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夏油温泉観光ホテル
東北(岩手県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
北上 夏油温泉

≪2020年05月宿泊≫(1泊)

人が多いのは嫌いだから、GWは例年息をひそめ在宅に徹して連休が終わってから行動開始な自分なんですが、今年は諸般の事情で全国民がStayHomeを余儀なくされてます。
まぁ事態が改善したわけじゃないけどみんなよく辛抱したねみたいなGW明け、自分はいつものように資料作りとかあれこれして籠っていたら、やはり体が固まった感じになってパフォーマンスも低下しはじめ、やむを得ずピットインすることにしました。

自分の行動範囲内の温泉宿はほぼすべて臨時休業のなか、冬季休業明けで営業をはじめるこちらはGW直後から営業して、自炊一人一泊@3850+入湯税¥150の都合¥4000です。

娑婆で食材仕入れもませた昼下がり、入畑ダム湖はいつも通り満々と水をたたえていて新緑真っ只中、だけどはるか山奥のほうはまだ残雪が張り付いているのが見えます。
岩手 入畑ダム

県道122号線を分け入るにつれ徐々に気温が下がって、夏油までたどり着いたらまだ山桜が満開の遅い春です。
岩手 夏油温泉
岩手 夏油温泉

さすが外出自粛の平日だけあって、宿前駐車場は閑散としていてかつてはあった足湯の屋根は撤去されたままで、でも湯は張られています。
岩手 夏油温泉観光ホテル
岩手 夏油温泉観光ホテル 足湯

変わらぬ雰囲気の玄関をはいってチェックイン、今回は11号室へのご案内で、勝手はわかってるよね?みたいな感じでセルフ入室します。
岩手 夏油温泉観光ホテル ロビー

本来だと靴は自炊棟入った右脇の下足箱に入れるルールですが、今回も玄関わきの棚に入れてノープロブレムでした。
岩手 夏油温泉観光ホテル 自炊部廊下

部屋は外鍵つきの部屋の木の開き戸をあけて踏み込み1畳+客室部6畳、備品は22インチ6チャンネル映る無料地デジテレビ、湯沸かしポット、棚、鏡台、炬燵と扇風機、アメニティはティッシュがあります。
岩手 夏油温泉観光ホテル 11号室
岩手 夏油温泉観光ホテル 11号室

今回はなぜか部屋に座布団がなくて、まぁ特に支障はありませんでしたが。

コンセントはテレビ下に2口×1だけで、コタツとか扇風機を使うと残1口なので三又ソケットなど持参しないと不便だったりします。
岩手 夏油温泉観光ホテル 11号室内

窓はシングルガラス網戸入りにしっかり厚めカーテンがかかっています。
岩手 夏油温泉観光ホテル 11号室内

部屋の蛍光灯が和紙張りのムーディーなヤツに入れ替わっていましたが、特段嬉しいというほどでもありません。
岩手 夏油温泉観光ホテル 11号室蛍光灯

窓の外に見えるブナの森は新緑で山桜も交じっていて、自然のエネルギーが湧きあがっているような気がしてきます。
岩手 夏油温泉観光ホテル 11号室那眺め

セルフ敷き布団は木綿敷き布団+羽毛掛け布団+毛布が3セット押し入れに入っていて、なぜか掛け布団1枚だけ羽毛布団でした。

チェックインの時に支配人さんから、新太郎の湯を整備したとの情報を得たので、寝具をセットし久しぶりに河原に降りてみました。
新太郎の湯は、帳場横のホワイトボードに利用予定を記入してからのご利用になります。
岩手 夏油温泉観光ホテル 新太郎の湯ホワイトボード

帳場から湯上りコーナーを過ぎ内湯棟への渡り廊下の戸を外に下りて、内湯の裏から河原まで二百数十メートル(くらい?)下っていく露天風呂です。
岩手 夏油温泉観光ホテル 湯上りコーナー
岩手 夏油温泉観光ホテル 渡り廊下
岩手 夏油温泉観光ホテル 内湯棟裏

新太郎の湯は当日は40℃くらい、首まで浸かれるくらいまで深くなっていましたが、ブヨが出始めていて煩いし予約が30分刻みだし、入ったことを良しとして早々に引き上げました。
岩手 夏油温泉観光ホテル 河原
岩手 夏油温泉観光ホテル 新太郎の湯

横を夏油川が流れてキモチはいいのですが、脱衣所が武骨な鉄パイプ組みなうえに派手なプラスチックの脱衣かごが設置してあり、もう少し風情改善に努めていただきたい気はします。
岩手 夏油温泉観光ホテル 新太郎の湯

新太郎の湯から上がった足で内湯攻め、この日の男性浴室は右側白猿の湯のほうです。
岩手 夏油温泉観光ホテル 内湯

当宿は毎日18時頃に男女浴室が入れ替わります。
岩手 夏油温泉観光ホテル 営業案内

自分と入れ替わりに先客2人が出て、しばらくして一人が出て以降貸し切りで、長寿の湯41℃、白猿の湯41℃を味見ののちは例によって43℃くらいあった金運の湯を39℃くらいまで加水して2時間弱まったりしました。
岩手 夏油温泉観光ホテル 白猿の内湯
岩手 夏油温泉観光ホテル 白猿の内湯

内湯を出たらもう17時近かったのでこの日の入浴はおしまいにして、そのまま夕食調理から一人宴会に突入です。

自炊棟1階の共用炊事場はお変わりなく、鍋釜・調理器具はそれほど多くはないものの無料2口IHヒーターとカセットコンロが各1台、電子レンジ、冷蔵庫2台、やかん1個、フライパン3枚ほどと食器はそこそこあり、包丁あり、まな板1枚といった感じです。
岩手 夏油温泉観光ホテル 自炊場

自炊するお客さんには出くわしたことがなくいつも自分だけなので、設備は多くはないけど十分なのです。
岩手 夏油温泉観光ホテル 自炊場

トンテキ、娑婆のスーパーで半額奉仕になっていた赤エビ刺身、野菜のクリーム煮、鶏皮煮込みとやはり娑婆で仕込んだ揚げ物の充実夕食です。
むろんしっかり水分も補給しました。
岩手 夏油温泉観光ホテル 夕食

さすがまだ残雪がある山の中、夜が更けるとかなり冷え込んで酔い覚めがきつくて、ストーブを借りるほどではないもののTシャツ+スウェット+ジャンバーと着こんだうえ炬燵のスイッチも入れました。

翌朝の気温は一桁前半くらいだったでしょうか、窓を開けると遅い山桜がちょうど散り始めるころで、花びらが目の前を風に流され風情のある晴天です。
岩手 夏油温泉観光ホテル 外の眺め

6時に目覚めて6時半行動開始して朝風呂に突入します。
岩手 夏油温泉観光ホテル 内湯

今朝の内湯浴室は左手、蛇の湯浴室になります。
岩手 夏油温泉観光ホテル 蛇の湯浴室

手前の浴槽は41℃ほど、窓側は40℃ほどで、窓側で30分ほど体を温めて心身のスイッチを入れます。

今回は行動自粛要請期間だからというかそれにもかかわらずというか4組の宿泊らしく、物好きもいるもんだと思います。
朝風呂で3人先客がいたからおそらく宿泊者全員が一瞬集合したと思われ、2人は入れ替わりで出て行ったし一人とは社会的距離は十分とれていて、ほとんどリスクはありませんでした。

ちなみに宿の中で誰一人マスクをした者を見かけなくて、さすがは唯一感染者の出ていない岩手県だと思うわけですが、自炊部廊下をどすどす歩く田舎者はいます。

7時半から9時半前までは、やはり入らずに帰るのも申し訳ないので露天を攻めました。
岩手 夏油温泉観光ホテル 露天降り口
岩手 夏油温泉観光ホテル 露天前
岩手 夏油温泉観光ホテル 露天脱衣所

39~40℃で、朝まだ気温が低くてブヨは出ておらず新緑と清々しい風が心地よいのです。
岩手 夏油温泉観光ホテル 露天

10時ぎりぎりでチェックアウトして山を下りましたが、今日も入畑湖は満々と水をたたえて、遠くに残雪を抱いた山がくっきりきれいに見えましたとさ。
岩手 夏油温泉観光ホテル 入畑湖

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