峡雲荘
東北(岩手県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
八幡平 松川温泉
≪2017年03月宿泊≫(1泊)
その後も根を詰めて仕事して目はショボショボ身体はゴキゴキになってしまったため、硫黄を摂取しないとパフォーマンス低下が危ぶまれると判断して1年ちょっとぶりにこちらに1泊することにしました。
料金体系は2泊以上だと@3200だけど今回は1泊だけのオール込み@3700、さくっと1泊湯治です。
下界から登っていくとだんだん道端の雪が深くなってきはするものの道に積雪はなくて、でも県道から宿の私道に入るなりしっかり雪が積もっていて、宿前の雪だるまにお出迎えされたのは14時まえでした。
いつも必ず2泊するお客さんなのにどういう訳だろうかということなのか、女将さんに3回くらい1泊で間違ってませんかと念押しされながらチェックインして、ご案内頂いたのは久しぶりの102号室、自炊部の一番端っこ角部屋です。
室内はお変わりなし、踏み込み0.5畳+畳6畳で内鍵をかけることはできるが例によって外鍵提供はなく、部屋には和テーブル、Eテレ含め6チャンネル映る19インチワイドの無料地デジテレビ、お茶セット、温湯ヒーターがあります。アメニティは例によって一切ありません。
押入れにはマットレス5枚、木綿敷布団が2枚、木綿掛け布団3枚があり、コンセントはテレビ脇に2口×1(TVで1使用)、窓の下に2口×1です。
入室するやいなやアズスーンアズ案内頂いたおねぇさまにガムテープを所望しました。
むろんカメムシが数匹歓迎の行進をしていたからですが、なんだか今回のこの部屋は気のせいかカメムシ臭がしているような気がしてなりませんでした。
窓はいつもながら2重窓にさらにプチプチシートが貼ってあって防寒対策は十分なのですが、これも毎度のことながら部屋ヒーターの温度調整が皆目できず室内が激熱になるため、今回は窓を開けても大丈夫そうなのでわずかに窓を開けて温度調節しました。
もっとも厳冬期にこれをやると窓が凍結して二度と閉められなくなって、フル暖房の室内にいながらにして凍死の危険にさらされますけど。
共同炊事場は、無料ガスコンロ2基に加えてグリル付きのガステーブル1台、鍋釜薬缶、食器類と充実で不便なく調理できるのは変わりなしで、今回は自炊宿泊者が少なくてほぼ使い放題でした。
大型共用冷蔵庫も電子レンジもあり、炊飯器も棚の下に1台あります。
今回の自炊客は2~3組ほどと見えましたが、自炊客室の数室は従業員さんの寮になっているようでそこそこ人気がありました。
今回の滞在で浴室撮影禁止になったらしきことと、男性浴室7時から30分、女性浴室7時半から30分清掃時間が設けられたのが判明しました。
清掃時間はまぁ良いとして、ついにここにまで無節操で傍若無人な客が押し寄せてきて撮影禁止になったのは残念でなりません。
(露天風呂写真は過去に撮影したものを使っています)
今回風呂は、内湯はおおむね42~43℃、露天は41~42℃ほどのナイスコンディションで、露天に入っているとチラホラ遅い雪が舞い落ちて、硫黄の香りと浴感の強い入り応えのある湯が疲れた心身を癒してくれます。
内風呂は水蛇口はあるものの体を洗う湯はいまだに湯桶から汲むスタイルで、むろんシャワーなんてありません。リンスインシャンプー、ボディーシャンプー、石鹸は常備されています。
1泊2日で見かけた入浴客は10人くらいだったでしょうか、良い湯なんですがオフシーズンでもありどんどん掛け流されていくのがもったいない限りです。
しっかり何度も入ったら、身体が湯に負けてきたようで全身痛になりました。
夕食は岩手県で屈指といわれるホルモン鍋の具材をテイクアウトしてきていたので、これを肴に晩酌して満々腹の大満足でした。
さすがは山の中、3月も第2週なのに夜間雪が降っていたみたいで撤収の朝は車は雪だるま状態で、発進するのに30分を要しました。
従業員さんたちは代替わりしたというかかなり若返って、廊下ですれ違ったりしたらちゃんとフレッシュな笑顔で挨拶をしてくれるようになったのは好印象でした。