阿部旅館
東北(宮城県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
大崎 東鳴子温泉
≪2016年03月宿泊≫(1泊)
仕事の都合でこちら方面に用事ができて、のんびりできる感じではないものの折角だから的に自炊1泊オール込み@3000+暖房費税込¥500都合¥3500でご厄介になることにしました。
仕事を片付けチェックインしたのは14時半、玄関前を通り過ぎた先の宿脇駐車スペースには日帰り客の車が数台停まっていてなかなかな人気です。
ご案内頂いたのは今回も2階の16号室、食事付き宿泊だとたぶん部屋に食事を運びやすいように1階ご案内で、自炊だと従って2階優先で部屋割するのではないかという仮説はだんだん確信に変わってきています。
まぁ自分は1階でも2階でもかまわないんですけどね。
客室部6畳は踏み込み0.5畳(+押入れ1畳)+窓際板敷部が幅30cmほどで定員3人と掲示されている部屋で、扉に外鍵はかかる設計ながら毎度鍵の提供はありません。
室内設備は、6チャンネル映るデジタルチュナー接続の無料20インチアナログテレビ、120リットルくらいの2扉冷蔵庫、コタツ、ポットとお茶セット、押し入れの中に扇風機といったところです。
3月中旬でまだいくぶん肌寒いものの、窓際に引かれた温泉湯暖房の放熱板つきパイプが良い仕事をして快適滞在です。
いつもながらアメニティ浴衣・丹前等はオプションで、セルフ敷きの寝心地のよさそうな木綿敷布団+化繊掛け布団が2式とタオルケット1枚が押し入れにあります。
冷蔵庫とテレビの間の2口×1のコンセントは、こちらも例によって三又ソケット×2が刺さってかなり凄いタコ足になっています。
当宿のお風呂は2箇所別源泉のものがあって、入り口に「貸切」「男性」「女性」の札を掲げて入浴する変わりないしきたりです。
入浴者が多いときは脱衣所前で待機しなければいけないことも少なくないわけで、まぁなるべく貸し切り利用は遠慮するのが良いでしょう。
今回は夕方以降翌朝までさほど混みはしなかったので、気兼ねなく湯を楽しむことができました。
手前側の浴室は2.5m×3mサイズ浴槽に微白濁・白い糸ゴミ状の湯の花がわずかに漂う赤這3号泉で、到着日で42~43℃、翌朝で43℃くらい、今回も油臭ないしクレゾール臭がかすかに感じらるなかなかツウ好みのお湯です。
奥側は同じく2.5m×3mサイズで金気臭のする笹濁りの赤這1合・3号混合泉、41~42℃前後のお湯で、やはり温泉は生き物というか毎回コンディションが変わるのも面白いところです。
いずれの浴室も石鹸と水の蛇口はあるもののシャンプーや湯蛇口、シャワーなどはありません。
共同炊事場は奥側の階段の奥に各階あって、流しが対面2槽、無料コンロ6口ほど、電子レンジ、食器や鍋釜類、食器洗剤・スポンジ、瞬間湯沸かし器まで一通りそろっており不自由はありません。
当宿では自炊しなくても格安で充実の食事付き宿泊ができることもあってあまり自炊宿泊需要は多くはなさそうで、よって比較的炊事場を独占使用できる雰囲気なので伸び伸びと使えます。
とはいえ泊りに関しては人気があるようで今回も平日ながら1階に数組の宿泊があったようで、気が向けばデブ化を恐れず2食付きで泊りたい気もします。
設備は少々古いけれどバッチくはないし何しろ川向うながら鳴子で自炊@3000、2食付きで@6500、13時チェックイン/12時チェックアウトという破格のお宿です。
更新環境を整備して(ついでにできれば宿泊客用無線LANも整備して)ホームページを開設すればいいのにと心から思います。
ホームページってスタティックな情報発信に向いてるので、ツイッターやフェイスブックもやってるんだから上手に使えばいいのにねぇ。
そうそう、今回は2階東側客室が改装中だったり、玄関にオリジナルマフラータオル販売案内やコップのふちこさん鳴子バージョンを見かけたり、ササヤカな変化にも気付いたのでした。