ITコーディネータ システムアナリスト 西川雅樹のホームページ


三之亟
東北(山形県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
最上 赤倉温泉

≪2016年02月宿泊≫(3泊)

そうそう呑気に湯治三昧してもいられないんですが、実は少し前にゲットした山形日和旅行券(入手価格1枚¥5000で¥10000分の宿泊費精算に使える)の有効期限が迫っていることもあり、ここのところのハードワークの自分へのご褒美ということで3泊4日湯治パックを過ごしに赤倉温泉に来ました。
山形 三之亟

6食付いて締めて¥14814、哀しいかな前期に比べて¥2474の値上がりになってて嗚呼三の丞お前もか、ってな感じですが、でもまぁ当館は冬季暖房料の追加チャージがなくて懐の負担がやや軽いのは良しとしておきましょう。 山形 三之亟 ロビー
山形 三之亟 ロビー
山形 三之亟 廊下

この時期にしては雪が少ない中、15時過ぎに宿についてご案内いただいた(ってか一見客さんは案内してもらえるようですが自分はだいぶ前からセルフ入室になってます)のはいつもの215号室、廊下の凹みにスリッパを脱いで外鍵付きの開き扉をあけると畳敷き8畳+カーペット敷き濡れ縁2畳(+0・7畳ほどの床の間)の部屋で、24時間小国川の流れの音が聞こえ、若干古びてはいるものの居心地がいい部屋です。
山形 三之亟 215号室

和テーブル、お茶セット、湯沸かしポット、温水暖房式のヒータが客室内と濡れ縁に各1基、エアコン、床の間に小さな箪笥といった部屋備品も変わらず、テレビがなくて見たければ玄関わきの休憩室を利用するのもお変わりなしです。 山形 三之亟 215号室内
山形 三之亟 215号室内

インターネット接続したければ帳場付近で無料WiFiが利用できますが、時々回線が不安定になります。

湯治宿泊なのに浴衣、丹前、タオル、歯ブラシ、バスタオルとアメニティーは十分すぎるくらいで、お着き菓子「岩風呂の宿」もちゃんとあります。
コンセントは床の間に1口×1で三又ソケットがささっていて、温水暖房ヒータ裏にある2口×1はヒーターが邪魔になって実質1口だけ使えます。
入室時すでに木綿敷布団×2、羽毛掛け布団×1が敷かれていて、押入れには木綿敷布団2枚、掛け布団1枚、枕が2個ほどありました。掛け布団に襟元シーツが別にはめられて清潔感がナイスなのもいつも通りです。

部屋と濡れ縁は雪見障子で仕切られていて、部屋幅全面の窓はカーテンなしのシングルガラスではありますが濡れ縁にもヒーターがあるので防寒上の問題はなく、寒さも緩んできたので空調は絞ってすごく弱めで過ごしました。
山形 三之亟 215号室外の眺め

風呂は例のごとくひょうたん風呂、岩風呂、露天風呂で、混浴・男女が時間交代です。
山形 三之亟 浴室時間割

ひょうたん風呂は玄関からの廊下途中にあり、長さ2.5m幅1.5mくらいの瓢箪型浴槽があり、シャワーつき蛇口は3基でシャンプー・ボディーソープもあります。時間帯により男性専用または女性専用、状況に応じ貸切にもなる風呂です。 他の湯とちがってこじんまりと建物内にあるので、厳冬期の脱衣時にあまり寒くない風呂で、今回滞在中は40~43℃前後でした。
時間割的にちょっと使いにくくなって、自分にとっては主に7時過ぎた時の朝風呂用ですね。
山形 三之亟 ひょうたん風呂
山形 三之亟 ひょうたん風呂浴槽

小国川沿いにある露天風呂は7時~12時と18時~21時半が男性時間ですが、滞在中寒さが戻ったのでほぼスルーしました。
山形 三之亟 215号室外の眺め後日
山形 三之亟 露天アプローチ
山形 三之亟 露天

今回もご贔屓したのは9時~18時と21:30~翌7時まで混浴の岩風呂です。
山形 三之亟 岩風呂

今回岩風呂は高湯が41~42℃くらい、深湯が42~43℃くらい、中湯が39~42℃くらいだったでしょうか、個人的には37℃くらいの浴槽が欲しいのもいつものことです。

初耳ですが館主によれば、当館の湯はお肌に良いのだそうです。
泉質効能書きはお役所の画一的な表現になっていてお肌についての記載はないものの昔からここの湯は肌に良いと言い伝えられていて、実際ひどいアトピーの子供が3日ほどで良くなったとか。まぁ相性もあるだろうし、病気がなおるといった表現は使えないし、責任を取れるわけじゃないけどそう言われればお肌スベスベになっている気はしなくもないです。

今回夕食は大広間で18:30から開始に限定されてしまいました。
今回の滞在は土日を挟んだこともあり2泊目なんぞ30人ほどの宿泊だそうで、それなりに泊まり客が多いから業務効率化のためか単にサービス低下か、宿泊料金は値上がりしていて若干残念感があります。
ちなみにハイクラス料金で宿泊したら夕食は個室食事になるみたいでした。
まぁそれでも料理はお値段にすれば品数多くて美味しいし、ご飯なんぞ毎食コンビニおにぎり3~4個分ほどあるし、リーズナブル感は少々低下したとはいえまだそれなり健在といったところでしょうか。
朝食は8時から大広間でやはり他のお客さん方と一緒に頂くのですが、当宿で30人分近い朝膳が並んでいるのをはじめてみました。
クオリティ的には例年通り、焼き魚が少々焼き過ぎで燻製化しかかっているのも同様です。
<夕食会場1>
山形 三之亟 夕食会場その1
<夕食1>
山形 三之亟 夕食その1
山形 三之亟 夕食その1
<朝食会場1>
山形 三之亟 朝食会場その1
<朝食1>
山形 三之亟 朝食その1
<夕食2>
山形 三之亟 夕食その2
<朝食会場2>
山形 三之亟 朝食会場その2
<朝食2>
山形 三之亟 朝食その2
<夕食会場3>
山形 三之亟 夕食会場その3
<夕食3>
山形 三之亟 夕食その3
山形 三之亟 夕食その3
山形 三之亟 夕食その3
<朝食会場3>
山形 三之亟 朝食会場その3
<朝食3
山形 三之亟 朝食その3

今回の滞在では3泊湯治パックを全く同日程で過ごすお客さんが2組いらっしゃって、そのうち1組お一人はあろうことかこのホームページのご愛読者の方でした。
食事のときに各テーブルに名札が貼られているのですが、それを見てこのホームページの主だと確信したのだそうでお銚子1本差し入れを頂戴し、むろんご返杯しました。
この時期に当宿で3泊湯治パックしている西川となれば、なるほど99.9%確実に条件に合致するといえるでしょう(笑)、それにしても縁は奇なものというヤツです。

お値段の割に満足度の高いお勧め宿ですが、常識の範囲で飲み物持ち込みOKなのだからどうせなら宿泊者が利用できる冷蔵庫があればな~、と思わずにはいられません。
毎回館主にリクエストするのですが、いつになれば対応してもらえるんでしょうかね。

聞くところによると今年は雪不足でスキー大会が中止になり選手や父兄の宿泊が立ち消えになってン十万円の機会損失だったそうです。
でもそういいつつも近頃は、当ホームページを見て泊りに来たお客さんが少なからずいらっしゃるようで、館主もどうもそれに気付いたのか、お勘定の時に温泉卵を餞別にいただいちゃいました。
山形 三之亟 温泉卵

だからといって決して甘口のコメントを書かないのが当ホームページの良いところなのです。
ちなみに3日めの晩御飯、なかなか用意ができないなぁと思っていたらあろうことか肉を切らしたので買いにいってるって、普通だと起きえないことが起きました。
回を重ねると、そういうことがあってもとりたてて違和感を感じなくなってくる、こちらの宿はそんなお宿ともいえるでしょう。

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