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好山荘
東北(福島県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
福島 赤湯温泉

≪2017年11月宿泊≫(1泊)

神様のお導きで裏磐梯に行く宿命を無事に果たし、しかし国道115号泉を通るのに挨拶せずに帰仙してはもうあと何回会えるかわからない旧友に水臭いので、やむを得ず律儀に自炊湯治1泊オール込み@3600で立ち寄ったのでした。
福島 好山荘

13時過ぎに宿に入ると女将はいなくてオヤジさんが留守番していて、予約が入っているのを聞いてない感じでかなりあわてた雰囲気だったものの、食事付きでなく自炊なのがわかってほっとした感じでチェックイン終了でした。
福島 好山荘 遠景
福島 好山荘 近景

宿入りするときなんだか違和感がありながらよくわからなかったのですが、後で気づきました、なぜか玄関上の好山荘の看板が無くなってました。どうしたんでしょうか。
福島 好山荘 玄関

今日の宿泊は自分だけらしかったのですが19時過ぎに予約なしの若造自炊客が3人ほど泊まりに来て、でもほぼ貸し切りに近い泊まりになったのでした。
福島 好山荘 玄関内

玄関の女の子のマネキンは、季節も変わってちょっと装いが赤を強調した洋風になっていました。
福島 好山荘 玄関内

コジローは帳場部屋でコタツ脇でじっとしていて、呼びかけてもあぁアイツかとチラと観るだけで歓迎のそぶりはおろか興味さえなさそうで、まぁ正直高齢だし存命の顔を見れたことをもって良しとしましょう。
福島 好山荘 コジロー

さて今日の部屋はいつもの6番客室、ちょっと新しそうな小型のストーブが設置されてるけど4.5畳用くらいの小ささで、どう考えてもこの部屋には力不足感が否めません。
福島 好山荘 6番

それほど寒くもなかったから結局使わなかったですけど。

6番客室はいつもと変わらず11畳客室でシングルガラス窓にカーテンあり、室内設備はコタツと座布団、19インワイドの無料テレビ(地デジ5チャンネル・映り具合未確認)、ポット&お茶セット、食器棚、火鉢で変化なしです。
福島 好山荘 6番客室内

押入れには木綿敷布団・マットレス・木綿掛け布団・毛布が5セット、コンセントはテレビ横に2口×1(TVで1口使用)でこれもいつもどおりでした。
福島 好山荘 6番客室内

荷物搬入のち寝具の設営がすめばとるものとりあえず見晴らしの湯、今回はしばしば頭をぶつける梁のところにカラー発泡スチロールの円筒形クッションがあしらわれていて、毎回よくよく見ないと気づかない細かい変化を探し出すのも楽しいのです。
福島 好山荘 見晴らしの湯出口
福島 好山荘 見晴らしの湯
福島 好山荘 見晴らしの湯

大好物の見晴らしの湯は湯温38℃ほど、今日はどれだけ粘っても他の宿泊者に迷惑はかからないから14時から2時間粘らせていただきました。
福島 好山荘 見晴らしの湯

少し冬の表情を見せはじめたアタタラの山々を愛でながら、といいつつ少なからず魂が抜けた2時間、無理して来た甲斐がある無我の境地とはこのことでしょうか。

過去には吹雪の中入り続けていたこともある湯ですが今日はちょっと風が強くて風速6mくらいと思われ、湯から出ると少し指先がかじかむとはいえのぼせない良いコンディションでした

さすがに喉が渇いて見晴らしの湯を離脱したのはそれでもまだ16時です。
赤湯や白湯を覗いて、でも今から入るほどの体力もあまり残ってなくて、夕食作りを始めることにしました。

炊事場は相変わらず、80リットルくらいの冷蔵庫と基本宿専用の300リットルほどの冷蔵庫があり、電子レンジあり、鍋釜薬缶フライパンあり、食器類あり、調理器具あり、食器洗い洗剤&スポンジあり無料ガスコンロ4基ありで、炊飯器はないけどお釜はあって、少し雑然としてはいるけど設備充実と言えるでしょう。
福島 好山荘 共同炊事場
福島 好山荘 共同炊事場
福島 好山荘 共同炊事場

実は今日は昼食を2軒ハシゴしてしまったのであまり空腹でもなかったのですが、猪苗代で仕入れてきた食材のうち炒め用野菜と〆サバは今日はあきらめることにして軽めの夕食を作りました。

後日食べた〆鯖は、八戸産だから美味いと信じて買ったのに脂の乗りがいまいちなうえ生臭くて大残念モノでした。

今夜のメイン料理は例によって福島とくればって感じで餃子と馬刺しです。
福島 好山荘 夕食

格安ラーメンチェーンの幸楽苑は実は福島県発祥なのですが、そのラーメン麺や冷凍餃子を作る系列子会社も県内にあって、そこの餃子はいちおう地場産品と認めてあげることにして地元スーパーで仕入れてきたのです。
一袋20個入りで宿のフライパンに入りきらず夕食には17個を頂き、残して帰るのもナンなので翌朝餃子ライスの朝食にしましたが、まぁ手堅く普通に美味い感じでしょうか。
餃子を地元B級グルメで売り出そうとしている福島なんだから、もう少し戦略的にこれぞ福島の餃子といえるようなキラー商品を育成してほしい気はします。

馬刺しはさすが調達したのが会津圏だけあって新鮮で、久しぶりに美味い物を食った感じです。
福島 好山荘 馬刺しとお酒

会津は唐辛子ニンニク味噌で、新庄はニンニク醤油で食べるのが伝統なのですが、個人的には唐辛子ニンニク味噌のファンなのです。

さすがは山の中、晩酌の間にも気温はどんどん下がり夜間はきっと零度近くまで下がったんじゃないだろうかと思うくらいで、一晩中雨風が凄かったし加湿器は使っていたけど結構喉がイガイガになってしまいました。

翌朝はさすがに朝イチで屋外で服を脱ぐほど頑強健康優良児ではないので、まずは赤湯内湯43℃ほどを20分、赤湯露天は35℃くらいだったのでスルーして体を温めてから屋外38℃ほどの露天白湯で30分を過ごしました。
福島 好山荘 内湯赤湯
福島 好山荘 男性内湯
福島 好山荘 赤湯男性露天
福島 好山荘 白湯男性露天
福島 好山荘 白湯赤湯男性露天

朝食後再度露天で30分、今年最後の見晴らしの湯は37℃弱まで温度が下がっていて出るに出られず30分の湯浴みとなりました。
福島 好山荘 見晴らしの湯

コジローは視力も体力もかなり落ちて、到着日の夕方にしばらく姿を見せていたほかはほとんどコタツの中に潜り込んで姿を見せませんでした。
8月で15歳を迎えたハズなのでやむを得ないでしょう。
また来春、会えることを願いながら山を降りたのでした。

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