ITコーディネータ システムアナリスト 西川雅樹のホームページ


峡雲荘
東北(岩手県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
八幡平 松川温泉

≪2021年06月宿泊≫(1泊)

昨年から今年初めにかけて新型コロナが怖くて八幡平に行けなくて、とうとう片雲の風に誘はれて漂泊の思ひ噴出というわけで、岩手県北ツアーに出陣してしまいました。
オリンピックとか夏休みがもうじき始まるし、また緊急事態になって動きが取れなくなる前に羽を伸ばす作戦です。

今回の目的地は伝説の湯治地の八幡平大深温泉、当宿は例年だと山奥の湯治場が休業して硫黄に不自由する冬場にくるので夏場に来るのは初めてかもしれなくて、今回は大深のアタックキャンプとしてオール込み@3850でお世話になります。

下界はあろうことか日中28℃の暑さで、遠く見える岩手山はすでに夏山のムードですが山の上は20℃、至って快適です。
岩手 岩手山

とはいえ、いつも厳冬期に通るアクセス道路は木々が生い茂っていて、かなり見通しが良くないのです。
岩手 峡雲荘 道路分岐

宿についたのは14時半頃、コロナのご時勢ながら日帰り湯と思しき車で結構いっぱいです。
岩手 峡雲荘
岩手 峡雲荘 玄関

案内いただいて入室するのは102号室、自炊部の一番端っこ左手の角部屋です。
岩手 峡雲荘 102号室

室内はお変わりないいつもの雰囲気で、踏み込み0.5畳+畳6畳で内鍵をかけることはできるが例によって外鍵提供はなく、部屋には和テーブル、Eテレ含め6チャンネル映る19インチワイドの無料地デジテレビ、お茶セット、温湯ヒーターがあります。
岩手 峡雲荘 102号室

アメニティは例によって一切ありません。
岩手 峡雲荘 102号室内

押入れにはマットレス2枚、木綿敷布団が4枚、木綿掛け布団4枚があり、コンセントはテレビ脇に2口×1(TVで1使用)、窓の下に2口×1です。
岩手 峡雲荘 102号室内

窓はもう夏近いからさすがに保温用のプチプチシートは撤去されていて、それでも温湯ヒーターには湯が通っておりじんわり温かい室内です。

わずかに窓を開けて室温調節したものの早朝の外気温は標高800m超えだから10℃切るくらいでしょうか、そこそこひんやりで、やはりまだ暖房があってもおかしくはない自然環境です。

妙なことにカメムシは見かけませんでした。

昼間は自炊部には、泊まり込み従業員含め4~5人くらいの人気があって、自分が知ってるかぎり結構人が多そうに見えます。

風呂は男性浴室は7時から30分、女性浴室は7時半から30分清掃時間があってその間は入浴できません。
岩手 峡雲荘 浴室清掃案内
岩手 峡雲荘 浴室前

また数年前から写真撮影禁止になったので、どんな塩梅か気になる方は当ホームページ過去記事をご覧いただくとして、参考までにこの時期の風呂っぽい写真画像を見つけたのであげておきます。
岩手 峡雲荘 露天風呂
岩手 峡雲荘 内湯

どうも近頃マナー低下が深刻なんでしょうか、程度の低いヤツは来ないでほしいし、でも来なくなると宿収入が減るし悩ましいことでしょう。

寝具敷設完了して露天に出れば湯温41℃ほど、ひんやりした風に吹かれながら30分ほどしたら、なんだか10人近くドヤドヤ入浴してきて落ち着かないので、いったん夕食準備しに上がります。
なんとなく今日は自炊部は混みそうな予感があって、はやめに調理をすますほうがよさそうに感じたのでした。

共同炊事場は、無料ガスコンロ2基とグリル付きのガステーブル1台、鍋釜薬缶フライパン、食器類、食器洗い洗剤と充実で不便なく調理できるのは変わりなしです。
岩手 峡雲荘 自炊場

流しも大きくて冷水蛇口×2と温水蛇口×2あり、いつもなら十分なキャパがあります。
共用冷蔵庫は2台、電子レンジも炊飯器も食器もあって、食材さえあれば滞在に不便はないでしょう。
岩手 峡雲荘 自炊場

住み込みと思しきおねぇさんがハンバーグとか肉野菜の煮物とかを大量生産している横で、こちらもすぐに食べられるとこまで夕食の用意を済ませて、露天に再突入すること1時間、小さいブヨに2か所噛まれたものの、のんびりできました。

昼食がボリューミーだったので夕食は軽めということで、焼き鮭、ウィンナー、トンテキ、野菜炒めに加えて、健康湯治に欠かせない水分です。
やはり西根ファームの生ウィンナーは激うまです。
岩手峡雲荘 晩酌

食事を始めるころからどうも変な団体が10人くらい湧いてきて、炊事場を占有してドヤドヤ食事を作り始めます。
ブレーカーを落とすし、我が物顔だし、本気でむかつくけど、食事準備はとっくにできているしブレーカーを飛ばしたのも数分間電気が消えただけで実害はなかったから大目に見てやりましょう。

食事が終わって7時半か8時頃だったハズなのですが、なぜかふと気づくと23時過ぎで、どうも失神していたようで慌てて寝なおしました。

翌朝は6時起床で1時間ほど39℃の露天に親しみ、来る途中で調達した福田パン×2で重厚な朝飯ののち、9時から30分ほど露天に別れを惜しんで目的地に出発しました。
岩手 峡雲荘 浴室前
岩手 峡雲荘 朝食

ブレーカーを落とした馬鹿どもはどうもワーケーションツアーの連中らしくて、調理場でノーマスクだし、人に迷惑かけないように躾をされてから来てほしいもんです。

カメムシがいないのは安心して寝られるものの、やはり程度の低い奴らが来ない厳冬期のほうが好きです。

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