ITコーディネータ システムアナリスト 西川雅樹のホームページ


高繁旅館
東北(岩手県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
西和賀 湯川温泉

≪2020年12月宿泊≫(1泊)

11月上旬に体調を崩してだいぶ回復していたのですが、12月も残すところあとわずか、寒さが厳しくなったら急に身体のあちこちが痛みだして、こりゃいかんということでGoToトラベル凍結の直前滑り込みで5年ぶりに静養しに来たわけです。
無色透明無味無臭で特徴のない循環湯なのですが、風呂がなかなかに特徴的というかフォトジェニックなのです。

一週間前にドカ雪立ち往生で通行止めになっていた国道107号線、今日は雪もなく快調この上ない走行で、14時過ぎに湯田の豆腐屋経由で苦も無く到着です。
岩手 除雪
岩手 高繁旅館

一番安い湯治自炊部プランだと@4000+消費税+入湯税なんだけど、ガラガラなのに受け入れ枠がないからとか意味不明な宿の言い分で、結局楽天トラベル予約で@5387+消費税¥538からGoToで▲¥2037、これに入湯税¥75が加わって精算額¥3927になり、GoToクーポン1000円分がバックされ、まぁ¥2927で泊まれるんならいいかぁって感じです。

こちらのお宿は湯川温泉のほぼ一番奥で少々辺鄙なところに立地するものの、帳場階が3階で1・2階に浴室があり、1~3階が湯治客室、4~6階が旅館客室と規模の大きい宿です。
岩手 高繁旅館 玄関
岩手 高繁旅館 ロビー
岩手 高繁旅館 ロビー

ご案内頂いたのは帳場階の331号室、荷物が多くなりがちな長期湯治客ご用達宿らしく台車が用意してあって、大荷物でも難なく運び込めます。
岩手 高繁旅館 331号室

部屋の入り口は外鍵付きの木扉、1畳ほどの踏み込みの8畳客室で、1.5畳ほどの床の間と窓際2畳強の濡れ縁もあって、なかなか広い部屋です。
岩手 高繁旅館 331号室
岩手 高繁旅館 331号室内

室内設備は濡れ縁に150リットルくらいの2扉冷蔵庫とテーブルセット、セントラルヒータとエアコン、作り付けの衣装入れの中にピンチハンガーがあるのが湯治宿らしい趣です。
岩手 高繁旅館 331号室内

床の間の食器棚にはそこそこ食器や鍋が用意されていて、炊飯器もあって長期自炊湯治の受け入れ体制は十分です。
岩手 高繁旅館 331号室食器棚

Eテレ含め6チャンネル視聴できる30インチほどの無料デジタルテレビ、和テーブル、お茶セット、ポットも備えつけです。

アメニティはティッシュ、浴衣、タオル大小と歯ブラシで、黒ゴマと書かれた、胡麻を練り込んだミニゴーフルみたいなお着き菓子がありました。
岩手 高繁旅館 黒ゴマ

寝具は入室時すでに敷いてあり、押入れにマットレス2、木綿敷布団3、木綿掛け布団が2セットありました。

窓際の目の高さに鉄棒が渡してあって、濡れたタオルを干したりできるようになっているのがこれまた湯治部屋らしい印象ですが、室内は結構こぎれいで快適です。
岩手 高繁旅館 331号室内

窓に障子がはめてあるから、シングルガラスながら冬季でも過ごしやすくなっています。

湯治部屋にしては充実で、でも@4000→@5925に見合うグレードアップ感ではないなぁとか思います。
岩手 高繁旅館 331号室内

コンセントは床の間に2口×1(テレビで1使用)濡れ縁冷蔵庫脇に2口×1(冷蔵庫で1使用)です。

風呂は2階には当宿ご自慢の黄金風呂、2階に女性風呂、1階には露天風呂を併設した男性内湯があり、清掃時以外は24時間入浴OKです。
岩手 高繁旅館 館内案内

黄金風呂はたぶんかけ流し循環で、直径4mほどの円形の浴槽(40~41℃)と2.5mほどのハート型の浴槽(42~43℃)の2槽があります。
岩手 高繁旅館 黄金風呂入り口
岩手 高繁旅館 黄金風呂効能

以前あったうたせ湯はなくなっていて、すごく懸念していた塩素臭は気にならなくてほっとしました。
岩手 高繁旅館 黄金風呂脱衣所
実は当館、9月にレジオネラ菌で事故を起こして2か月ほど営業停止していて、なので少し前のことだから菌の心配はないとしても塩素臭がきつくなってたらどうしようかと心配していたのです。
岩手 高繁旅館 黄金風呂
岩手 高繁旅館 黄金風呂

黄金風呂にはシャワー付き混合栓が3基ほど、リンスインシャンプー、ボディーソープ、石鹸があります。
いつもながら黄金風呂は人気がないみたいで、というかそもそも人影が少ないんですが今回も入浴客は見かけず貸し切り放題です。
岩手 高繁旅館 黄金風呂壁画

男性が入れる浴室は1階にもうひとつあります。
岩手 高繁旅館 湯上り処
岩手 高繁旅館 浴室入り口

広い内湯は41~42℃の大浴槽でこちらもたぶん毎分十数リットルくらいのかけ流し循環で塩素臭は気にならず、シャワー付き混合水栓7~8基、浴室内に源泉サウナがあり、リンスインシャンプー、ボディーソープ、石鹸もあって設備充実です。
岩手 高繁旅館 脱衣所
岩手 高繁旅館 内湯

露天出入り口出たところにあったふかし湯は撤去されていました。

到着当日は雨模様だったけど、屋根付きなのでノープロブレムで場所により40~43℃くらいの雪見露天を楽しみます。
岩手 高繁旅館 露天

メイン露天浴槽と金勢様前の浴槽は岩で仕切られていて、たしか昔は水面ぎりぎりで仕切られていたのに岩が積み上げられていました。
金勢様前の浴槽はほとんど湯が貯まっておらず立ち入り禁止みたいになっていて、今は使っていないようでちょっと残念です。
岩手 高繁旅館 露天

黄金風呂と並んで金勢露天風呂は当館のキラーコンテンツで、カレンダーでもしっかりアピールしてるのに少し不完全燃焼な気分になります。
岩手 高繁旅館 カレンダー

17時くらいまで1時間ほど入っていたのですが、山中のことすぐに真っ暗になってゆっくり雪景色を楽しめなかったのは残念です。
岩手 高繁旅館 露天

いずれも無色透明無味無臭の湯で、ガツンと来る湯ではないもののリラックスするにはなかなかよいお湯といえます。
なお混浴室出入口横に、湧水と源泉を飲める飲泉所があります

自炊客用の共同炊事場は、3階が一番規模が大きく小規模な炊事場が1階にもあります。
岩手 高繁旅館 自炊場

無料コンロが5基、共用冷蔵庫、湯も出る流しが2槽、電子レンジにオーブントースターと設備も揃っていて、自炊泊り客はほとんどいないのでさほど混みもしません。
岩手 高繁旅館 自炊場

食材は帳場横の売店(8時~18時半)で多少は入手でき、毎週水土16時に移動販売も来るようです。

今回は夕食準備中に長期滞在ムードの女性と一か月ほどいるという婆っちゃを見かけましたが、ほかは閑散としていて、結局だだっ広い館内で4~5人ほど人影を見ただけでした。
岩手 高繁旅館 自炊場

婆っちゃは、コロナが怖くて娑婆に戻れないんだと言ってました。

夕食はちょっと軽めに野菜と鶏つくねのクリーム煮、焼き魚、明太スパゲティサラダ、湯田で仕入れた汲み上げ湯葉、それと体調をおもんぱかって控え目に水分です。
あ、そうそう娑婆でクリスマスサービス価格で売ってたチキンカツも、このあとデザートで少し食べました。
岩手 高繁旅館 夕食

ロビーには無線ブロードバンドルーターが設置されていましたが、通信パフォーマンスは未確認です。
ちなみに1階に洗濯室があり、腰を据えて滞在できます。

湯の入り心地はおとなしくて個人的には若干物足らないものの設備は新しくて充実しており、循環ではあるものの塩素は感じないし、のんびり湯治するにはなかなかいいお宿です。
朝にものんびり露天に入って、全身そこかしこが痛かったけどだいぶ楽になって、これで安いほうの自炊泊プランでGoToが使えれば言うことないんですけどね。
岩手 高繁旅館 露天
岩手 高繁旅館 露天

チェックアウトするとき、女将さんから宿泊客が使ってよい車庫があることを教わりました。
大多数の客は宿前に路駐していて自分もこれまでそうしていたのですが、しっかり雪が降ると埋もれるし、たまに除雪車が来た時に除雪作業の邪魔になるらしいのです。
宿から80mほど北に青天井の来客用駐車場があるのですが、さらにその北脇に倉庫のような建物があって、それが車庫なんだそうです。
岩手 高繁旅館 車庫

車が雪だるまにならずに済むので、これから降雪期にご来館することがあったら利用したいと思いました。

婆っちゃが安心して娑婆に戻れる日が早く来てほしいものです。
GoToクーポンは、ちょっとお遣い物にしたい用件があったので、帰還途中の水沢で岩手最強のスイーツ純栗羊羹に変身しました。
岩手 高繁旅館 GoToクーポン

・・・ということで、今回の旅はめでたく終わるはずだったのですが、実は宿を出て湯田ちかくまで車を走らせてふとカーナビに変な記号が出ているのに気づきました。
?まさか?と思いながらカーナビをタッチしたら道路状況のメッセージ「国道107号線雪崩のため通行止め」だそうで、一瞬凍ったのですが、やむなく秋田方面に舵を切り、湯田ICから秋田道を走って娑婆に戻りました。
岩手 高繁旅館 カーナビ画面

まさか昨日快調に走りあがってきた国道107号線が雪崩封鎖とは、さすが雪国は仙台に住む人間には想像だにできないことがある世界なのでした。

↑トップ