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須川高原温泉旅館
東北(岩手県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
一関 須川温泉

≪2019年09月宿泊≫(1泊)

紅葉には少し早いというか、まぁ紅葉時期で混んでるのと紅葉時期でなくて空いているのとだと空いている方がよほどいいんだけど、どうも酸性硫黄泉を体が求めているようなので、さらっと一泊湯に入りに来たのです。
岩手 須川高原温泉旅館 道路標識
岩手 須川高原温泉旅館 道路標識

だけど宿泊料金カレンダー上はすでに繁忙ピーク期に入っていて、宿泊料金はなんと自炊一人一泊オール込み@6500、紅葉はまだ5%くらいなのにこの割り増しはちょっとボッタクリでシャレにならないのです。 岩手 須川高原温泉旅館 栗駒山荘遠景

それでも気温20℃ちょっとで好天なこともあり、少なくとも登山客は周辺にウジャウジャ、ビジターセンターにも大型日帰りバスが3台も停まっていて自家用車も多数です。
岩手 須川高原温泉旅館 ビジターセンター駐車場
岩手 須川高原温泉旅館 ビジターセンター駐車場

宿泊はさほど混んではいないだろうけど、日帰りが多くて湯が鈍っている懸念はおおいにあって、でも来てしまった以上は仕方ないので気持ちを切り替えてとことん湯を楽しむ覚悟を決めます。

今回もご用意は618号室、須川荘2階ロビー寄りの部屋で、大日岩が見渡せるまずまずポジション的には好条件の部屋です。
岩手 須川高原温泉旅館 618号室
岩手 須川高原温泉旅館 618号室眺め

部屋に案内してくれたおねぇさんは去年からここで働いているのだそうで、長年通っているだけに大多数の従業員より古参になってしまった感じです。
岩手 須川高原温泉旅館 618号室内

部屋はいつもながら外鍵がかかる木の開き戸を入ると0.5畳の踏み込み、畳敷き6畳客室スペースの窓側には2畳ほどのキッチンスペースがある自炊部標準タイプの客室です。
岩手 須川高原温泉旅館 618号室内

室内設備はヒーター、5チャンネル映る20インチ強の液晶テレビと金庫、座卓とお茶セットで、キッチンには120リットルくらいの二扉冷蔵庫、流し、無料コンロが一基、食器棚があり、食器少々、鍋大小、やかん、包丁・まな板が常備です。

食器洗い洗剤とスポンジは常備されていないので、自分は忘れず持参しますが1階売店で調達することもできます。
岩手 須川高原温泉旅館 618号室内

共用電子レンジが須川荘入り口に配置されているので、ナンチャッテ自炊も不都合はなくて、しかも今回1階に加えて2階廊下中央部にも電子レンジが設置されて、だいぶ便利になっていました。

ちなみに部屋にはフライパンは用意されていなくて、炒めものをしたいからとおねぇさんにお願いしてお借りしました。
岩手 須川高原温泉旅館 618号室内

寝具の設営など入室の儀式が終わったらなにはともあれ大日湯、なんだけど予想通り入浴客ひきもきらずで、湯温42~43℃でまずまずなんだけどやはり結構鈍って浴感はイマイチです。
岩手 須川高原温泉旅館 大日湯
岩手 須川高原温泉旅館 大日湯下駄箱

まぁ覚悟はしていたのでそれで2時間ほど湯を愛で、でも入浴客はほとんど途切れることがなくて、大日湯を独り占めができたのは4~5分だけでした。
岩手 須川高原温泉旅館 大日湯

かなり涼しくなって活動シーズンを過ぎたようで、とんぼはもう数えるほどしか飛んでません。

いったん夕食仕込みのあとは、ダメ押しというか美味しく水分補給するため、大日湯をもう30分ほど味わいます。
湯上りに鳥海山がくっきり見えてナイスでした。
岩手 須川高原温泉旅館 鳥海山遠景

大浴場はその夜は入ろうかと思ったらどやどや団体が入ってきて混みはじめたので覗いただけで、隣の大広間で秘湯を巡る旅ツアーとやらが宴会をしてるのを横目にさっさと部屋に撤収しました。
岩手 須川高原温泉旅館 大浴場入り口
岩手 須川高原温泉旅館 大浴場男性脱衣所
岩手 須川高原温泉旅館 男性大浴室

大浴場前に栗駒仙人水だという水クーラータンクが設置されていたのですが、ほとんど空だったのは残念というか詰めの甘さがこの宿らしいというかそんな感じです。
岩手 須川高原温泉旅館 ウォータータンク

部屋に戻る際にせっかくだから霊泉にも寄って、45~46℃ほどの浴槽に15秒×2回だけ浸かりましたが、やはり熱湯は苦手なのです。
岩手 須川高原温泉旅館 霊泉前
岩手 須川高原温泉旅館 霊泉入り口
岩手 須川高原温泉旅館 男性霊泉

今宵は豚ステーキ、締め鯖、野菜のクリーム煮、娑婆で買った揚げ物とライトな酒肴でほど良く水分補給をしました。
岩手 須川高原温泉旅館 夕食

明くる朝も鳥海山が見える好天と、なかなか当地ではめずらしく良い天気続きです。
岩手 須川高原温泉旅館 鳥海山遠景

朝7時の大浴場は41℃ほどで30分ほぼ貸し切り、その後10℃くらいの外気温で39~40℃の大日湯に7時半から8時半くらいまでいましたがこちらもほぼ貸し切りでした。
岩手 須川高原温泉旅館 大浴場
岩手 須川高原温泉旅館 大日湯

秘湯を巡る旅ツアーとやらは朝風呂にも入らず、いったいナニしにきたんだろうかと不思議でなりません。

湯遣いは相変わらず改善余地ありだし入浴客も多くて鈍っていたものの、それなり酸性硫黄泉を皮膚吸収できてリフレッシュできました。

少々残念なのは廊下ですれ違っても挨拶しない低意識な男性従業員が少なくないことと、玄関とか登山客がわがもの顔でたむろしててすごく邪魔だったことでしょうか。
まぁだんだんそういう宿になってる気はしなくもなくて、先が思いやられて残念なのです。
岩手 須川高原温泉旅館 温度表示

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