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黒湯
東北(秋田県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
仙北 黒湯温泉

≪2014年10月宿泊≫(2泊)

実はほんの1カ月前、もう今季の営業期間内に来ることはできまいと少なからず強行軍スケジュールで1泊したのですが、宿代のお勘定の際に営業期間をお聞きしたら10月いっぱいだとのことで、まだ今年の営業期間内に再来できることがわかったのでまた来てしまいました。
当然木造自炊棟の22号室を指定して1泊あたり@3500+入湯税¥150+消費税¥280で2泊です。
秋田 秋田駒が岳

やはりこの時期に年末のご挨拶に行く別の宿の宿泊から連泊で予約をしていたのですが、前の宿に泊まっているときに時ならぬ寒波が来てマサカの積雪、時間がなくて今回は夏タイヤで来ていたので一時は訪問も危ぶまれましたが幸運に恵まれたか雪も消え、やはり天は年末のあいさつをせよと思召したようでした。
秋田 黒湯
秋田 黒湯
秋田 黒湯

で、チェックインしたのは14時過ぎ、22号室でお願いしてますと言ったら「はぁ?」っていうレスポンスで、どうやらまたしても予約受付ミスです。
木造2階建て自炊棟は当日予約はなかったようで事なきを得ましたが、自分が22号室指定で宿泊予約し始めて今回で6滞在目で、うち2回で受け付けミスって、あり得ないほど高いエラー率です。
予約受付手順に問題があるのか従業員の勤務意識に問題があるのか、まぁ当宿は人気はあるのですが宿泊予約をヘマされることは良くあることだと割り切って予約するのがいいかもしれません。

ちなみに帳場から部屋に行く時に、別の部屋にセットしていたシーツを22号室に移すために従業員さんが一人付いてきましたが、スタスタ前を歩いていくばかりで、間違ってもお客様の荷物を持つ気はなさそうでした。
さすがに荷物を持ってもらいたいなどとは思いませんが、従業員がこれでは予約受付ミスが多発するのも無理ないと思いましたね。
東北でも人気上位のお宿がこんなふうでは正直嘆かわしい限りです。
秋田 黒湯 自炊棟22号室
秋田 黒湯 自炊棟22号室

22号室はあいも変わらずシンプルで、ちゃぶ台、ストーブ、マットレス・羊毛敷布団・化繊掛け布団・毛布が2セットあるだけで室内にコンセントさえありませんが、当宿の寝具は、自炊湯治にしては軽いし弾力があって湿気少なく寝心地が良いものが用意されているのは評価できます。
秋田 黒湯 自炊棟22号室内
秋田 黒湯 自炊棟22号室内
秋田 黒湯 自炊棟22号室内

今回はちゃんと部屋に来た従業員さんがストーブ灯油を満タンにして帰って行きました。

炊事場は前回通り食器・鍋釜調理器具類あり、食器洗い洗剤あり、冷蔵庫あり、お湯の蛇口あり、無料コンロあり、オーブントースターありで、広いし使いやすいと言えるでしょう。
電子レンジも冷蔵庫も1階と2階にあって不自由しません。
トイレはシャワートイレだし、設備に関してはとても良いと言っていいでしょう。

宿泊前日の寒波で紅葉はほとんどが終わってしまってほぼ冬山の景色に変わっているのですが、それでも旅館部の宿泊と日帰り入浴は引きも切りません。
ボディソープとシャンプーもあります。
秋田 黒湯 男性内湯

といってもさすがにこの時期なので風呂はかなりの時間貸し切り状態で楽しむことができます。
秋田 黒湯 男性露天
秋田 黒湯 男女別湯小屋

お湯は変わらずいずれの浴槽も41℃~43℃くらいと、加水ながらちゃんと管理されています。
今回よく調べたら、混浴浴槽と男女別浴槽で源泉が違っていて、混浴の方は単純硫黄泉、男女別は単純泉と表示されているのが確認できました。
秋田 黒湯 案内図

ここに通い始めたころはそういえば、混浴の方が湯が濃いな~とか思ってたのですが、通い続けている間に慣れてしまったというか気にもならなくなっていたようです。
ともあれほんのり硫黄の白濁湯に浸かっていると、しばしツラい娑婆を忘れることが出来ます。

木造2階建て自炊棟は、宿泊初日は(当日予約と思しき1階の1組と自分の)2部屋がうまっていただけでした。
2泊目は旅館部はそこそこの入りながら自炊部は全館貸し切りです。
秋田 黒湯 旅館部入り口

今年の営業ももうあとわずか、朝はほとんど零度近くまで冷え込んでいるし間もなく長い冬を迎えるのです。
秋田 黒湯

来年は受付ミスしないように業務プロセスの改善と従業員意識のアップをやって、人気に恥じない宿になって頂きたいものですが、さてどうなりますやら。

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