須川高原温泉旅館
東北(岩手県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
一関 須川温泉
≪2022年09月宿泊≫(1泊)
例年だとお盆の墓参りの疲労回復に湯治に来るタイミングなのですが、今年もコロナで帰省できず、仙人水給水と一般疲労回復に訪問した9月初めです。
下界気温は26℃の汗ばむ中、仙人水あたりはヒンヤリで、ブヨは見当たらずススキの穂も広がり始めていて快適です。
今回あまり気にせず宿泊日を決めたら金曜泊にあたり、通常料金+¥1000の¥6425となり、下界でカツ丼大盛りを食べられると思うとかつてないショック感にうちひしがれながたの到着です。
宿について玄関外の温度計によれば外気温17℃、期待していたほど涼しいわけでもないです。
予約の時にキャンペーン適用を申し入れていたのでチェックインして手続きしようとしたら、てっきり一関割だと思ってたら岩手応援キャンペーンも利用可のなのだとか、宿の言い分が一定していなくてなんじゃそりゃではあります。
とはいえ一関割だと¥3000の宿泊補助だけ、岩手キャンペーンにすると¥2000の宿泊補助ながら額面¥1000クーポンを2枚もらえるので、無条件にそっちをセレクトです。
ぼんやり金曜泊にして¥1000の予算オーバーだったのをチャラにできて、かなり嬉しい気持ちになりました。
見かけない顔のフロント担当者が、当宿はよく知ってますよね勝手に部屋に行ってねみたいな対処だったのでそのようにしましたが、ますます接客レベルが低下した感は否めません。
接客を気にする方は、どんどん満足感の低い宿になりつつある感じです。
キーをもらったのは617号室、須川館2階いつもの並びの一室です。
部屋はいつもながら外鍵がかかる木の開き戸を入ると0.5畳の踏み込み、畳敷き6畳客室スペースの窓側には2畳ほどのキッチンスペースがある自炊部標準タイプの客室です。
室内設備はヒーター、5チャンネル映る20インチ強の液晶テレビと金庫、座卓とお茶セットで、キッチンには120リットルくらいの二扉冷蔵庫、流し、無料コンロが一基、食器棚があり、食器少々、鍋大小、やかん、包丁・まな板が常備、食器洗い洗剤もスポンジもなし、いつもどおりでした。
食器洗い洗剤とスポンジは1階売店で調達することもできますが持っていきましょう。
大日岩がよく見わたせる部屋ですが、毎年わずかずつ崩落して小型化しているように思えて、気のせいだと思いたいのです。
共用電子レンジは1階須川荘入り口にもあるけど、部屋前に配置されているのがとても617号室専用な感じでナイスです。
入室して敷布団5枚、毛布3枚、掛布団3枚を好きにセット完了してなにはともあれ大日湯に突入します。
湯温は44℃と熱め、14時から2時間ほど出たり入ったりしながら日常蓄積疲労の回復を図ります。
今回は露天でのブヨ被弾はなく、でもトンボもイワツバメもいない静かな時間が過ぎます。
16時過ぎに露天を出て内湯に行ったのですが、併設露天43℃の内湯44℃くらいの感じで、今回はいずれもやや高温寄りです。
霊泉は48℃近くて手を入れるのすらビリビリくる感じで、検温だけでスルーしました。
山の上はすでに涼しいだろうと思い込んであまり寒くなかったけど、夕食は温まるよう具沢山キムチ鍋の準備をしていって焼きそばも少々焼いてシンプルに済ませました。
知的好奇心を抑えられず買ったみたらし団子風味豆腐も食べましたが、まぁネタ程度でしたね。
夕方に近づいてけっこうガスが出てきて、ムーディーな一人宴会になりました。
今回も1階で19時頃から須川物語だかの紙芝居を開演していて、集客具合だけ冷やかしに行きましたが意外と客が入っていました。
須川は今年創業65周年だそうで、もう少し常連さんに感謝の気持ちをカタチでしめしてほしい所ではあります。
翌朝は頑張って6時起床、ガスで煙る外気温13℃の大日湯で1時間ほど朝風呂しましたが、湯温は43℃ほどでもう少し低温を狙ってほしいです。
軽く朝食をとりにいったん上がったときには気温16℃、やはり期待していたほど低温じゃなくて肩透かしに思いながら8時から9時半くらいまでまた露天を満喫してから下山しました。
ことしも10月下旬で冬季休業に入るらしくて、たぶん今季もう一回くるだろうと思います。
貰った岩手旅クーポンは例によって水分に姿を変えたそうです。