ITコーディネータ システムアナリスト 西川雅樹のホームページ


高繁旅館
東北(岩手県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
西和賀 湯川温泉

≪2015年01月宿泊≫(1泊)

こちら方面はしばらくのご無沙汰だったので、少しぶりに1泊だけご挨拶に来る気になりました。
岩手 高繁旅館

無色透明無味無臭ですが、公式ホームページから予約できるのもポイントが高く自炊湯治オール込み1泊@3800、湯治3食付きだと@6800となかなかリーズナブルで、お値段にしては設備も良いのです。

岩手 高繁旅館 玄関

娑婆でウロちょロしてて到着は16時過ぎており、ご案内頂いたのは5階の515号室です。
岩手 高繁旅館 ロビー
岩手 高繁旅館 515号室

たぶん3階が自炊湯治の部屋なのですが満室だそうで、旅館宿泊と思しき部屋にご案内頂きました。
旅館宿泊でも部屋レベルに上下があるようで、521~527号室のほうの廊下にはご自由にお使いくださいと浴衣が廊下においてありました。
まぁ自炊宿泊料金での泊りだし文句はないです。
鍵がかかる木扉を開けると、洗面がある踏み込み1畳を経て、10畳+床の間1畳+濡れ縁3畳くらいの客室、室内には6チャンネル映る20インチほどの無料テレビ、セントラルヒータ、和テーブル、お茶セット、すでに柏餅にされた寝具(マットレス、木綿敷布団、羽毛布団)、押し入れにあと4セットがあります。
岩手 高繁旅館 515号室踏み込み
岩手 高繁旅館 515号室踏み込み
岩手 高繁旅館 515号室内
岩手 高繁旅館 515号室内

濡れ縁には150リットルほどの2扉冷蔵庫とテーブルセットがありました。
岩手 高繁旅館 515号室濡れ縁
岩手 高繁旅館 515号室濡れ縁

窓はシングルガラスで障子が入っていて、濡れ縁と客室の間も障子があるし、セントラルヒータを弱く運転しておけば室温も湿度もさほど厳しい状態にはなりません。
コンセントはテレビ脇に2口×1+セントラルヒータ用が1口×1の実質1か所で、踏み込みの2口×1は室内から遠くて使い勝手はいまいちです。
アメニティはティッシュペーパーだけでした。
部屋には事前に少しの食器もおいて頂いていたようで、部屋に案内頂いたおばさんが自炊するかどうか聞くので少し煮炊きをすると答えたら鍋と丼と汁椀とお玉を持ってきてくださいました。
自炊部屋には前回の経験では炊飯器なども常備でしたが、ご飯は炊かないと申告したので炊飯器なしです。
とはいえ5階にも炊事場があって、湯と水の蛇口が2~3か所、給湯機、無料コンロが3基ほど、電子レンジ、食器洗い洗剤とスポンジ、包丁とまな板、薬缶等があり、5階だとほかに自炊客はいないので競合せず快適です。
岩手 高繁旅館 5階共同炊事場
岩手 高繁旅館 5階共同炊事場
岩手 高繁旅館 5階共同炊事場

毎度ながらなぜか2階黄金風呂は人気がなく、ほぼ独占でした。
岩手 高繁旅館 黄金風呂入り口
岩手 高繁旅館 黄金風呂

ここに来ると金閣寺に放火する狂気が少しわかるような気がしてくるのが不思議なのですが、ジェットバスつきで42℃くらいと適温です。循環で少々気になる臭いもするのは混浴大浴場も同様で、温度コントロールはしっかり42℃くらいでした。
黄金風呂はシャワー付き湯水蛇口が5基くらい、シャンプーボディーソープ石鹸あり、夕方はうたせ湯も稼働です。
混浴大浴場はシャワー付き湯水蛇口が6基くらいか、シャンプーボディーソープ石鹸あり、夕方はうたせ湯も稼働で、未確認ですが源泉サウナとやらもあります。
岩手 高繁旅館 混浴大浴場入り口
岩手 高繁旅館 混浴大浴場脱衣所
岩手 高繁旅館 混浴大浴場内風呂

大浴場にはL字型の露天風呂が併設されており、一番奥には金勢様が祀られています。
岩手 高繁旅館 露天風呂
岩手 高繁旅館 露天風呂

内湯から露天への出口付近は43℃くらいなのですが、金勢様の前あたりは水面下で仕切られていて38~39℃くらいの湯温で実に長風呂向きの良い湯加減でした。
にしても、浴室近くに源泉かけ流しの宿とやらの表示があるのにろ過装置のスイッチがONになっているのはどうもしっくりしません。まぁあれだけ大きな浴槽であれば保温循環せざるを得ないでしょうが。
岩手 高繁旅館 温泉遺産認定証

玄関ロビーには無線機能のあるルーターが置いてあって、有線ではインターネットを利用できますが、表示されているパスワードでは無線接続はできませんでした。
3階自炊湯治部屋は満室だそうだし、旅館宿泊と思しきお客さんもちらほら見えます。
循環だけど、設備の割にお安いからなのといろい積極的にイベントを企画しているようで意外と流行っているお宿なようです。
言っちゃなんだけど岩手の山奥で特段特徴がある湯でもないのに、よく頑張ってらっしゃるという気がするのです。

↑トップ