時半くらいです。こちらの正確なチェックイン時間はもはやよくわかりませんが、だいたい昼過ぎに押し入っても特にとがめられないのです。

駐車場から下りていく途中で見える帳場棟は茅葺屋根を補修しているようで、結構大がかりな足場が組まれています。
秋田 黒湯 遠景

建屋の間にはまだ残雪があって、自炊棟の窓囲いもまだ撤去作業進行中なようでした。
秋田 黒湯
秋田 黒湯 帳場棟
秋田 黒湯 提灯

お久しぶりの22号室は相変わらずシンプルで、布団が新しくなっているみたいでふかふかです。マットレス・羊毛敷布団・化繊掛け布団・毛布が2セットあります。
秋田 黒湯 自炊棟
秋田 黒湯 自炊棟内部
秋田 黒湯 自炊棟2階廊下
秋田 黒湯 22号室内
秋田 黒湯 22号室内

炊事場が改修されていて少し驚きました。
秋田 黒湯 共同炊事場
秋田 黒湯 共同炊事場

以前調理器具の専用小部屋に収納されていた食器棚が流しの脇に移設されて、元食器置き部屋は洗面と洗濯場になり、トイレが男女別洋式水洗シャワートイレになっています。
秋田 黒湯 共同炊事場
秋田 黒湯 共同炊事場
かなりグレードアップした印象はあります。
共同炊事場流しに温水蛇口が新設されていましたが、そのままでは洗いものが出来ないくらい熱い湯が出ます。

お湯は変わらずいずれの浴槽も到着日で40℃、翌朝で42℃くらいと、加水ではありますがそれなりちゃんと管理されています、というかまぁお湯は生き物なのでこれくらいコントロールされていれば上出来といえるでしょう。
秋田 黒湯 男女別浴場
秋田 黒湯 男性内風呂
秋田 黒湯 男性露天風呂

自炊棟の改修はそれなり結構ですが、混浴露天風呂に出る木引き戸は相変わらず脱輪してガタピシ開け閉めしにくいままで、こちらを先に手直しするべきじゃないかと思ったりしましたけど。

風呂場では宴会するための団体旅行のような年寄り7~8名が騒がしくて、とてもうっとおしかったのですが、冥土に行くまでにハデに散財してくれるほうが景気高揚のためになるので大目に見てあげることにしました。
今回の宿泊では自炊宿泊客は4人木造湯治棟に泊まっているだけでした。

もうひとつ宿で進化があったのは、kuroyufreeという無線LANが設置されていたことです。
自炊棟からだとギリギリ受信できるかどうか、帳場に一番近い2階の廊下の端ならそこそこネットにつながりました。

旅館部の人気があるというのは宿の金回りがよくなるので、多少はウザい客が来て世俗化するとはいえ、自炊客にも恩恵があるわけです。
昔の湯治宿の情緒が薄れる深刻な懸念は否定できませんが、そこそこお宿が儲かって永続することはなにより大事なことですね。

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