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高東旅館
東北(宮城県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
大崎 川渡温泉

≪2018年12月宿泊≫(1泊)

今年もあと何日とカウントダウンが始まったこの時期、掃除片付けで心身を消耗してつい現実逃避の末にたどり着いたのがこちらです。
こちらには2014年初めに初訪して以来のご無沙汰で、冬場に愛用してた宿が閉館したり値上げしたりで、ちょっと行き場が無いテキな成り行きで久しぶりにお邪魔してみる気になったのです。

自炊一泊@3930+消費税¥314、入湯税が¥70で締めて¥4314になります。

チェックインは13時からOKなので、岩出山あたりで夕食材を仕込んだり昼食をとったりして12時半過ぎくらいに到着しました。
おりしも今年初めてのパワフル寒波襲来、宮城は昨夜からちょっとした雪が降っていてところどころでビビリながらのスノードライブを楽しむ羽目になりました。
当宿、年末土曜日からは結構予約も多そうながら、その前の平日だとお客さんはあまり殺到しておらず、宿前も空いていて駐車も楽々です。
宮城 高東旅館

一度来ていれば常連同然、いちおう旅館部の玄関を覗いてからあらためて自炊棟から入館して旅館部帳場に案内を請います。
宮城 高東旅館 旅館玄関
宮城 高東旅館 旅館玄関内
宮城 高東旅館 自炊部
宮城 高東旅館 自炊部玄関
宮城 高東旅館 自炊部廊下
宮城 高東旅館 旅館玄関内

前回いた物静かなイヌ科の従業員さんは退職されたのか見当たらず、ちょっとさびしい再訪です。
館主にご案内いただいたのは101号室、2フロアに各7~8室ある南向きの自炊滞在用の一室でした。
宮城 高東旅館 101号室

外鍵のかかる木扉をあけると踏み込み0.5畳、そのまま6畳敷きの客室で窓際板敷き濡れ縁2畳がついて実質8畳だから結構広々です。
宮城 高東旅館 101号室

踏み込みの横が衣装入れと押し入れと荷物置きスペースになっていて、結構それなり機能的な構造です。
宮城 高東旅館 101号室内

室内設備はちゃぶ台、お茶セット、無料19インチほどで6チャンネル地デジが映る壁掛けテレビ、ファンヒータ、120リットルほどの2扉冷蔵庫で、押し入れ下物入れ内に扇風機が収容されています。
宮城 高東旅館 101号室内
宮城 高東旅館 101号室内

濡れ縁部に洗面があって、室外に出なくても洗顔とか簡単な洗い物とか用が足せるのはかなり便利な気がします。
宮城 高東旅館 101号室内

洗面上部にはエアコン、濡れ縁逆側に2~3人分としてはやや少ない食器を収めた作り付けの食器棚があります。
宮城 高東旅館 101号室内

窓はダブルガラスでしっかりしたカーテンがかかっていて、網戸も入っています。
自炊宿泊コースなのに浴衣あり、もっともほかにアメニティは一切ありません。

押し入れにはマットレス、木綿敷布団、木綿掛け布団、毛布が2セットあります。
コンセントはTVの下に2口×1(TVと冷蔵庫用)、洗面横に2口×1、食器棚下に2口×1(一口ファンヒータで使用)、そこそこ多くて使いやすい感じです。
数多の自炊宿に泊まった経験からすると、結構小ぎれいさと機能性でポイント高いですね。

荷物搬入、寝具設営が完了したらなにはともあれまずはお風呂です。
風呂は旅館棟1階に男女別と貸し切り家族風呂があります。
宮城 高東旅館 男性浴室入り口

一部のネットには寝湯があるという記述がありますがその存在は確認でず、宿の見取り図から女性浴場内にありそうな気配なのですが、まぁとりたてて入りたいわけでもないのでいいのです。

男性浴室には2.5m×2.5mくらいの∩(弾丸形)・給湯量数リットル/分・43~44℃くらいの湯がたたえられた浴槽があります。
宮城 高東旅館 男性脱衣所
宮城 高東旅館 男性浴室

前回は湯は笹濁り~濁りウグイス色でしたが今回は透明な緑茶色で、あまり硫黄は感じません。
ふつうは湯が濁っているのは湯が鈍っている状態だから、たぶん前回は湯が疲れている時で今回のほうが源泉に近い状態だろうと思われます。

先日から年末年始2週間滞在しているという爺っちゃが入れ替わりで上がってからは貸し切り状態で、心置きなく加水して1時間ほど入りました。
色以外は特に特徴はなさそうに思うのですが、湯質は湯温よりかなり熱めに感じるジリジリくる肌触り、しばらく入ると意外と疲れてくる疲れ湯みたいで、たまたま体調によるのかときどき浴槽脇で休憩を余儀なくされます。
湯を出た直後はやたら暑いのにじきに火照りも収まる、パンチのある冷えの湯みたいな感じです。

シャワー付き混合栓×1基はありますが石鹸の類は一切ありません。

1時間入浴し、少し夕食の仕込みをしたり休んだりしてから、また1時間ほど貸し切りで入浴しました。

貸切家族風呂は1.5m×2mくらい、四角くて男性浴槽より気持ち熱い湯で、まぁ同じ湯でしょうからスルーしました。
宮城 高東旅館 家族風呂入り淵
宮城 高東旅館 家族風呂脱衣所
宮城 高東旅館 家族風呂

共同炊事場は電子レンジ、オーブントースター、炊飯器、調理器具少々、鍋釜類と一通りあり、水蛇口2・湯蛇口1、無料コンロ3基、食器洗い洗剤もあってこちらも使い勝手はなかなか良いものです。
宮城 高東旅館 自炊場
宮城 高東旅館 自炊場

フライパンが5~6枚あるのになぜか蓋がありませんけど。
宮城 高東旅館 自炊場備品
宮城 高東旅館 自炊場備品
宮城 高東旅館 自炊場備品

同じような炊事場が、自炊棟2階と旅館部にもありました。

夕食調理しているときに今夜初めて泊まるというおねぇ様から、炊飯器ってここで炊くんでしょうか部屋に持っていって炊くんでしょうか、と質問されて答えられませんでしたごめんなさい orz
自炊宿では実はいまだかつて飯を炊いたことがないんです
(´;ω;`)

今日の夕食は岩出山のスーパーで仕入れたメヌケのみりん漬け、生ハンバーグと野菜炒めで軽く済ませました。
宮城 高東旅館 夕食

ごみは、生ごみ用限定ポリバケツと燃えるごみのポリバケツが自炊場にあって、自炊場脇にビン、缶などの廃棄場所が分かれて設置されていました。
宮城 高東旅館 自炊場脇

あとから館主に聞いた話、近頃は自炊料理でも油物が多くて食器洗剤消費が多いんですって。
まぁ滞在が一泊ぐらいだと、醤油やみりんや和風調味料を持参するのは荷物になって面倒ですから、たしかに炒めものになりがちです。
一か所で湯治せずにあちこち渡り歩く湯治が増えてきているとのことでした。

夕食準備をし始めたころからナニゲに人が増えて、結局当日は5組くらい、7~8人くらいの泊りがあったようで、年末年始休みになると一気に繁盛して湯も白濁するんでしょう。

家族風呂脇には洗剤備え付け洗濯機もあり、長期滞在客の健康維持のためかトレーニング室もあります。
宮城 高東旅館 洗濯機
宮城 高東旅館 トレーニングルーム

冬季暖房料の請求がない、わりと新しめ小奇麗な宿なので、居心地はまずまずです。
湯質が好みがやや分かれるところかもしれません、自分には長風呂しづらいのに湯ざめ傾向な気がして、微妙に敬遠モードです。

夜間15cmほど雪が降り、雪だるまになった車を発掘するので結構冷え切ってしまったので、宿代を精算した後でもういちど入浴させていただいて温まってから撤収したのでした。
宮城 高東旅館 チェックアウト前

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