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須川高原温泉旅館
東北(岩手県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
一関 須川温泉

≪2014年08月宿泊≫(2泊)

夏の暑さも峠を越え、例年より少し遅れて夏の疲れを癒すために東北屈指の涼しい湯治場である須川に来ました。とことん風呂に入りまくって湯疲れし、自然の涼しい空気の中で泥のように眠って身体を強制リセットするのです。

もっともスケジュール的な問題と宿泊料金の手痛い値上がりのため、今回は2泊だけです。
今年度は一人泊の場合5月・6月あたりは1泊目@5500、連泊2泊目@4500、連泊3泊目以降だと@3500というような料金体系だったのですが、7月~9月は1泊目@6000、2泊目@5000、3泊以降@4000で、ハイシーズンの盆と紅葉時期はさらに¥500ずつ料金が高くなります。

はっきり言っちゃってこのお宿で1泊目自炊@6500なんて値付けは正気の沙汰ではありません。
従業員さんに聞くとやはりひどく自炊宿泊は落ち込んでいるようです。
今年なぞは霊泉の湯の天井が落ちたし各所の修復に物入りなのはわかりますが、ますます宿泊が低迷して自分の首を絞めていることに経営者は気づいていないようですね。
まことに困ったものですが、当宿の先行きが強く懸念される状況になってしまっています。

それはともかく、宿に着いたのはちょっと遅めの15時半くらい、娑婆では曇りでしたが結構な雨が降って肌寒いほどでした。
岩手 須川高原温泉旅館

ご案内頂いたのはほぼいつものあたりの616号室、部屋に鍵がかかる踏み込み0.5畳、室内6畳、キッチン2畳の部屋で、室内設備は踏み込み横にヒーター、地デジチュナー接続で5チャンネル映る無料14インチアナログテレビ、金庫とお茶セット、キッチンに120リットルくらいの2扉冷蔵庫、流し、コンロが一口、食器棚があり、食器や鍋やかん類も最低限ながらあります。
岩手 須川高原温泉旅館 616号室
岩手 須川高原温泉旅館 616号室内
岩手 須川高原温泉旅館 616号室内
岩手 須川高原温泉旅館 616号室内
岩手 須川高原温泉旅館 616号室内
岩手 須川高原温泉旅館 616号室内
岩手 須川高原温泉旅館 616号室からの眺め

いつも通り食器洗い洗剤とスポンジはありませんが無いこと前提で訪問するので、もし常備化されたりしたら宿泊予約の時点でちゃんとと言ってもらえないと、無駄に持っていくことになるのでちゃぶ台ひっくり返してしまうかもしれません。

寝具は押入れに木綿敷布団×6+木綿掛け布団×3+毛布×3で、アメニティとしていまだかつて使ったことがない丹前と浴衣が3セットあるのもお変わりありません。
コンセントがテレビ横に2口×1、冷蔵庫横に1口×1、ヒーター横に1口×1なのもいつも通りです。

今回の滞在目的は疲労リセットのため泥のように眠ることなので、部屋に入ってまず布団を敷いて、布団乾燥機を仕込んで念入りに快適に眠るための下準備を施してから風呂に出撃しました。

昨冬の雪で天井が落ちた霊泉の湯はまだ修理完了していませんでしたが、見た感じほぼ作業は終わっていて、9月第1週にはリリース出来そうな雰囲気でした。
岩手 須川高原温泉旅館 館内案内掲示
岩手 須川高原温泉旅館 霊泉の湯

湯船は以前のままで、さすがに壁板は新しいものを使っているので少々昔の湯治場風情が薄まった気はしますが、これはやむを得ないでしょう。
まぁ自分にとって熱すぎる霊泉の湯は、須川のシンボルではあっても入浴する湯ではないので。。

大日湯(大露天風呂)は相変わらずワイルドな解放感満点の、気持ちのよい湯です。
岩手 須川高原温泉旅館 露天風呂大日湯

土曜夜からの2泊だったので着日の夕方は最大10人くらいが入浴していて、この宿にしては混んでいる印象ではありました。
到着時間が遅めだったので、ゆっくり入浴していたら大日岩のライトアップが始まって急いでビールを飲みに部屋に戻ったのです。
岩手 須川高原温泉旅館 露天風呂大日湯

なじみの従業員さん曰く今は源泉湯温が低めになっていて硫黄も少し薄いとのことで、個人的には湯温が低いのはウェルカムですが昔に比べても硫黄も酸も薄くなっているのは気がかりです。
温泉は生き物なので、ふたたび強烈な湯がよみがえって暮れることを期待したいです。

大浴場は2日目夕方にちょっと入浴しました。
岩手 須川高原温泉旅館 大浴場

さすがに良い気候になって登山シーズンでもあり、日帰り客も多くて湯は正直鈍っていました。もっとも同じころ大日湯もかなり鈍っていましたが、まぁみんなこの湯に浸かりたかったんでしょうからやむを得ないでしょう。

今回は滞在2日目がとてもいい天気だったので久しぶりに帳場で無料券をもらい、昼食時間帯を狙って栗駒山荘にも入浴しに行ってきました。
岩手 須川高原温泉旅館 無料入浴券

内湯が10人前後、露天も10人前後と、相変わらずの人気です。
浴室内は撮影禁止されていたので写真はありませんが、栗駒の夏の終わりの風景を満喫することはできました。
岩手 須川高原温泉旅館 栗駒山荘
岩手 須川高原温泉旅館 栗駒山荘掲示

以前滞在した時は掲示されていなかった気がするのですが、当宿でもフェイスブックを始めたようです。天候や紅葉の状況を配信するのだとか、それより最低最高気温をマメに情報提供してほしいのと部屋や風呂の混み具合、さらには個人的コダワリですけど浴槽の湯の入れ替え予定を配信してほしいと思うんですけどね。
岩手 須川高原温泉旅館 フェイスブック案内

自分はいつも国道342号線の開通・閉鎖情報は栗駒山荘のHPで確認しているのですが、昔からこの宿は情報発信はヘタクソでとても情けないというか歯がゆいです。
もう少し、お客様がほんとに必要としている情報を積極的に提供して客数を増やして、適正なお値段に改正していただけることを期待します。

岩手 須川高原温泉旅館 足湯

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