須川高原温泉旅館
東北(岩手県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
一関 須川温泉
≪2020年09月宿泊≫(1泊)
当宿と栗駒仙人水の常連さんとしては、そろそろ6月に備蓄した水が干上がることもあって久しぶりに給水を兼ねた避暑湯治一泊です。
宿入り前日に予約電話を入れたら、アレなんだか空き部屋が?みたいな反応の後、受け入れOKとなりました。
名前を言っても無反応で最近入社と思しき受付担当のおじさんなのか、でもGoToトラベルは自炊も対応してるんだそうです。
自炊一人一泊@5725(うち消費税¥520)のところ、常連さんに届く年賀状クーポンを使って▲500、入湯税+¥75で請求小計¥5300、これにGoToトラベル割引が¥2030で精算額は¥3270です。
お会計時に名前と電話番号記入の手続きだけでキャンペーン適用で清算いただけ、意外と簡単に負担軽減できてありがたやです。
ちなみに買い物に使える地域共通クーポンはまだ配布が始まってなくて、今回は宿泊料▲35%割引のみみたいで、でも十分うれしい感じです。
仙人水を給水をして宿着は13時、32℃超の下界に比べ、でも28℃ほどだから劇的ではないけど過ごしやすい標高1126mです、
今年も水曜定休日だそうで水曜チェックインは不可、チェックアウト・日帰り入浴は水曜でもOKで水曜を含む長期滞在も水曜チェックアウトもOKです。
今年度から玄関周辺の混雑解消のためか、入り口が少し改装されて風除室が履物の履き替えエリアになり、屋外に顔ハメが出てきてます。
ご案内いただいたのは来光別館801号室、予約で空き部屋がなんだか少ない?というレポンスだったのは、いつもお世話になる須川荘は改修工事か何かで受け入れストップ中だったみたいで、なので来光別館一階にご案内だそうです。
大日岩が見えるいつもの618号室は無論お気に入りなのですが、こういう番狂わせ的な予期せぬ別室ご案内は、ネタにもなるしたまには大歓迎だったりします。
そういえば来光別館には10年前くらいにいちど泊ったことがあるなぁと思いだされます。
部屋に入るとそこは8畳部屋、踏み込み1畳だし濡れ縁のキッチンスペースは4畳ほどで、いつにない広々感が好ましく感じられます。
たまにはこういう部屋も新鮮だけどやはり、窓の外の大日岩を見て須川を実感するのが落ち着くのです。
ちなみに宿泊予約時に部屋指定ができるらしいです。
部屋は外鍵がかかる木の開き戸を入って、室内設備はセントラルヒーター、金庫、座卓とお茶セット、座布団で、驚いたことにテレビなしです。
いっぽう濡れ縁のキッチンには120リットルくらいの二扉冷蔵庫、流し、無料コンロシステム、食器棚があり、食器少々、鍋大小、やかん、包丁・まな板が常備、洗面台にテーブルセットまであります。
テレビが無くてもよくてがっつり自炊するんなら、すごく快適感があります。
もっとも、618号室でも電波は強くはないけど、ココだとDOCOMO電波は全く届きません。
基地局は確か栗駒山荘にあるはずで、メールチェックとかいちいち2階大広間前まで行かないといけなくて、これが少々煩わしい気はします。
食器洗い洗剤とスポンジが常備されていないのはいつも通りです。
共用電子レンジが来光別館廊下端の洗面コーナーにあるので、レンチン自炊もウェルカムです。
ちなみに木綿敷布団7枚、木綿掛布団と毛布と枕が4セットの部屋です。
コンセントは床の間スペースに2口が3個、濡れ縁スペースに両脇2か所あって結構便利です。
アメニティは浴衣と丹前が3セットあっただけです。
流しというかコンロの上というか蛍光灯が故障してて夜間真っ暗で、調理の進捗状況把握ができなかったのはちょっと残念でしたが、コンロが2口あってシンクが大きいと改めて便利で、煮込みがはかどりました。
ちなみに包丁なんですが、こちらはいつも切れ味良く研いであるんですが、今回の包丁は穴にさしかかるまで研がれて、時々食材が穴に引っかかって面倒でした。
こちらの棟では廊下向かい合わせの部屋はすべて閉鎖されているようで、なので棟内の風の通りがちょっと悪いようで、キモチ空気がこもって暑苦しいような気がします。
入室して寝具をセット完了したらなにはともあれた大日湯に出撃です。
湯温は42~43℃でやや鈍り気味、15時前から入ったものの結構湯温も気温も高くて1時間ほどで撤収しました。
ブヨはいなくてトンボは数十匹、イワツバメは見かけませんでした。
入浴者は多くはないけど途切れないのはGoTo効果でしょうか、ほんの数分貸し切りになっただけでした。
須川温泉音頭みたいな曲は相変わらず延々淡々と流れてきてて、潜在意識に刷り込まれていくような気がします。
大浴場は41~42℃で入りやすいけどやはり湯の鮮度はイマイチ、こちらも人が途切れず30分ほど味見だけしました。
霊泉は、気温の暑さと大日湯の熱さにメゲてちらっと覗いただけですが、ここまで薄濁った霊泉を見たのは初めてでした。
換湯してコストがかかるわけじゃないんだから、マメに換湯してもらいたいものです。
夕食は蒸し野菜、トンテキ、サンマ開き、スパゲティサラダ、納豆ってな感じに加えて健康維持のために必要十分な水分です。
須川にしては気温高めなのでフル網戸にしていたら、窓との間に隙間があるのか結構蛾がはいってきました。
虫嫌いのヒトはこの部屋は要注意です。
翌朝は睡眠時間は十分なのに6時アラームの7時活動開始、まずは露天に直行して40℃くらいで小1時間、まったりします。
夜間に換湯されていたみたいで透明度はかなり良くて、20分くらいは貸し切りだったけどやはり後半入浴客さんが入ってきました。
今朝はイワツバメやブヨはおろかトンボも飛んでいなくて、朝方の涼しい空気と湯に魂が解放される気分うを満喫します。
露天を上がって少しだけ大浴場も覗きました。
大浴場は8時から9時まで掃除時間になったようで、立ち入り禁止になる前のほんの10分ほど入りました。
タイミング的に他にお客さんがいなくて、やはり夜間に換湯されていて40℃ほどのまずまずの湯質です。
いつが風呂掃除なのか不定なのはいつ入れないか予測できないという点で不便ですが、定時清掃だといっても宿泊者の入浴に影響が出る時間帯は勘弁してほしいです。
誰を大切にすべきかよく考えてほしいものですね。
軽い朝食後、9時半前後にもういちど軽く大日湯を攻めてから撤収したのですが、さすがこの時間になると誰も入ってなくて、今回はほとんど縁のなかった貸し切りを短時間楽しめました。
やはり大きな風呂の独占はキモチいいです。
ことしの須川の営業は自炊部は10月20日頃までだそうで、できたらもう一回GoToでお世話になりたいものです。