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須川高原温泉旅館
東北(岩手県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
一関 須川温泉

≪2025年09月宿泊≫(1泊)

ちゃんとゆっくり体を労わって温泉に入ったのはいつだったっけ?というくらい、もちろん夏の盛りは暑くて温泉に入る気にもならないわけですが、そろそろ温泉活動再開の9月です。
もう少し気温が下がってから開始するつもりだったけど、急な仕事予定変更のあおりで、まだやや暑いタイミングに山登り決行することにした週末でした。
宿泊料は¥6270(内税¥570)+入湯税¥75合計¥6345で、自分が足しげく通い始めた頃の2倍、もはや支払いに見合う価値はあるのか?と自問しながらの予約でした。

早く着きすぎると部屋の用意ができてないから意識的にのんびり上ったつもりだけど、結局宿着は13時半過ぎになってしまいました。
岩手 須川高原温泉旅館 国道342号線標識
岩手 須川高原温泉旅館 国道342号線標識

仙人水を汲んで通り過ぎた栗駒山荘は臨時休業してて、聞けばちょっとした事故があって営業自粛中だそうです。
岩手 栗駒山荘

娑婆は29℃ながらここまでくると気温は19℃と快適です。
岩手 須川高原温泉旅館 外気温
岩手 須川高原温泉旅館

チェックインしたらやはり部屋のご用意はまだだそうで、荷物をフロントにお願いして結局いつもの通り大日湯で時間つぶしです。
岩手 須川高原温泉旅館 帳場前
岩手 須川高原温泉旅館 大日湯

大日湯はいつもと変わらず、いい天気だけど意外とイワツバメもブヨもおらずトンボが1匹かすめたくらいで、入浴客も1~2人が十数分いたくらいで平和です。
岩手 須川高原温泉旅館 大日湯
岩手 須川高原温泉旅館 白熊

14時半にあがってフロントにいったら万事話が通ってて、でもセルフ入室するんですよねみたいな言い方をされ荷物運んでくれないのかと言ったらしぶしぶ荷物持ちしてもらえました。

今日のお宿はいつもの702号室、どうやら予約システムに西川さんは702号室ご希望だと記録されてるみたいで、ホントは701号室のほうが好きなんだけどまぁいいことにしておきましょう。
岩手 須川高原温泉旅館 702号室

部屋はいつもながら外鍵がかかる木の開き戸を入ると0.5畳の踏み込み、畳敷き6畳客室スペースの窓側には2畳ほどのキッチンスペースがある自炊部標準タイプの客室です。
岩手 須川高原温泉旅館 702号室

室内設備はヒーター、5チャンネル映る20インチ強の液晶テレビと金庫、座卓とお茶セットで、キッチンには120リットルくらいの二扉冷蔵庫、流し、無料コンロが一基、食器棚があり、食器少々、鍋大小、やかん、包丁・まな板が常備です。
岩手 須川高原温泉旅館 702号室
岩手 須川高原温泉旅館 702号室

食器洗い洗剤とスポンジは常備されていないので、自分は忘れず持参しますが1階売店で調達することもできます。
岩手 須川高原温泉旅館 702号室
岩手 須川高原温泉旅館 702号室

共用電子レンジが須川荘入り口と2階廊下中央部に配置されているので、総菜や弁当持ち込みのレンチン自炊もウェルカムです。
布団は押し入れに2セット、木綿敷布団・羊毛敷布団・毛布・薄めの掛布団のセルフ敷です。
岩手 須川高原温泉旅館 702号室眺め

何に驚いたってナニゲに金庫の扉にWiFiのご案内が貼ってあったこと、ついにここも日本国内になったかと感慨深い一方で、WiFiを整備するより宿泊費を下げろよと思わずにいられません。

入室して一泊の準備を片付け出撃したのは15時過ぎ、やはり大日湯まっしぐらです。
岩手 須川高原温泉旅館 大日湯

須川の従業員も認めたくないだろうけど、正直大日岩は昔にくらべてかなり浸食されて小さくなって没個性になってます。
でも大日湯の解放感はやはり他にはない、この湯だけの魅力です。

ちなみに湯の酸はマイルド以下になり硫黄もあるかないかくらいに薄くなってもはや昔の面影はないものの、外気温が少し下がってまぁまぁ好みのコンディションになりました。

パンチの効いた湯を求めるならもはや蔵王か国見くらいでしょうか、湯質に湯治効果を求める世紀は終わってしまったのかもしれません。

あえていえばここにはまだ多少の転地効果はあって、ギリギリ宿泊料に見合う満足感はありそうな気もします。

それはそうと、2回目に入湯した大日湯は結構後客ひきも切らず、チェックイン前小一時間、再入湯2時間弱で今日は3時間弱の入浴で完全貸し切りは20分ほどでした。

近ごろは換湯は週イチみたいで前日が換湯だったようでまずまず新鮮な湯は43℃、とはいえ酸も硫黄も薄くて古参リピーターとしては物足りない感じです。

せっかくだから16時半くらいに大浴場も覗きましたが白濁する元気もない薄薄な感じで、でも併設露天が適温41℃だったので他客に混ざって少しゆっくり入ってから部屋に戻りまた
岩手 須川高原温泉旅館 大浴場前ん
岩手 須川高原温泉旅館 大浴場
岩手 須川高原温泉旅館 大浴場露天
岩手 須川高原温泉旅館 白熊

霊泉は45℃くらい、入れなくはない温度だし貸し切りになるものの、あまり入る気にならず覗いただけで撤収です。
岩手 須川高原温泉旅館 霊泉

夕食はシンプルに豚焼肉、レンチン野菜、シシャモとか練り物、盛りうどんと適量の水分などさらっと済ませました。
岩手 須川高原温泉旅館 夕食

体をいたわるのが趣旨だからよい子の21時消灯6時起床、翌朝は6時過ぎに大日湯を攻めます。
事前の天気予報は雨だったのですが霧雨かなり濃いガスで、ここではいつもの天気といったところです。
岩手 須川高原温泉旅館 眺め
岩手 須川高原温泉旅館 大日湯

湯温はやはり43℃、刻一刻と風呂の風情が変わるのもこの湯のいいところで、時折霧雨や小雨が降るもののそれもまたよしです。
1~2人が入れ替わりで貸し切りになったのは15分ほどでした。
岩手 須川高原温泉旅館 大日湯
岩手 須川高原温泉旅館 白熊

一旦撤収準備の後に8時半から外気温15℃のなか9時半まで再び大日湯、さすがこの時間だと入浴者は少なくて、少し天候回復したことだし42~43℃の湯を独占し、もう少し涼しいといいなと思いつつ名残を惜しみながら撤収しました。
岩手 須川高原温泉旅館 大日湯

ほかに変わったところとしては、大日湯の洗い場にシャワー付混合栓が1基できたのとオニヤンマ君がぶら下がってた事、それから須川荘の中二階のトイレの一室が温水洗浄トイレになってたことでした。
岩手 須川高原温泉旅館 大日湯洗い場

快適性が上がるのはまぁ良いとして、でもそれより宿泊料を下げてほしいものです。

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