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須川高原温泉旅館
東北(岩手県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
一関 須川温泉

≪2016年05月宿泊≫(1泊)

先の冬が雪が少なくてゴールデンウィーク前から営業開始していたのは知っていたのですが、昨今はなかなか温泉遊びに興じてもいられなくてかなり出遅れてようやく5月末になって1泊だけの訪問となりました。

予約電話を入れたのは2日ほど前、電話を受けた馴染みの従業員さんに部屋の希望の有無を聞いていただけたので、大浴場建屋の階段棟の向かいは夜間常夜灯が明るくてイヤだと答えたら良い部屋を用意していただけるとのこと、泊り日数はかつてに比べて減ってしまっても嬉しい事に常連ポジションはいまだ健在です。
年初に宿から届いた宿泊料割引の年賀状を利用して自炊1泊オール込み@5500のところ@5000で一泊だけ、ほんのひと時の寛ぎですな。

下界は27℃と好天のなか、登山客と思しき多数の下山車とすれ違いながら須川に向かいましたが、道路センターをはみ出して減速もろくにせずに下って来る車も少なくなくて、ヘボドライバーもマナーの低いドライバーも須川に来るのには困ったものです。

いったん須川を通り過ぎ自宅在庫が切れてしまった仙人水を大量補給したのち、14時に気温21℃の宿の玄関をくぐりました。
岩手 須川高原温泉旅館
岩手 須川高原温泉旅館 ロビー
岩手 須川高原温泉旅館 ロビー

好天の日曜日でもあり登山客と日帰り客でかなりごった返した感じで駐車場満車、個人的には落ち着かないけどまぁ活気があっていいとしておきましょう。

今回ご案内頂いた部屋は須川荘の2階端っこ角部屋の620号室、馴染みの従業員さんが押えてくれたいちばんフロント寄りの眺めの良い部屋です。
岩手 須川高原温泉旅館 館内案内
岩手 須川高原温泉旅館 須川荘端っこ

この部屋には踏み込みはなく、鍵がかかる入り口を開けたらイキナリ畳敷き8畳+板敷き1畳、奥にキッチン2畳です。室内設備は板敷きにヒーター、6チャンネル映る14インチアナログテレビと金庫で、座卓とお茶セットもあります。
岩手 須川高原温泉旅館 620号室内
岩手 須川高原温泉旅館 620号室内

キッチンには120リットルくらいの二扉冷蔵庫、流し、コンロが一口、食器棚があり、食器少々、鍋大小、やかん、包丁・まな板があります。
食器洗い洗剤とスポンジは要持参ですが、持参し忘れたら売店で購入することができます。
岩手 須川高原温泉旅館 620号室キッチン
岩手 須川高原温泉旅館 620号室キッチン

窓からは目の前に大日岩から栗駒山まで一望できるお値打ちの部屋ですが、今回はたまたま部屋が空いていたとはいえたぶん人気があって競争率の高い部屋に違いありません。
岩手 須川高原温泉旅館 620号室窓からの眺め
岩手 須川高原温泉旅館 620号室窓からの眺め

共用電子レンジは昨年までは来迎別館入ってすぐに1台あるだけだったのが、常連客さんから寄贈されたとかで須川荘1階入ってすぐのところに1台設置されて画期的に便利になりました。

セルフ敷きの寝具は木綿敷布団×2、木綿掛け布団、毛布が5セットあり、丹前と浴衣も2セット用意されていました。
コンセントは室内板敷き部テレビ横とヒーター横に2口が都合2口、キッチン流し脇に冷蔵庫用で1口×1です。
当日は日帰り客は多かったけど泊まり客はそれほどでもなかったようで、やはり自炊で1泊@5500(2人1室だと@4500)はどうしても負担感が強いんでしょうね。

そんなわけでお目当ての大日湯は到着日には42~43℃の適温ながら入浴客が多くてそこそこ鈍った湯になっており、それでも1時間ほど硫黄を吸収してから部屋に戻って晩食をしたら湯疲れも加わって食後に一瞬で落ちてしまい、気づいたら深夜でした。
岩手 須川高原温泉旅館 大日湯

今回は夕食軽めに仕上げたので、胃もたれすることもなく気絶してしまったのです。
岩手 須川高原温泉旅館 夕食

大浴場はまぁそれほど好んで入るほどでもないし、こちらもそこそこ鈍っていたので今回は覗いただけです。
岩手 須川高原温泉旅館 大浴場

霊泉は鮮度は良さそうだったので入浴したかったのですが、一日目は50℃近い激熱湯で掛け湯を10杯くらいしたところでノックダウンを喰らい退散しました。
岩手 須川高原温泉旅館 霊泉

湯守をやっている馴染み従業員さんと顔を合わせたのですが、昨今は大日湯は毎晩換湯していて霊泉は今夜換湯するが大浴場の換湯は明日の夜だとのことで、霊泉は温度低めに設定しておいてあげるから明朝入ればよい、とアドバイスをいただきました。

去年今年あたりは以前ほどこちらに滞在していないものの、馴染みの従業員さんたちから眺めの良い部屋を押さえていただけたり風呂の温度設定を好みにしてもらえたり、常連さんのランクはキープできているというか心遣いいただけて有難い限りです。

むろん翌朝は早めに起きて、39℃くらいの新湯の大日湯を満喫した後43~44℃ほどとぬるめに仕上げて戴けた霊泉にも入れて、今年初の須川を満喫できたのです。
もっとも5月末ともなるといかに高所の須川といえどもやはり須上がりは暑くて、すでに脱衣所に扇風機が欲しいコンディションになっています。

はじめて入る620号室でしたが、ここだと栗駒山荘のドコモの中継局に近いのでFOMAはばっちり3本立つし、MVNOのSIMだって受信OKでフェイスブックもメールも室内でできる事がわかりました。
部屋を出たところ須川荘2階北端に休憩椅子スペースがあるのですが、こちらでも良好にFOMA通信ができそうで栗駒の間の前まで行かなくても良いことがわかったのは収穫です。
岩手 須川高原温泉旅館 須川荘休憩コーナー

どうもリピーター集客が弱い感のあった当宿ですが、今年は宿泊スタンプカードができていました。
岩手 須川高原温泉旅館 スタンプカード

自分は自炊部カードしか縁がないけど旅館部もあるんでしょうか、何度か宿泊すると宿泊割引が受けられてカードは2年間有効なようで是非活用したいものです。
年賀状割引とかリピーターへのサービスは重要だし良い事なんだけど、とはいえまだまだ温泉のポテンシャルを活かして集客する余地は十分にあるお宿です。
今回は1泊限りで翌日10時に気温16℃の須川をチェックアウトし、下界に降りたら26℃とイキナリ現実に引き戻されました。
岩手 須川高原温泉旅館

なかなか諸般の事情が許してくれないのですが、やはり4~5泊くらいは滞在してのんびりしたいものです。

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