ITコーディネータ システムアナリスト 西川雅樹のホームページ


須川高原温泉旅館
東北(岩手県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
一関 須川温泉

≪2014年09月宿泊≫(1泊)

今季の営業終了までまだ1カ月あるのですが10月はたぶん訪問する余裕がなさそうなので、暮れのご挨拶に自炊@5950+消費税¥475+入湯税¥75の計6500で1泊しました。

自炊宿泊料金として度を越しているのと日程的にもタイトだったので、1泊だけです。

横手方面で食糧仕入れなどをしてお山に上がってきたのが15時頃、須川はすでに山が色づき始めています。
岩手 須川高原温泉旅館

天気は良いし、今日は登山客も多くて日帰り湯も結構繁盛しているようです。
自分が荷物を下ろしているときに一関方面から大型バスが到着して、ツアコンさんが16時出発ですからね!とか叫ぶ中、お客さんは続々と大日湯に向かっていました。
岩手 須川高原温泉旅館

今回の部屋は606号室、須川荘のいつもお世話になっている部屋の1階あたりで、栗駒登山客と思しき泊まり客も多いようなので、須川荘2階はふさがっていたのでしょうね。
岩手 須川高原温泉旅館 606号室
岩手 須川高原温泉旅館 606号室内
岩手 須川高原温泉旅館 606号室内
岩手 須川高原温泉旅館 606号室内
岩手 須川高原温泉旅館 606号室内
岩手 須川高原温泉旅館 606号室内
岩手 須川高原温泉旅館 606号室内

宿に入ったら早速馴染みの従業員さんから「霊泉の湯の修復も終わり、今は湯量が少なめ・源泉温度も低めだから安心して入れますよ」とご進言をいただきました。
昔からの従業員さんは、自分が熱湯苦手で温湯大好きなのをよく知ってるのです。

いつもは熱い霊泉の湯は避けているのですが久しぶりに突入してみました。
岩手 須川高原温泉旅館 霊泉の湯前廊下

湯温43~44℃、ちょっと高めながら日帰り客も旅館部客もあまりここには来ないし浴槽サイズの割に給湯量が多いので、昔の須川を思い出せる風情のある実にいいお湯を楽しめました。
岩手 須川高原温泉旅館 霊泉の湯浴室内

ただし今回は今期最後の須川なので、大浴場や大日湯にも十分挨拶しなければ帰るわけにはいきません。
大浴場は42℃くらい、いつもの薄濁りでコンディションは可もなく不可もなく、でした。
岩手 須川高原温泉旅館 大浴場

とても残念だったのが大日湯で、大型バスで日帰りに来るくらいなのでしっかり真っ白に濁ってしまっていて、涙ながらに10分ほどで退散しました。
岩手 須川高原温泉旅館 大日湯

風呂番をしていた別の馴染みの従業員さんに今夜は湯の入れ替えはないと聞いて、コンディションのいい大日湯は来年を楽しみにするしかあるまい、と引き上げたのです。

翌朝も早朝から今年最後の3湯めぐりで、熱めで新鮮な霊泉の湯、可もなく不可もない大浴場、とめぐっていちおう大日湯ものぞいてみて驚きました。
岩手 須川高原温泉旅館 大日湯

真っ透明なのです。
どうした訳か夜間に緊急換水が行われたようで実に良いコンディションでした。
新鮮な湯が入った大日湯をことさら好物にしている某常連客の今年最後の入湯だから、ではまさか無いでしょうが、思わぬ換水は自分にとって今年の須川を締めくくるとても良い湯あみになりました。
大日湯風呂上がりには、これまた久しぶりの鳥海山が見えました。
岩手 須川高原温泉旅館 鳥海山遠望

少々ガスが入っていても、鳥海が見えるとなんだかとても得した気分になれるのです。

露天から戻る途中で、窓に「日帰り入浴ご利用ポイントカード」のご案内が貼ってあるのに気付きました。
岩手 須川高原温泉旅館 日帰り案内

はっきりいって大日湯と鳥海でとてもいい気分になっていたのですが、この宿は自炊宿泊はどんどん料金を上げていながら日帰り入浴を優遇するってどういうことか、イキナリ気分がしぼんでしまいました。
目先の利益率に目がくらんでいるというか、この宿を好いてリピートしてくれている、ほんとうに宿を支えてくれているのが誰なのか、全然わかっていないですね。暗澹たる気分になってしまいます。

来年度は少しでも気づいていただけることを願ってやみません。

↑トップ