須川高原温泉旅館
東北(岩手県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
一関 須川温泉
≪2024年05月宿泊≫(1泊)
今年の営業は月初から始まってたもののちょっと出遅れて、5月末の訪問です。
17~18℃ほどの下界から12℃に足らない当地に13時過ぎに着宿、部屋準備は14時頃になるとのことで、フロントに荷物を預けていきなり大日湯に詣でます。
大日湯は先客1人と入れ替わりで一時貸し切りになったもののその後入浴客絶えず、44℃ほどでそのうちにガスも出てくるコンディションです。
出たり入ったりウツラウツラしたり、気温がまぁまぁ低いからいい塩梅で、もっとも湯は酸性も硫黄も薄くて、やはりシーズン初めは本調子でない印象は免れません。
15時に出てチェックイン、入室は大日岩が目の前のいつもの702号(旧618号)で、旧620室に次ぐ眺めのいい部屋で、もっとも入室したときはガスで岩陰すら見えませんでした。
ちなみに宿泊ポイントカード制度は残念ながら昨年で終了したのだそうで、7押印ほどあったので切り上げて今回1000円引きにしてもらえました。
部屋はいつもながら外鍵がかかる木の開き戸を入ると0.5畳の踏み込み、畳敷き6畳客室スペースの窓側には2畳ほどのキッチンスペースがある自炊部標準タイプの客室です。
室内設備はヒーター、5チャンネル映る20インチ強の液晶テレビと金庫、座卓とお茶セットで、キッチンには120リットルくらいの二扉冷蔵庫、流し、無料コンロが一基、食器棚があり、食器少々、鍋大小、やかん、包丁・まな板が常備です。
食器洗い洗剤とスポンジは常備されていないので、自分持参しますが1階売店で調達することもできます。
共用電子レンジが須川荘入り口と2階廊下中央部に配置されているので、総菜や弁当持ち込みのレンチン自炊も不便はありません。
寝具は3セット、セントラルヒータが稼働して標高1126mはまだ春になってないようでした。
夕食の仕込みを終えたら大浴場に突入します。
平日なのに入浴客続々で、人が絶えたのは奇跡的な数分間でした。
併設露天は44℃と熱いので画像だけいただいてすぐに退散します。
大浴槽は41℃いい塩梅で温泉はこうでなくちゃと暫くまったりします。
1時間弱で切り上げて部屋に戻るときに超いちおう霊泉もチェック、大日湯と大浴場は濁る元気もないほどの湯の薄さながら、ここはかすかに濁ってて湯温は46℃、これなら入れなくはないとも思ったのですが食欲が勝って絵だけいただいて部屋に戻りました。
夕食は市販冷凍グラタンと、具沢山盛りだくさんお替りありのキムチ鍋+水分、今夜は軽目のつもりだったが意外と満腹になりました。
夕飯の間はガスが消え大日岩を眺めながらの食事だったのですが、どう見ても風雪で浸食されて大日岩は昔に比べて小さくなった気がします。
やることもないしいい塩梅に湯疲れしたので、21時に就寝しました。
あくる朝はさすがに5時過ぎに自力覚醒し、くっきり晴れ上がった中6時ちょうどに大日湯突入、気温7℃湯温42℃いい塩梅ながら自分にとっていいコンディションは他人にとってもいい塩梅というわけで、ほぼ入浴客途切れずです。
一時間弱でいったん上がって軽い朝食と撤収準備ののち8時から9時半まで大日湯に再突入します。
従来だと9時頃には貸し切りだったのですが、9時半にあがる前数分だけ貸し切りであとはずっと入浴客がいました。
ちなみにビジターセンター付近にはイワツバメが結構飛んでるのに大日湯付近は飛んでいなくて、ブヨは2日間見当たらなくて快適でした。
今年の営業も自炊部は10月20日頃まで、10月に入ると紅葉シーズンだとかで宿泊料が高くなると不愛想なお嬢ちゃんが言ってました。
自分には紅葉は価格アップほどの価値はなくて、むしろ宿泊者が増えて居心地が悪くなるので、今シーズン再訪するとしても9月末かなぁと思いながら下山しました。