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蛇のゆ湯吉
東北(宮城県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
大崎 中山平温泉

≪2025年03月宿泊≫(1泊)

直近の心身ケアが11月末だからすでに2か月半が経過した3月某日、首や肩周りがゴキゴキに凝り固まりアイデアも出詰まりはじめ、あぁこりゃメンテナンスしなきゃいかんなと思ったわけです。
愛車の冬タイヤを買ってだいぶたったから冬道を走るのはちょっと差し控えてたのですが、県内平地ならもうそういう心配でもない時期になったわけです。

体にいいのは断然硫黄ながら、そういえばヌルツルの湯も悪くはないなぁと思い出したのがこちら、うんと昔は東蛇の湯があって、そこを経営してたラドン温泉も少しして廃業して、その後を引き継いだのがこちらになります。
この近辺はヌルツルのアルカリ系の湯が出る地域で、個人的には鄙び過ぎた星沼山荘が好きだったのですが、湯が枯れてやはり廃業したのが8年前です。
宮城 星沼山荘跡

こちらは湯治としては当初ややお高めだったものの、近ごろはどこの湯治宿もいいお値段になってきて、さほど毛嫌いするほどでもなくなってきた素泊まり宿泊料オール込み@5500です。

自分が泊るのは平日だから直前予約でもOKで数日前に公式HPから予約、当日はチェックインタイム15時のところ14時過ぎについてしまいました。
宮城 蛇のゆ湯吉 47号線サイン
宮城 蛇のゆ湯吉 遠景
宮城 蛇のゆ湯吉

まぁいつも通りなのですが、当宿は14時半にならないと入館も入浴もNGだそうで、ロビーで情報収集しながら虎視眈々と解禁を待つよりなくて、少し融通を聞かせてほしいところではあります。
宮城 蛇のゆ湯吉 玄関内
宮城 蛇のゆ湯吉 帳場
宮城 蛇のゆ湯吉 料金案内
宮城 蛇のゆ湯吉 露店営業案内
宮城 蛇のゆ湯吉 日帰り券売機

時間になってただちに入館手続き、ご案内は3階302号室だそうで、宿にはエレベータがなくて、先導も荷物運びもなくセルフ荷物搬入です。
まぁこういったところに田舎の4流宿らしさを感じますが、まぁ湯に入れさえすればいいので良しとします。

部屋カギは10cmくらいの大き目のコケシにつながれてて、持ち運ぶのにちょっとかさばります。
宮城 蛇のゆ湯吉 部屋鍵

入り口は鍵付きのしっかりした鉄扉、2畳ほどの踏み込み、客室は濡れ縁2畳つきの8畳です。
宮城 蛇のゆ湯吉 302号室
宮城 蛇のゆ湯吉 302号室

濡れ縁には120リットルくらいの冷蔵庫と椅子セットとタオル干しがあり、床の間は32インチのEテレ含め6チャンネル映る無料TVと金庫とティッシュ、部屋中央は結構重厚な座卓です。
踏み込みには洗面台と温水洗浄は故障中で洋式便座のトイレがあります
宮城 蛇のゆ湯吉 302号室内
宮城 蛇のゆ湯吉 302号室内
宮城 蛇のゆ湯吉 302号室踏み込み

押入れには羊毛敷布団と掛布団1セットと座布団3枚がありますが、宿泊人数に合わせて布団部屋から持ち込むのでしょう。
エアコンがあって、窓は広めながらシングルガラス、外はオートキャンプとやや遠くに露天風呂です。
宮城 蛇のゆ湯吉 302号室外の眺め

お茶セットは部屋に無くて、湯沸かし室にあるのを勝手に使えということなのかアナウンスさえありませんでした。
浴衣バスタオルフェイスタオルがあります。

コンセントは床の間テレビ脇に2口×1(1はテレビ)濡れ縁冷蔵庫用、踏み込みに2口×1で使える電源が少なく勝手はイマイチです。

まぁまぁ小ぎれいではあれど、個人的には洗面とかトイレとか一泊で2~3回しか恩恵のないものはいらないから、宿泊料が安いほうがいいです。

当宿は自炊宿ではないので炊事場はなくて、でも近くに湯沸かし室があって湯沸かしポットと流しがあり、廊下には電子レンジがあるので、ナンチャッテ湯治ならやれなくないのは調査済みです。
宮城 蛇のゆ湯吉 湯沸かし室
宮城 蛇のゆ湯吉 湯沸かし室
宮城 蛇のゆ湯吉 電子レンジ


入室が14時半、寝具セットとか1泊を過ごす準備万端して、15時露天風呂解禁と同時に出撃です。
こちらの露天は川沿いで男女別になってるものの、たぶん冬季は湯量の関係か女湯しか使ってなくて、宿泊時点では冬季時間割ということで15~19時が男性専用、あくる9時~14時が女性専用の割り当てになっています。
宮城 蛇のゆ湯吉 露天風呂営業案内

その昔東蛇の湯は、湯が熱すぎて一昼夜冷まして入浴に供してたんだけど、温度が下がったのか量が減ったのか、それとも風呂掃除が面倒だからでしょうか。
宮城 蛇のゆ湯吉 露天風呂
宮城 蛇のゆ湯吉 露天風呂
宮城 蛇のゆ湯吉 露天風呂案内
宮城 蛇のゆ湯吉 写真撮影

浴槽は9m×6mくらいで給湯量は毎分15リットルくらい、脱衣所出入り口付近の湯温は42℃で、泉質のせいかやや体感ヌルメに感じるわずかに青白濁り・微ヌルツル系の湯です。
宮城 蛇のゆ湯吉 露天風呂
宮城 蛇のゆ湯吉 露天風呂
宮城 蛇のゆ湯吉 白熊

洗い場があってシャワー付き混合蛇口×3、ボディソープシャンプーがあります。
宮城 蛇のゆ湯吉 露天風呂洗い場

15時に入って17時半までのんびりして、他客3人が各30分ほど入浴したほかは貸し切りでした、

15時過ぎは外気温6~7℃のヒンヤリでしたが、17時頃には一桁前半くらいの気温になって浴槽脇を歩くと足の裏がかじかんできて、中山平はやはり山の中といえます。
宮城 蛇のゆ湯吉 外気温

湯は昔の記憶ほどヌルツルでなくてちょっと拍子抜けながら、でもまぁ首肩のゴリゴリはかなり楽になりました。
意外と湯疲れをほとんど感じない湯です。

18時前からレンチンでナンチャッテ自炊して、焼きそば&豚焼肉、レンチン野菜&揚げかまぼこMIX、納豆+ほど良い水分の夕食を取りました。
宮城 蛇のゆ湯吉 夕食

3階にはほかに宿泊者の気配がなくて、貸し切り気分で22時頃消灯しました。
弱くエアコンをかけていたので、加湿器も持ち込んで快適に眠れました。

翌朝は6時前起床、露天は昼過ぎまで女性専用時間帯なので内風呂に突入します。

こちらはH字型の建物で帳場がある建物が客室棟、渡り廊下をはさんで内湯棟になってて、ラドン温泉の頃は渡り廊下の脇に露天風呂があったのですが、今回見たら雪で埋まってました。
宮城 蛇のゆ湯吉 渡り廊下

充実した湯上り休憩エリアを抜けた内風呂は4m×6mくらいの変形楔型で43℃、薄い緑色で給湯量は毎分5リットルくらい、やはりそれほどヌルツルでなくて少し期待はずれです。
宮城 蛇のゆ湯吉 湯上りコーナー
宮城 蛇のゆ湯吉 内風呂入り口
宮城 蛇のゆ湯吉 男性脱衣所
宮城 蛇のゆ湯吉 男性浴室
宮城 蛇のゆ湯吉 白熊

洗い場はシャワー付き混合栓が4基あり、ボディーソープシャンプー完備です。
宮城 蛇のゆ湯吉 男性浴室洗い場

後客一人が10分ほど入ったほかはおおむね貸し切りで7時まで浸かります。

いったん上がって軽い朝食と撤収準備して8時半から9時半まで内湯再入浴、30分くらい後客とご一緒しました。
宮城 蛇のゆ湯吉 男性浴室

やはり薄い緑色で、青白濁りの露天風呂と別源泉かと思いきや同じ源泉表示になってます。
過去のラドンの記事を見返すと、湯がなまっている土曜夕方は緑色、湯の入れ替えが終わった翌朝の湯は微灰色だったので、やはり露天は湯が新鮮で、内湯は日帰り入浴客も多くて鈍り気味だからつじつまが合います。
宮城 蛇のゆ湯吉 泉質表示

期待してたほどヌルヌルでなかったのは残念ですが、久しぶりにのんびり湯につかって体の凝り痛みはかなり楽になりました。
宮城 蛇のゆ湯吉

やはり適宜体をメンテナンスするのは大事だなぁと思いました。

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