好山荘
東北(福島県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
福島 赤湯温泉
≪2019年09月宿泊≫(1泊)
仙台もここ数年は夏になると35℃くらいの日も少なくない温暖化な雰囲気なのですが、それでもようやく暑さの峠を越え、ちょっと活動するモチベーションが湧いてきたというか、しばらくおとなしく良い子にしていたら集中力が低下してしまったというか、少し英気を養いに出ることにしました。
そうはいってもまだ娑婆は暑くて、自然の涼しさを味わえる標高のなじみの宿はアソコかココか、って感じで今回はこちらに自炊一泊一人@3600でお邪魔することにしました。
下界は12時頃で26℃、まぁこの時期の福島市マチナカとしては全然涼しいレベルではあります。
食材調達したりほっつき歩いたりしてお山に登り始めたのはそれでも12時過ぎ、少しでも早く涼しいところで温泉につかりたい一心でアクセルを踏み込みます。
国道115号線の分岐を奥土湯に入ったあたりの気温は17℃、快適この上なしです。
さて入館してまずは帳場というか宿のご家族の居間を表敬訪問、コジロー16歳バグ♂、動きがないがまぁ息災なようです。
女将さんから、今朝お客さんを送り出して今日は日帰り入浴客もなさそうな気がしたから、内湯を入れ替えて湯をためているところだとインフォメーションをいただきます。
まぁ自分の最優先目標は見晴らしの湯だから、内湯は溜まった頃に入ればいいや、とさほど気にしません。
今回の泊りも7号室にご案内です。
内鍵つきのふすまを入ると11畳客室でシングルガラス窓にそこそこ厚手なカーテン、室内設備はコタツと座布団、19インチワイドでスイッチさえ入れていない無料テレビ(たぶん地デジ5チャンネル視聴可能)、ポットとお茶セット、使いもしない火鉢です。
押入れには木綿敷布団・マットレス・木綿掛け布団・毛布が5セット、コンセントはテレビ横に2口×1(TVで1口使用)でこれもまるでほかの部屋のコピーのようで、ストーブの有無以外は前回宿泊のときのままです。
寝具とか各種仕込みを完了したら、いつものとおりお気に入りの見晴らしの湯に上がります。
二階階段踊り場の利用中札をひっくり返して30分以内で利用する湯なのですが、ほかの宿泊客が到着する時間にはまだ早いし、それを狙って早く宿入りしているのです。
こちら毎年ほとんど気づかないくらいの仕様変更があって、今年は給湯パイプが浴槽の底までひかれて浴槽内給湯になっていました。
空気に触れない分湯の鮮度が良いのと、強風荒天のときに湯口から出たしぶきを被らずに済むので、若干好感度はアップです。
当初44℃ほどだったのですが、時刻は15時、少なくとも誰もしばらくは来ないだろうと給湯のバルブを少し絞って加水して40℃くらいにして、1時間ほどリラックスします。
安達太良のひんやりした風がほどよく涼しくいつまででも入っていられそうだったんだけど、女将が換湯したという内湯が気になってちょっと味見の一番風呂に下りることにしました。
内湯の方はいつもながら少し熱めの43℃ほど、赤湯の露天は38℃ほどといい塩梅なものの湯の鮮度がイマイチで、各々ちょっと浸かって露天白湯に移動します。
白湯露天は42℃ほどで30分ほど浸かって、その後夕食作りに着手です。
炊事場は120リットルくらいの2扉冷蔵庫と基本宿専用の300リットルほどの冷蔵庫があり、電子レンジあり、鍋釜薬缶フライパンあり、食器類あり、調理器具あり、食器洗い洗剤&スポンジあり無料ガスコンロ4基ありで、炊飯器はないけどお釜はあって、少し雑然としてはいるけど設備充実といえます。
17時頃からチャチャッと料理して、18時前から晩酌に突入です。
鮭粕漬け、サイコロステーキ、スパゲティサラダ、野菜炒め、フライに水分たっぷりの健康バランス良好夕食でした。
あくる朝は館内気温14℃、まぁ9月中旬の標高1100m地点だからこんなもんでしょう、これより寒いと内湯で体を温めてからでないと外湯に出るのが辛くなります。
朝風呂は43℃ほどだった見晴らしの湯を39℃くらいに下げて1時間ほど、今朝は凪いでいて長風呂には風が欲しいところです。
結局朝まで人っ子一人ほかの宿泊者は見かけなくて、想定通りというか前漢貸切のシメシメだったのです。
コジローは8時頃覗いてみたら餌をガツガツ食べていて元気そうで、チェックアウトの時は眠りこけていました。
今期の再訪はなんとなく難しそうな気がするのですが、また来年も元気に再会したいものです。