峡雲荘
東北(岩手県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
八幡平 松川温泉
≪2015年12月宿泊≫(2泊)
ここのところ結構仕事が混んでいてバタバタだったので、積極的にリフレッシュ&ポテンシャル回復に取り組む必要を感じて2泊ばかり硫黄を摂取しに来ました。
料金体系は1泊だけだと@3700、2泊以上だと@3200でお変わりないようで2泊でオール込み¥6400、以前ゲットした「いい旅いわておもてなし旅行券」(入手価格@3000で宿泊清算額¥6000分相当)を利用しての宿泊です。
下界から登っていくとだんだん道端の雪が深くなってはくるもののラスト2kmくらいまでは道はドライで、でも松川荘手前あたりから急に積雪路になって14時頃に雪の宿に到着です。
旅行券を使うことは予約時に伝えておいたのでチェックイン時にアンケート用紙を渡されました。なかなか手際が宜しいようです。
今回は空いている部屋どれでもいいですよ、と言われていくつか覗いてみたものの、結局調理場に一番近い馴染みの105号室にはいることにしました。
室内写真はお変わりなし、踏み込み0.5畳+畳6畳で内鍵をかけることはでき、例によって外鍵提供はありません。
部屋には和テーブル、教育チャンネル含め6チャンネル映る19インチワイドの無料地デジテレビ、お茶セット、温湯ヒーターがあります。アメニティは例によって一切ありません。
押入れにはマットレス2枚、木綿敷布団が4枚、木綿掛け布団4枚があり、コンセントはテレビ脇に2口×1(TVで1使用)、窓の下に2口×1です。
窓は2重窓にさらにプチプチシートが貼ってあって防寒対策は十分なのですが、これも毎度のことながら部屋ヒーターの温度調整が皆目できず室内が激熱になるため断熱シートを引っぺがして内側の窓を半開きにして過ごしたのもいつも通りです。
今回は不思議とほとんどカメムシは見当たらず、逆に物足らなさを感じました。
共同炊事場は、無料ガスコンロ2基に加えてグリル付きのガステーブル1台、鍋釜薬缶、食器類と充実で不便なく調理できるのは変わりなしです。
大型共用冷蔵庫も電子レンジもあり、今回炊飯器は見かけませんでしたが自分は使わないからダメージはありません。
自炊客はほとんどいないようで、滞在中は炊事場を独占で使わせていただきました。
今回風呂は、内湯はおおむね42~43℃(最終日の朝は44~45℃でしたが)、露天は37~38℃ほどの快適コンディションで、露天に入っているとチラホラ雪が舞い、黒い岩風呂に雪が映えてなかなかの風情です。
もっとも内湯から出て露天浴槽に飛び込むまでの寒さは結構こたえますけど。
内風呂は相変わらず水蛇口はあるものの体を洗う湯は湯桶から汲むスタイルで、むろんシャワーなんてありません。リンスインシャンプー、ボディーシャンプー、石鹸は常備されています。
旅館宿泊のお客さんで2泊目夕方は少々風呂が混みましたが、1泊目はほとんど貸し切りみたいなものでした。
1日目なぞはゆっくり入りすぎて湯疲れし、夕食後は胡坐で座ったままでちゃぶ台前で30分ほど意識不明になってしまいました。
このお値段でこれだけくつろげて、こちらの自炊部はもう少し人気があっても良さそうなものなんですがねぇ。
実質負担は¥3400で(むろん飲み物食材費、ガソリン代は別ですけど)これだけ寛げて、「いい旅いわておもてなし旅行券」様様でした。
まぁ普通の何倍も、ひょっとしたら十倍以上岩手県の経済に貢献してるので、たまには美味しい思いをしてもバチはあたらないでしょう。