ITコーディネータ システムアナリスト 西川雅樹のホームページ


温泉民宿栄弥
東北(岩手県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
雫石 鴬宿温泉

≪2015年10月宿泊≫(1泊)

ちょいと雫石~田沢湖近辺の年末のご挨拶まわりに行く北東北の旅の途中、往路に鴬宿温泉で一息入れることにしました。
岩手 鶯宿温泉看板

実は当宿とは別の近くの自炊宿を狙ったのですがあろうことか満室で、それならばということで一度調査したかったこともあり当宿の食事つき宿泊をお試しすることにしたのです。
こちらは2食付きの基本料金は@6000+一人宿泊割増¥500+冬季暖房¥500+入湯税¥150で、直接予約すると入湯税分サービスになり締めて¥7000です。

今回は以前ゲットした岩手県のおもてなし旅行券で泊ることにして予約を取りました。
岩手 栄弥
岩手 栄弥 玄関

宿に着いたのは14時過ぎ、宿の道向かいの駐車スペースに車を止めてゴソゴソしてたら女将さんがお迎えに出て来て、ご案内頂いたのは玄関まっすぐ進んで右手の藤の間でした。
岩手 栄弥 玄関
岩手 栄弥 藤の間

外鍵がかかる木の引き戸の中は踏み込み1畳+客室部7.5畳+床の間つきの部屋で、室内設備は和テーブル、お茶セット、ファンヒータ、ETV含め6チャンネル映る無料20インチくらいのテレビ、アメニティは大小タオル、浴衣丹前、ティッシュといったところです。
岩手 栄弥 藤の間室内

寝具は木綿敷布団×2+タオルケット×1+木綿掛け布団×1がすでにセット済みで、部屋押し入れにはあと2セットがあって3人部屋という感じです。

コンセントは床の間に2口×1とセントラルヒータがあるコーナーに2口×1あり不自由はない印象で、窓はダブルガラスで障子入りながらカーテンはありません。

10月末で肌寒い室内環境だったのでヒーターをつけたのですが、間もなくカメムシが這い出してきてそれなりに緊縛抹殺処分にしました。まぁ東北の湯宿ではごく日常茶飯事、珍しい事でも何でもありません。
自分の友人はカメムシのことを温泉宿に住む妖精だと言いますが、言い得て妙というか、温泉はそのくらいのおおらかな心で楽しみたいものです(笑)
岩手 栄弥 カメムシ抹殺

暖房稼働すると活動再開するようですが室内にも廊下にもガムテープが見当たらず、まぁいつも携帯している自前のガムテープで処置しましたが、ガムテープくらいは常備しておいてほしいところです。

基本的に自炊宿ではないので宿泊客用に用意された炊事設備はありませんが、玄関脇に談話コーナーみたいなのがあってそこに120リットルくらいの2扉冷蔵庫があって、電子レンジもあり宿泊客が自由に使えそうな印象ではありました。
岩手 栄弥 談話コーナー

風呂は男女別の内湯×1に鶯宿の共同泉がひいてあり、給湯量は毎分5リットルくらいに見えました。
浴槽温度は41~42℃くらいに上手にコントロールされていて、このあたりの湯宿は激熱湯が少なくないのですが当宿は安心して入浴できるのは大いにアドバンテージでしょう。4.5m×2mちょいの青色のタイル張りかけ流し浴槽は見た目もきれいで、ゆっくりくつろいで入浴できます。
岩手 栄弥 男性浴室入り口
岩手 栄弥 男性脱衣所
岩手 栄弥 男性浴室

チェックインした時には湯は入れ替えたばかりだそうでまだ半分弱ほどの溜まり具合でしたが、鶯宿らしいほんのり硫黄臭に綿ぼこりのような湯の華が漂う一番風呂はなかなか満足感が高いのです。泉質としては単純泉に分類される鴬宿の共同湯です。

水・湯の蛇口が4セットあるのですが湯蛇口からはどうも源泉そのままが出ており、シャワー付きの混合栓1基のほうは真湯みたいでシャンプー、石鹸ありでした。
お気に入りの浴室前の無料マッサージチェアはテクニック満載で、朝夕各2セット心をこめておもてなししていただきました。

どんな塩梅だか気になっていた当宿の食事ですが、18時からとお聞きしていた夕食は17:45に準備完了、浴室斜め前廊下を直進した突きあたり広間で他のお客さんとお隣テーブルでいただきます。といってもご到着はまだで一人でいただきましたが。
岩手 栄弥 夕食会場
岩手 栄弥 夕食会場

部屋に通された後は全部卓上に用意は出来ているのであとは放置プレイで、飲み物の注文聞きもなくまぁあっさりしすぎというかそれはそれで良いんですが、お茶とか湯呑がないのはどうだかなぁ、と思いました。
岩手 栄弥 夕食

トンカツの揚げ方に改善の余地はあるし、鯛はしっかり目の味付けでこちらも少々火のかけ過ぎだった気はしますが、全般的に味はまずまず良いしお値段にしては料理は良い印象です。
ご飯もまずまずの炊き加減でミニお櫃にコンビニおにぎり2.5個くらい入っていました。
個人的には七味があると良かったねぇ、というところでしょうか。

朝食は7時半からやはり食事場所で和風な朝食です。ご飯はやはり炊き加減まずまずでコンビニおにぎり2個くらい、品数もなかなか多い朝食で厨房前にはセルフコーヒーもあります。
岩手 栄弥 朝食会場
岩手 栄弥 朝食
岩手 栄弥 セルフコーヒー

設備的に一瞬面くらうのは、トイレと脱衣所の照明が人感センサー点灯になっているところです。
無線LANが利用可能なのですが少々電波状態が不安定でスピードは遅めでした。

カメムシがいるのは仕方ないとしてお値段にしては料理は良いという印象で、刺激が少なくて安心して入れる湯だし一人1泊@6000(一人泊だと割増、冬は暖房費チャージあり)にしてはかなり充実しているといえるように思いました。
ナニゲに行き届かないところもないではないものの、湯は心地いいしおおむね宜しいんじゃないでしょうかという感じでしょうかね。

↑トップ