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須川高原温泉旅館
東北(岩手県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
一関 須川温泉

≪2018年05月宿泊≫(1泊)

どこも混んでいるゴールデンウィークは外に出るのすら気が進まないというか、なにかとタスクもあってほぼ引きこもり状態だったのですが、さすがに心身が音を上げ始めてちょっとリフレッシュしに行くことにしたのが、冬季休業明け間もないこちらです。
毎年自然条件や除雪の進み具合によって営業開始時期はバラバラなんだけど今年はGW初めに営業再開できたようで、でも連休まっただ中はさすがに混んでるだろうからギリギリ外してGW最終日に宿泊することにしました。

日が日なので混んではいないだろうと前日に予約を入れたら想定通りノープロブレム、お値段は自炊宿泊オール込み@5500のところ常連さん宛の年賀はがき割引があって▲¥500で一泊です。

当日娑婆はちょっと汗ばむ24℃、食材仕込みとかをこなして栗駒を上ること約一時間、前の前の仙台ナンバー車がとにかくトロくて、イライラの絶頂に到達する前になんとか登り切ったのです。
ちなみに道の駅厳美渓あたりまで岩手県警のパトが60km/hで前を走って、今日は我が家の温泉ビークルはあまり実力発揮できていません。
昼すぎでかなりな数の車が下ってくるのにすれ違うのですが、大幅に中央を越えて走ってくるヘボも多くて、あいつらは断じて真湯ゲートで遮断すべきです。
岩手 須川高原温泉旅館 往路

須川周辺はまだ5m以上残雪はあるでしょうか、昼過ぎ外気温14℃ほどで過ごしやすさは格別です。
岩手 須川高原温泉旅館 須川周辺

着いて早速チェックイン、フロントにいるのは初めて見る従業員さんなんだけど、どうも入れ替わりが激しい感じで、もはや大部分の従業員さんは自分より須川の後輩になってしまっています。
岩手 須川高原温泉旅館

ご案内いただいたのは須川荘618号室、外鍵がかかる木の開き戸を入ると0.5畳の踏み込み、畳敷き客室スペースの窓側には2畳ほどのキッチンスペースがある自炊部標準タイプの客室です。
岩手 須川高原温泉旅館 自炊部入り口
岩手 須川高原温泉旅館 自炊部廊下
岩手 須川高原温泉旅館 618号室

室内設備はヒーター、5チャンネル映る20インチ強の液晶テレビと金庫、座卓とお茶セットで、キッチンには120リットルくらいの二扉冷蔵庫、流し、無料コンロが一基、食器棚があり、食器少々、鍋大小、やかん、包丁・まな板が常備です。
岩手 須川高原温泉旅館 618号室内
岩手 須川高原温泉旅館 618号室内
岩手 須川高原温泉旅館 618号室内

食器洗い洗剤とスポンジは常備されていないので持参するか1階売店で調達することになります。
共用電子レンジが自炊棟入り口に配置されているので、ナンチャッテ自炊も不都合はありません。

部屋のセルフ敷きの寝具は木綿敷布団×6、木綿掛け布団3、毛布が3枚あり、毎回使わない丹前と浴衣も3セット用意されていました。
コンセントはテレビ横に三又ソケットつきの2口×1、キッチン流し脇に冷蔵庫用の1口×1があります。
岩手 須川高原温泉旅館 618号室内
岩手 須川高原温泉旅館 618号室内

大日岩が良く見えて居心地よいなかなか好みの客室です。
岩手 須川高原温泉旅館 618号室眺め
岩手 須川高原温泉旅館 618号室内掲示物

今回はとりあえず寝具をセットしたらすかさず大日湯にダイブイン、今日は42℃くらいで2時間ほど湯を楽しみます。
岩手 須川高原温泉旅館 大日湯

GW最終日でもあり日帰り客が多くて15人くらいで、でも15時頃になったら日帰り客は一斉に引いていきます。
気になったのは湯の透明度が変に高くてでも浴感に力強さがなくて、湯が新鮮というよりは成分が薄くなって白濁する元気もない感じです。
岩手 須川高原温泉旅館 男性大日湯

休業明けて間がなくて単に安定していないだけなら良いのですが、それでなくても昔に比べて薄くなった須川の湯なので、ちょっと心配です。

ちなみに給湯の樋が昨年まで木製だったのが竹になっていました。
岩手 須川高原温泉旅館 大日湯給湯樋

いったん上がって夕食の用意と水分補給をしたら夕食前のもう一風呂は大浴場、43℃ほどで1時間ほどの入浴です。
岩手 須川高原温泉旅館 大浴場
岩手 須川高原温泉旅館 男性大浴場
岩手 須川高原温泉旅館 男性大浴場露天

なお霊泉にもチャレンジしたのですが、熱いを通り越してあまりの激痛に5秒で飛び出てしまいました。
あんなに熱いのにそれでもまだ温いというお客さんがいるらしいのですが、年寄りだったらあの世行き確実な熱さです。
岩手 須川高原温泉旅館 霊泉
岩手 須川高原温泉旅館 霊泉
岩手 須川高原温泉旅館 霊泉

今夜の晩餐はホルモン炒め、野菜炒め、赤エビ刺身、生湯葉とグルメディナーでした、
写真に写りこんでいる缶ビールは実は、我慢できなくて調理しながら飲み切ってしまった演出の空き缶ですけど。
岩手 須川高原温泉旅館 夕食

21時ころ水道から水が出ないトラブルがあって、夕食後の茶碗洗いとその後歯磨きはできて実害はなかったのですが、あれはなんだったんだろうという感じです。
なお今回は部屋のヒーターの調子が悪くスイッチを入れても冷風しか出てこなくて、ほかの部屋からも苦情が出ているようでした。
ガスの燃焼が不調なのだそうで、営業再開して安定するまではちょこちょこ不具合があるような印象です。
空調トラブルに関しては、ファンヒータの貸し出しサービスしてもらったのでそれで事なきを得ました。

翌朝は9時の下山時点で10℃だから、早朝だとヒトケタ前半だったでしょうか、寒い中朝風呂に出動したのが6時すぎでした。
大日湯に行ってみたものの入り口に鍵がかかったままで、宿泊者には案内はなかったけど、宿のフェイスブックページにこの日修理作業があるとお知らせが出ていたので、どうもそのあおりで入浴できなかったようです。
せめて玄関にでも入浴できないって掲示くらいすればいいのになぁと思います。

やむを得ず行った大浴場の朝風呂は43℃ほどで完全貸し切りで、でもくすんだ緑色の浴槽底がクリアに見えて全く濁りもなく、あらためて薄くなっているように感じました。
しばらくしたらいつのも濃い湯に戻ることを、切に願いたいです。

駐車している車の台数が10台くらいだったので、昨夜は十数人の泊りだったようで結構空いていました。

気がかりに思えたのはなんとなく若い従業員さんが激しく減っているようで、宿の高齢化が進んでいるようなのです。
岩手 須川高原温泉旅館 ロビー

娑婆で労働人口が減少して、労働条件の良くないこちらにはなかなか応募がないのだとか、まぁシニアの活躍が期待されるご時世ながら、幅広い世代がまんべんなく働くようでないと宿に活気が出ない気はします。
岩手 須川高原温泉旅館

なんかFOMA電波も以前より弱くなってる気がする辺鄙な立地なんだけど、もう少し職場環境や待遇を改善して従業員満足度の改善をしないと、顧客満足度が低下してしまいそうな昨今なのです。

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