ITコーディネータ システムアナリスト 西川雅樹のホームページ


古遠部温泉
 (おおむね基本情報)

場所、アクセス

古遠部温泉は このあたり(新規ウィンドウ)
仙台からだと東北自動車道で碇ヶ関インターを降り、国道7号線を南下、国道282号線に分岐して小坂方面に走ってICから5km強を山の中に分け入る。だいたい4時間くらいか。

営業期間等

いちおう今のところ通年営業。
今回は問い合わせたところ13時過ぎくらいならチェックインOKとのことで14時頃着

宿泊料金

2名以上で一人一泊2食@7500、1名で一人一泊2食@7700
自炊湯治は1部屋1人だと@2900、1部屋2人だと@2600でガス・水道・電気料金込み、布団をレンタルする場合は1日@700追加。旅館宿泊・湯治ともそれぞれ食事有無のカスタマイズができるみたいだ。
料金表には冬季暖房料金チャージの記載はなかった。

一人一泊2食@8300。長期湯治は1部屋利用人数によりガス・水道・電気料金・税込@2500~@3000に布団をレンタルする場合は1日@700追加。素泊まり@4500。冬季は暖房費一部屋@500。食事つき湯治もあり。 2014/05料金改定

風呂

<男女別内風呂>
2m×5mくらいの男女別内湯の湯船に黄土色濁りの42~43℃の鉄泉がじゃんじゃん、あふれ出しドボドボ状態でかけ流し。
昔来た時は湯口周辺は析出物でコテコテだったが綺麗に取り除かれていた。数か月に1回、数日かけてハツるのだそうだが、析出物があるほうが風情があっていいのだが、きっと成長が激しくてメンテせざるを得ないのだろう。
シャワー&蛇口ブース(1基)ができていてびっくりした。ボディーソープとシャンプーもあった。
なお20時からと5時から各30分風呂掃除で入浴不可。

<効能(泉質別適応症)>
・古遠部2号源泉(ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩泉)
切り傷、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病、動脈硬化症

周辺の買い物・飲食処

<買い物>
近辺には店舗はない。まとまった買い物なら小坂か大鰐のマックスバリューあたりだろうか。

<食事処>
近辺には店舗はない。小坂か碇ヶ関あたりだろう。

食事

日帰り昼食としては麺類+丼類+数種類の定食がある。
宿泊の食事は帳場階の大広間でいただくように見えた
宿ご主人のお話しでは、揚げたて天ぷら、焼き立て川魚を心掛けているのだそうだ。

飲食物持込

自炊は無論OKだが2食付きは不明

共用設備など

<炊事場>
客室フロア浴室横に無料2口コンロ×2、電子レンジ、120リットル程の共用冷蔵庫からなる小さな炊事場がある。
横に洗面所兼用の流しで水蛇口×2+温水蛇口×1がある。
鍋釜類若干あり、食器見当たらず、食器洗剤あり。

<トイレ>
浴室横トイレは男女共用・洋式簡易水洗ながら温水洗浄式なので、てっきりボットンだと思っていたのでかなり驚いた。トイレクイックルまであった。
もっとも帳場階のトイレはボットン。当地は青森屈指の寒冷地で水洗用の水源が凍ることもあり、リスクヘッジのためにボットンを残しているのだそうだ。

<洗濯機>
男性浴室入口横に1台。

その他の情報

客室は十数室ほどで、湯治宿の先入観で訪問したらご案内いただいた部屋は真新しい部屋だったので何かの間違いかと驚いた。
FOMAはしっかり圏外である。静かな湯治宿のレベルを維持するために、中継局を誘致するつもりは無いとキッパリ社長は言い切っておられた。
部屋鍵は浴室内に持ち込むと腐食してしまうため、脱衣所までしか持ち込まないようにとのこと。
他のお客さんのついでには違いないだろうが、わざわざ朝コーヒーを部屋までサービスしていただいたのに感謝。
今のところ通年営業しているもののホントは厳冬期は休業したいのだそうだ。でも青森県でも最酷寒の当地にわざわざ風呂に入りに来るお客さんもいて、そういうお客さんのために休むわけにはいかないのだとのお話だった。
ちなみに、ホームページを開設してヘンな客が来るようになるのもイヤなので、今のところホームページを作るつもりはないのだそうだ(←2014/06ホームページ開設準備中とのことだった)。

全般的な宿泊所感

もっとBOROいものと思いこんでいたのだが、最近手を加えたようで全然新しい客室環境で驚いた。
温水洗浄洋式水洗便所だし、浴室にシャワーブースもできているし。
つくづく間もなく暖簾を下ろす秋元温泉のことを想ってしまう。変わることができる者、あるいは後世に遺したいものを持つ者だけが生き残れるのだ。
「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」当選が必ずしもよいかどうかはともかく、地域振興のためにもと敢えて変わる覚悟を決めて湯を後世に遺す道を選んだことは大いに評価されるべきだろう。
巡回しなければいけない温泉宿が増えちゃったかもな。

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